旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

第14回 国際バラとガーデニングショウ その1

2012年05月15日 11時34分47秒 | ガーデンショウ・レポート

今年も行ってきました第14回 国際バラとガーデニングショウ
いよいよローザリアンたちのお花見の季節が始まりますね

2012年のテーマは「バラで素敵な暮らしはじまる」
過去4年訪れていますが、今までで一番バラの数も種類も、ほかの花々も多かったように感じました。
レポート「その1」では、コンテスト以外のテーマガーデンの中から、私の個人的な趣味で選んだいくつかの庭をご紹介します。

入口を入ってすぐの「天使の舞い降りるローズアベニュー」は大野耕生さんが手がけています。
白バラを使った芝生のアプローチは教会をイメージしたとか。
あふれるバラ色たちの中で、逆に目を惹きました

バラは河本純子さんの作出したバ品種を中心に使われています。
微妙な中間色が、西武ドームの照明と相まって、上手く撮れなかったけど、素敵でしたよ

パーゴラのバラが不思議
中心部が濃い色になっているのは花が終わっている証拠なのかしらん
狙いなのでしょうか・・・すごく気になりました。

格子に上手くハマった黄金の額縁から覗くバラ。
作品紹介ののようでもあり。

 

今回のメインガーデンは「Cath Kidston の魅惑の庭
マーク・チャップマンさんが手がけています。
ガーデン内を巡ることもできるのですが、10時30分ごろで40分待ちの長い行列ができていたので、内部見学は諦め、バラがつたうカントリーハウスを遠巻きに眺めました。

でも、庭につながるダイニングは、外周からもチャンと見えました
ブランドの象徴でもある花柄のファブリックが、愛らしいですね。

 

子どもと楽しむ花育*バラ育がテーマの深野俊幸さんの「魔法の庭~ハーブの不思議な力~
黄色いやかんや洗面器のハンギングや、テラコッタオジサンなど、遊び心のある、子供の喜びそうな色合いの入り口付近。

ガーデンの外周ではデルフィニウムが目立っていますが、大きなアーキチョークがたくさん植えられていて、面白い
中では子供たちがガーデニングをしている風景を想像させる演出が随所に。

 

吉谷圭子さんの「妖精が作るねむり姫の庭
「眠れる森の美女」をイメージした庭で、ストーリーのある庭が好きな私としては、解り易く、毎度色合わせも見事で、今までいくつか拝見した吉谷さんの庭の中で、一番好きかな

お姫様の天蓋の中の、珍しい花は何なのでしょう。


このドラゴン、結構気に入ってしまいました。ご主人の作品とか。
妖精を見つけた時は、ちょっと嬉しかった
だって、妖精がこの庭を作っているんですものね。

 

メロウでロマンチックなガーデンでフアンも多そうな清水守也さん&きよみさんの「Pure Heart in the Garden
実は色合いが一寸苦手なんですけど、今回好みの感じだったのは、この暗い色の窓枠の建物のせいかも。

中の大きなガラスに映っている人だ~れ

 

今年は枚数限定で、内覧会のチケットも出回っていましたから、指定の販売店(私が広告で見た限りでは都内に二店)でそのチケットを購入すれば、混雑を避けることができ、しかも並ばずに済んだかもしれません。

続く

 


 

 


丸の内仲通りガーデニングショー2011

2011年10月21日 21時48分05秒 | ガーデンショウ・レポート

本日から始まった「丸の内仲通りガーデニングショー2011」へ、早速行って来ました。
今年のテーマは「花笑み
テーマも、3月に起きた震災からの一日も早い復興ヘの願いが込められています。

街灯に吊られたハンギングバスケットが通りを彩るなか、幟に「元気!For Japan」の文字が。

 

テーマガーデンは、只今「三菱一号館美術館」で開催中の「トゥールーズ=ロートレック展」とコラボして「ロートレック ガーデン」
黄色のバラ「トゥールーズ・ロートレック」が手前にふんだんに植え込まれていました。(写真上)
反対側は赤いダリアを中心とした秋色の植栽(写真下)

コンテストガーデンは、どのガーデンもテーマに違わない、秋らしい花が一杯の、つい微笑みたくなるガーデンばかりでした
その中で特に印象に残ったガーデンをご紹介します。

