Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

ダイアン・アーバス展@アムステルダム写真美術館+Yamazatoランチ

2012-12-16 12:16:49 | Wblog:お出かけMuseum
Foam(アムステルダム写真美術館)でダイアン・アーバス展をやっていたので観に行きました。
ダイアン・アーバスは、1940年代から71年に自殺するまで活躍したアメリカの女性写真家。サーカスの人々や、服装倒錯者、精神を病む人々など、異端の人々を撮った写真が多く、今回オランダでは初の大きな回顧展でした。200ほどの写真と、彼女の人生について年代にそってまとめた展示、使用カメラの展示があり、かなりきちんとした内容豊富な展覧会でした。
最後に使用したペンタックスのカメラを彼女が気に入って、それを手に入れてとても嬉しそうな手紙の文章があり、それは1971年のことなのですが、その少しあとに自殺してしまうなんて、どんな心の動きなのでしょうか。
彼女が丁寧につけていたメモダイアリーの手帳も数点展示があり、自筆の文章を読むことができます。
私がダイアン・アーバスを知ったのは、Patricia Bosworth著の訳書『炎のごとく―写真家ダイアン・アーバス』(文藝春秋、1990年)を買って読んだからです。どうしてこの本を手に取ったかははっきり覚えていませんが、当時おそらく良い書評が載っていたのでしょう。
今回の写真展で、実際の彼女の写真をたくさん見たのですが、どれもこれも悲しそうな人々の写真ばかり。人生の悲しみがあふれでているような、そしてその人生の複雑さがあふれでているような写真ばかりでした。
もっとゆっくりと見ていたかったのだけど、ランチの時間がなくなってしまうということで、後ろ髪をひかれながらFoamを後にして、ホテルオークラへ。
日本食のYamazatoへ駆け込んだのが1時半。いつもは四季の御膳というコースメニューをいただくのですが、早く食べられるだろうと松花堂を注文。これは写真のようにおかずがお弁当のように入っていて、その他、お味噌汁、お漬物、鮭といくらがのったご飯がついてきます。かなりの量で、食べ応えがあります。鮭といくらご飯、焼き魚などがおいしかったです。夫は、照り焼きビーフがおいしかったそうです。デザートも付き、抹茶と小豆のアイスクリームフルーツ添えでした。結局ランチをするのに1時間半くらいかかりました。
その後、マドレーヌ型が欲しくて、ダム広場近くにあるデパートBijenkorfへ。クリスマス前ということで人が多いこと、多きこと。マドレーヌ型は見つからず、そのあと他のお店も見ましたが、見つかりませんでした。残念。
人ごみのもまれ、疲れて、帰って来ました。
最高気温が8度と、暖かめの日だったので、思い切ってアムステルダムへ行ったのですが、楽しかったです。
体調は良好です。夫が少し風邪気味なので、うつらないように気をつけなければ…。