Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

本「天皇の影法師」

2012-12-10 13:54:20 | Book
猪瀬直樹著「天皇の影法師」を読了。
自分の知らないことがいろいろ書かれていて面白かったです。
大正天皇が崩御されたときのことが詳しく書かれていて、次の年号が昭和になったいきさつがミステリーのように解き明かされて書かれています。また、「光文」という年号になるという誤報が新聞に載ったことについても深く調べてあり、どうしてそういう誤報がでてしまったのかが推察されています。
私は大正天皇についてほとんど知識がなかったので、病気がちであったとか、昭和天皇が早い時期に摂政となっていたとか、初めて知りました。
また、葬礼の際に、棺をかつぐ役目を担う人々が京都県の山間の集落の村から選出されていて、その村の人たちを八瀬童子と呼ぶということなどもまったく知りませんでした。
森鴎外についての文章もあり、彼の最晩年の話が調べて書かれています。私は、子供の頃から森鴎外より夏目漱石が好きでした。読みやすいし、子供には話しが面白かったのでしょうね。でも、歴史的な人物として見ていくと、森鴎外はとても重要な役割をしているのだなと思うようになりました。彼の墓石には彼の意思により、「森林太郎の墓」とのみあるそうです。彼にとって明治という国家が与えたいくつもの役職や褒章は意味をもたないものだったようです。それはなぜなのか、また元号について彼がどう考えどうかかわったのかもわかります。
マクルーハンが書いていたかと思いますが、本を読むときに新しい知識が含まれる割合は30%くらいまでがよいそうです。それを超えると、何が書いてあるのか頭脳がスムーズに処理できないとか。猪瀬氏の本は、ちょっと私には新しいことが多すぎて、読むのに頭が疲れます。だからすぐにではないですが、たまに彼の他の本にも手を出していこうと思います。
それにしても、東京都知事になるのかなー。結果が楽しみです。
体調は良好。外はかなり寒いので、家でゆっくりしています。