希望の轍
手前は荒れた庭にサルベージのボール「元気玉」(写真左)置かれ、中の緑のリヤカーの奥は段々のお花畑(写真右)が続き丘の上には紅葉が。

花たちの舞踏会
白の背景と赤やピンクの草花の対比が印象的で、シクラメンの寄せ植えが可愛らしかった。

今、ここにあるということ
毬藻の様なボールにリズムを感じました。

 

「「力」あふれる小さな庭」
石組みと積み重なった瓦に並々ならぬテクニックを感じた庭。プロだ~

小人村のフロントガーデン
こんなお家を訪れてみたい。

 

Meguri-ai
黒と白のコントラストが印象的でした。

 

森羅万象を切り取る庭
赤い枠が野生的な庭を更にクッキリ見せているような感じがして、人工物と自然が不思議とマッチしていたように感じました。

 

はなうた
私の一押しのガーデン

デザインも植栽も、細部までとても良く作りこまれていて、錆びた鉄の柵に踊る緑の音符達が、「一緒にうたいませんか」と呼びかけているような、
鍵盤の上を、幼い子どもがぴょんぴょん飛んで椅子まで向かっているような、
花たちがその音に合わせて伴奏しているような、
心が温まり優しい気持ちになり、つい微笑んで歌を口ずさんでしまいそうな、素敵なガーデンでした

このデザイナーさんの今後が楽しみだし、私はやっぱり物語と「人の存在」を感じる庭が好きなんだな~と思いました。

 

ブリックスクエアの中庭では秋バラが綺麗に咲いていました。
手入れの行き届いた庭を見るのは至福の一時です

植物の持つパワーが、訪れた多くの方々の心に届き、心癒されると同時に、これからの希望へと繋がっていきますように。

 

 

               

 

本日のランチは大手町の「DEAN &DELUCA 」のカフェで。
一時期、此処のロゴ入りのトートバッグを、やたら街で見かけて、ナンナンダロウと思っていましたが、食材屋さんだったのですね。
オシャレなオフィス街を眺めながら、ワォ、私って、なんてアーバン


散々ガーデンを巡った後帰り際に寄ったのは丸の内の「一保堂茶舗」
お釜で沸かされた湯でたてていただいた抹茶と、京都の「幸楽屋」から取り寄せた和菓子「菊きんとん」。
和菓子は素材の甘みだけではないかと思うくらい自然な味で、練りきりなのに"ふわっ"としているの。
どちらも大変美味しく頂きました。

 

例年であれば日比谷ガーデニングショーもはしごするのですが、明後日、北海道へ帰省するので、明日から始まる日比谷の方は今年はパスしました。

なので、10日ほどブログはお休みします。

この時期帰省するのは、四半世紀ぶりかもしれません。
すっかり寒くなっているはずの北海道は、どの様な風景になっているのでしょうか
取り合えず、温泉へ行くのが楽しみです

 

 

 


第4回 綾瀬ガーデニングフェア

2011年10月01日 17時12分09秒 | ガーデンショウ・レポート

秋らしく、涼しくなりました。
行楽日和が続きそうです。

私のグループも参加する第4回綾瀬ガーデニングフェアの様子のなかから、皆さんの個性的な演出の一部をご覧いただきたいと思います。

大きな、ちょっと本格的池を作って金魚が悠々と泳がせているコーナーあり。

 

お子さん達の手作り作品が飾ってあるカラフルなコーナーあり。

 

ジャコランタンの居る、秋の草花で彩られたコーナーあり。

 

うさぎチャンと可愛い花壇のあるコーナーあり。

 

一年草の花壇の中にガーデンチェアーがあるコーナーあり。

 

手作りペイントの小鉢と暖色系の花が咲くコーナーあり。

 

ソーラー発電の水車小屋と風力発電のあるコーナーあり。

 

多肉植物の寄せ植えが屋根のようなコーナーあり。

他にも見所沢山です

寄せ植えも力作ぞろいで、甲乙つけがたい

 

業者さん主体のガーデンコンテストや、市民参加のコンテナガーデンや、ハンギングバスケットなどのコンテストは多々あれど、市民の手作りのミニガーデンが並ぶコンテストやフェアは全国的にも珍しいのではないかしら。


