Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

Concert:Within Temptation 「Theaters On Fire」@ユトレヒト

2015-03-11 08:13:26 | Concert
Within Temptation(ウィズイン・テンプテーション )をユトレヒトの駅そばのVredenburgで見てきました。
クラシックをよく聞きに訪れるVredenburgの大ホールですが、舞台の後ろ側にある客席は大きなスクリーンで見えないようになっています。
Within Temptationはオランダ発の世界的にも有名なバンドで、ボーカルのシャロン・デン・アデルの透き通ったハイトーンボイスが特徴的ないわゆる シンフォニック・ゴシックメタル・バンドです。1996年結成で、シャロンの夫のRobert Westerholtがギターを担当していましたが、2011年に育児に専念するために夫は脱退しています。3人の子どもがいるそうで、外国ツアーなどもある中、親がずっと家にいないわけにはいかず、シャロンはWithin Temptationの核となる存在なので、夫のRobertが家にいる選択をしたのです。
シャロンが歌う姿を見ながら、シーナ&ロケッツのことを思ったりしていました。
シャロンは最初、角のはえた被り物と白でスカート部分が黒のフリフリのロングドレスを着て登場。1曲目をガンと決めたあと、舞台そでで被りものをとって舞台にでてきて歌い、次はスカートの黒い部分をとって、白のロングドレスとなって登場、また消えたと思うと、ステージの2階部分に現れ熱唱、そして、ミニスカート姿になってまた登場と、めくるめくように衣装が変わっていきました。
スクリーンは2層になっており、舞台は中世のようなでも何かが違う異界の王国の宮殿の中のような感じで、華やかな衣装を身に着けた宮廷オーケストラが映像として映し出されます。シャロンが2階部分で歌うと、シャロンの前に水しぶきが飛び散る映像効果があったり、今回映像部分でもとても楽しむことができました。
中でも途中で赤いドレスを着た別の女性シンガーが登場し、シャロンと歌いあい、最後にハイファイブをするのですが、私は目が悪いこともあり、実際に女性が登場したのだと思っていたのですが、あとで映像だったことを知りました。
ドラム、二本のギター、ベース、キーボードがWithin Temptationのメンバーですが、今回はそれに加え、チェロとバイオリンの演奏者がいました。
ドラムの音は太く、ガンガンきます。ベースのうねるような音もよく、キーボードも効果的に要所要所に響きます。ギターのプレイスタイルもカッコよかったですが、最後のほうになるまで、個々の音が他の音に消されて、あまりはっきりとは聞こえなかったのが残念です。
シャロンやギターが動き回り、映像はどんどん変わり、ライティングも忙しく変わり、独特の世界が息をつくまもないほどに展開されました。
私はWithin Temptationのきちんとしたリスナーではないんですが、ショーとしてとても楽しめました。
途中休憩がある2部構成で、8時20分頃に始まり、10時半に終わりました。
外国からこのコンサートに来ている人も少なくないようで、コンサートのMCも英語でした。
座席がるコンサートだったので、みな座って聞いていて、やっと最後のほうになってから立ちだしました。もう少し早めに立ってビートにのれるとよかったです。年齢層はばらばら、すごく若い人は少なかったです。
以前にWithin Temptationのコンサートに行ったときは、黒ずくめのゴシック系の衣装を着てメイクをした客が目につきましたが、今回は2、3人しか目にしませんでした。
今回のツアーは、オランダ各地で22回、海外で17回行うそうです。
体調は良好です。