ガーデン作りをしていると、今までとは違った思いも湧いてきたり、面白いアイディアが閃いたり、他の方々のガーデンから刺激を受けたり、勉強になることが多く、今後の庭作りに生かして行けたら、と思いますし、庭を全体的に考えるとても良い機会になると思います。

チャンスがあったら、是非トライしてみてはいかがですか?
参加することに意義がある」と思っている私の挑戦も、これで3回目となりました

 

 

 


東の魔女の庭

2011年09月29日 17時38分23秒 | ガーデンショウ・レポート

第4回綾瀬ガーデニングフェアに私のグループが出展した庭をご紹介します。
題して『東の魔女の庭
ハロウィーンも近いですし、『西の魔女が死んだ』への私なりのオマージュって言うのでしょうか、思い入れから考えた題名です。
副題は「ハーブ畑でハロウィーンの準備に大忙しの魔女の時計は、いつも真夜中を指しています。

黒猫のオブジェを中心とした全景
副題の意味、お気付きになりますか
影がヒント

左側は全体的に、緑色と銀葉とブルー系の花を植えました。

 

手前は、魔女が魔法の薬を作る材料となる香りのハーブガーデン

奥は明るい森の泉のイメージで、メダカの住むビオトープを。



黒猫のいる中心部
猫の足元には「西の魔女」が植えて実でジャムを作ったワイルドストロベリー

このサークルは何を意味しているでしょう。

右側は、銅葉と赤や暗めの色の花を植えました。

右手前のオーナメンタルグラスとジャコランタン。

右奥の割れた鉢から、胡桃の流れが。寄せ植えの実は、いずれ真っ赤になるはず。

裏には枯れ枝で黒猫用のゲートを。


中心の柱には小さなもとまっています。

煉瓦の穴にはマンネングサの芽を植え込みました。
貝割れ大根ではありません

 

東の魔女の庭には「日時計」が在るのです。写真を撮った時刻は、14時頃でした。
右半分が左半分がを表したつもり。
夜から流れるを胡桃の殻で表現したつもりです。

胡桃はくるカラ.ネットサンで取り寄せました。鬼ぐるみの黒色が効いていると思うのですが、いかがでしょう

 

訪れる方は一番先に胡桃について質問されます。
「どこでこんなに探したの?」とか、「コレをむくのは大変だったでしょう!」とか仰っていただくと、
「通販で買いました」と言うのが、ちょっと心苦しくて
年配の方には
「田舎が岩手だから、胡桃については詳しいんだけど・・・」とか、
「長野では河沿いに胡桃の木が沢山植えられていて、台風の後なんか、川に胡桃が沢山流れてくるのよ。」とか、
「昔はこの辺にも植わってた。」とか、色々教えていただいたり、何かと話題を提供しております。

そうしたコミュニケーションも楽しみの一つな「第4回綾瀬ガーデニングフェア」は10月15日(日)まで、綾瀬市役所裏庭で絶賛開催中
10月2日、3日には市民による人気投票も行われており、先着100名の方に、バラの苗木を無料でプレゼント
お近くの方は是非、足をお運びください

明日は他の方の庭や、コンテナガーデン・コンテストの様子をお届けできればと思います。

 

 


初夏のハウステンボス~ガーデニングワールドカップ2011国内予選

2011年05月29日 10時00分56秒 | ガーデンショウ・レポート

ハウステンボスではバラ祭りと同時期に「全日本ガーデニング選手権大会 ガーデニングワールドカップ2011国内予選」も行われており、それを見るのがこの旅のもう一つの目的

一次選考を通過したガーデンが12作品。
招待ガーデナーの作品とあわせて15個のガーデン(4.0m×3.0m)がアートガーデンサークルエリア内に展示されておりました。
作品の中から上位2名が、今秋のガーデニングワールドカップで作品を制作できるという事です。
詳しくは上記のタイトルをクリックして見てくださいね。

全体を見た感じでは壁面緑化の庭が多く、ほとんどのガーデンで小花が多く見られました。
「緑と花による再生への祈り」というテーマのせいなのかな。

一等賞の金賞に輝いたガーデン「平穏な森」。
提示されていたプランツリストだけでも52種類あるのですから、実際にはそれ以上の植物が植え込まれているでしょう。
中をくりぬいた球体の外側も内側も、これでもか、これでもかと、植物が隙間なく植え込まれ、植栽のテクニックも素晴らしいし、小花は可愛らしいし、何より強烈なインパクト
ガーデンというより植物を使った「アート」作品そのものです。

                 

中には泉のような水の演出。御伽噺に迷い込んだみたいな気分。
非現実的ですが、素晴らしかったです


他の作品も素敵でしたので、いくつかご紹介。

オリーブの古木が生命力を感じさせる「ぐるぐるの木」。

 

 

招待ガーデナーの加地一雅さん(風雅舎)の「人と自然の共生目指して」。


主木の裏に配された瓦礫が、「再生」を印象づけた「生命の力強さと生きる喜び~幸せの裏と表
銅賞でした。


ブルーグリーンの大きな壺が庭を引き締めていると感じた「祈りの森
ここに水が落ちる仕組みになっているようです。

私が一番好きだったガーデンは「大地の詩(うた)」。
植物の色使いも好みでしたが、石と植物のコラボ具合がとても自然でイイカンジだな~と思ったんですよね


戸外での展示で、しかも全方向から見ることができるので、ぐるりと巡って風景全体を楽しめ、自身のガーデニングにも、とても参考になりました。
洋風のガーデンが少なかったのですが、和風の方が世界にはアピールできるのかしら。
ガーデンコンテストを見始めた頃に雨がパラついてきて、上手く綺麗な写真を撮ることができなかったのが残念

お天気も悪くなってきたので室内で楽しめる展示を探してハウステンボス美術館へ。
花のポスター展とイングリッシュガーデンの写真展が開催中。
写真展はガーデニング雑誌「BISES」の100号記念「憧れのイングリッシュガーデン写真展」の巡回展でした。

 

 

イギリスの有名フォトグラファーが撮った本場のイングリッシュガーデンの写真を見ているうちに、ハウステンボスのガーデンを巡りながら、何となく感じていた違和感が心の中に大きく広がりだしました。

きっとこれらのガーデンには、地元の特産品売り場のテントも、はためく幟も、イベント広場も無いのだろうな・・・ってね

それは歴史であり文化でありガーデンに対する価値観の違い。
日本の「ガーデニング」はまだまだ始まったばかり。人寄せパンダでも仕方ないのかな

美しい写真に囲まれて、身の毛がよだつような孤独感を感じながら、いつかバラやガーデニングが個人の趣味や流行を超えて、日本でも文化になっていって欲しいと願わざるおえない私でした。

 

次回は庭以外の見所など。

 


第13回国際バラとガーデニングショウ ~ その3

2011年05月15日 21時22分45秒 | ガーデンショウ・レポート

 国バラショウのハンギングバスケット群。
大きく立派で開店祝いに一ついかが

写真右下は多肉植物で作った花絵。写楽かな。多肉は見た目より扱いが難しいと思う。
根気のいる作業だったのではないかしら。

大輪の花火が上がり続ける中、小作品を見てホッ 我が家の壁にも一つ欲しいかも。

 

「バラの香り研究所」が設置されていて、色々なバラの香りを珪酸カルシウムに混ぜてボール状にしたもので、実際に嗅ぐことが出来ました。
自分で育てているバラの香りは判断できるようになりましたが、その他は分からなかったので、覚えなくちゃとここぞとばかりに嗅いでみましたが。

覚えられたかな  



とても良い香りだったので自分のお土産に「香りのお守り」を買ってみました(写真 真ん中)。
なにやら集中力アップに効果があるのだとか。
いくつかの香りがミックスされています。爽やか系かしら。

今回のショウでは東日本大震災復興支援のために義援金を募って、寄付をすると「バラシール」をいただけます。
早速バッグに貼ってみました。


苗屋さんが多くて、バラ苗にも心ひかれはしましたが、気に入ったバラがなく、ブラブラしていたら「かたくり工房」の看板を発見
中をのぞくとガーデンデザイナーでオーナーの阿部さんがお店に立っていらっしゃいました。
せっかくなのでお店に入るとガーデン雑誌BISESの編集長の八木さんが呼びかけ人となって始めた「3.11 Garden Charity」の袋が。
中に何が入っているのかというと、ポストカードと種の袋とスティッカーとピンバッジ。
これで1500円と聞いて、チャリティとはいえちょっとな内容に買うのをためらっていた私ですが、かたくり工房さんでは阿部さんデザインの携帯ストラップ(写真右下)をオマケに付けてくださるというので、一つ買ってみました
とても喜んでくださったから、もしかしたら私が初めての購入客だったのかな。

 

今年も「北海道ガーデン街道」の宣伝ブースがありました。
来年は十勝ヒルズで「北海道ガーデンショー」が開催されるのですよ。
これは帰省計画に入れておかなくちゃね

 

今年も楽しませていただいた「第13回 国際バラとガーデニングショウ」は明日まで開催されています。

 

 


第13回国際バラとガーデニングショウ ~ その2

2011年05月15日 09時25分26秒 | ガーデンショウ・レポート

コンテストガーデンの全体的な印象としては、テーマ性ゆえかアイディア不足か、それとも見に行く私が4回目ともなるせいか、似た様なテーストの庭が多かったように感じました。
オリジナルな庭も2、3あったけれど、植えている草花やバラ、そして見せ方がなんとなく似通っていたように思いました。
その中で有名どころと、気に入ったガーデンをアップしました。

 「Greenfinger」
(有)清水工業GARDEN
2度目の大賞受賞作品。
デザインも植栽も淡い色合いで優しい印象ですが、あまりにメロウでは。
チョイ苦手

「子どもと楽しむバラの庭」
木ごころ
風評被害に苦しむ福島の生産者の植木と草花植物を使った植栽。
子ども目線な野菜畑があり、遊び心のある遊具と小椅子&テーブルが、チビッ子たちの笑顔を想像させます。
フェンスを覆うカーディナル・ヒュームと手前の石組みの中の植栽、好きだわ

 

 「木漏れ日の庭」
矢野真規
こげ茶&ベージュの組み合わせ大好きな私がグッと心惹かれたガーデン。
色数を押さえてあるのでチャラチャラしていなくて、黒い噴水が効いていてアンティークな印象。
大人のパティオ(中庭)はこうでなくちゃ

 

「We Will Last Forever ~おじいちゃんが大好きだった庭 そして50年過ちました」
euro building material 欧州建材
大きな庭の中で一番好きだった作品。壁の色に惹かれちゃったのかも。
アイアンのガーデンファニチャーの使い古した感じが庭のテーマを物語っていて、手前に野菜畑もあり、是非訪問してみたいガーデン。

 

「See Eat Enjoy!!」
ガーデン工房KIKI
色々な仕掛けのある可愛らしいガーデン。西洋の童話に出てきそうなお庭かな。

 

「私の癒しの空間」
国分造園
中心の円柱から伸びた大木と花の滑り台のような低い塀がとても気になった庭。
同じような花が入っているのだけれど、ちょっと違って見えた。

 

「青い鳥のすむところ」
高柳登美
この庭をみたとき、デザイナーさんの名前が浮かんだガーデン。ビンゴ
小花を多用したガーデンに淡い水色が似合っていて可愛らしいガーデン。
この水色、最近見かけますが、先日ホームセンターに行ったら「バラ庭にあう色のペンキ」と銘打ったシリーズがありました。
「THE ROSE GARDEN COLOR'S」とか。それかな~

 

「オアシス」
庭伸
同じ水色でも此方は濃くて白とコントラストがバッチリ
白い石で覆われた菖蒲の鉢は、和モダンという感じかしら。

 

「ガーデナーの休息」
NIWAYA 堀越造園
手押し車は多肉植物の寄せ植えコンテナに。
奥の苔の丘が里山っぽい雰囲気を出していて、田舎暮らしのイメージ。

 

「Trous Couleures]
関野樹
手前の蔓のアーチと白い壁に水色の扉がミスマッチのようだけど、すっきりとしていて気に入った玄関前。

 

beyond the frame ~まじりあう色彩~」
atelier nana
玄関前にこの様な傾いた壁があったらさぞかし邪魔だろう、と思うけれど、こげ茶色とベージュの組み合わせ、こげ茶色と赤の組み合わせ、フレームを照らすアンティーク風なスポットライト、抑え気味の花色等々、それに勝る植栽や色の配置だったので、コンテスト全体の中で一番好きでした。

他の方々の庭も素晴らしかったけれど、こうしてアップした庭を見ていると、自分の好みが一目瞭然
評価とはその様なものが大きいのかもしれません。

 

それにしても、今回の国バラショウはガーデンよりお店が多く、しかも苗屋が増え、コンテストガーデンの展示もお店の隣や並びだったりして、どこがコンテストでどこが店なのか、混乱する箇所もあり、十分ガーデニングコンテストを楽しめなかった。
お店とコンテストガーデンは二度と混在しないでいて欲しいです。
ガーデン自体の出展が少ないように感じるのは、そのせいもあるのではないでしょうか。

通路に設けられた四角い植栽枡は何のためだったのかしら。
混雑する会場には邪魔だったのでは。角が危ないのでせめて円形にする配慮があっても良かったのに。

色々と不満もあるけれど、高校生や大学生が経験をつむ場ともなっていているし、何よりバラと庭を楽しめるし、有意義には違いないです。

「その3」では、その他のエピソードを。つづく・・・

 

 


第13回国際バラとガーデニングショウ ~ その1

2011年05月14日 10時56分05秒 | ガーデンショウ・レポート

昨日、「第13回国際バラとガーデニングショウ」へ行ってきました。
お天気が良く、私の到着が11時近くだったせいもあってか、会場内はいつにも増して混んでいました。
全体を通して上手く写真が撮れなかったのですが、雰囲気だけでもお伝えできればと思います。

今回のテーマは『印象派の庭』ということで、ゴッホやモネといった画家の絵画からインスピレーションを得た庭が多かったようです。
その1ではメインガーデンを中心にアップしました。

ローズアベニューはバラの香りで満たされておりましたが、如何せん通路が狭くて人ごみ
正面から少し離れた場所に、好みの風景を見つけました。
ユ・メ・ミファクトリーさんの作るフランスのプロバンス地方の雰囲気がひっそり出ているコーナー。

 

フラワーデザイナーのローラン・ボーニッシュさんのプロバンスの田舎小屋のキッチンと庭
小物がいちいちアンティーク風で素敵。草屋根が建物にナチュラルな風景をプラスしています。
ちょうどここでご本人がフラワーアレンジメントのパフォーマンスをされていて、しばし拝見
濃い色の取り合わせが印象的なフラワーアレンジメントでしたよ


ウィッチフォードの印象派~ゴッホ・モネに魅せられ
ゴッホの絵にインスピレーションを得たという「黄金の糸杉」が中心にそびえる、イギリスのウィッチフォードポタリー、ジム・キーリングさんデザインの庭。
倒した鉢でロックガーデン風な植栽を演出しているのが、楽しかったかな。
黒塗りのポタリーは横浜バラクラにもあったもの。云百万円しそうです

 

画家とガーデンデザイナーの2人がつくりだす印象派の色彩の世界 『モネの庭』
片岡鶴太郎
さんが描いた「モネ庭」のイメージを、ガーデンデザイナーの阿部容子さんが具現化した庭。
ゴージャスで見ごたえがありました。
写真では上手く奥行き間が出ていないのですが、奥の泉の雰囲気が想像力をかきたて、分け入って探検したくなるような庭。
色あわせが強すぎるかとも感じますが、手前の黄緑色や奥のベージュ色な風景とあわせると、バランスが取れているようで素敵でした

阿部さんはデルフィニューム使いの達人か
デルフィやジギタリス、ジャーマンアイリスなど高性の大振りの花が沢山

 

ガーデンズ エンジェルの印象派の庭
NHK『趣味の園芸』の「ガーデンズ・エンジェル」たちが作った庭で、写真下の植栽は「ゴッホの筆致を花で表した・・・」と放送で杉井志織さんが話されていたような。
全体的に元気で可愛らしい明るい庭でした。

 

『インプレッショニストのモダンガーデン~光と風と色彩の庭』
吉谷桂子
さん作庭の白を基調とした庭で、白という色の底知れぬ実力みたいな物を感じました。
どんな色もレフ版のように引き立て、それでいて自身も輝くような、不思議な白色の魅力を昨年から強く感じるようになった私
今までの吉谷さんの庭の中で一番好きかもしれません
白い羽のないワッカ型の扇風機もオブジェのようで、ちょっとしたアクセントに。
南国のリゾート風で、ここで一休みしたらリッチな気分になれそうです。
植栽も、珍しい品種が一番入っていたのではないかしら。

 

詳しい説明は公式HPの「印象派の庭でご覧ください。

いらっしゃた方もそうでない方も、皆さんはどの庭が気に入ったのでしょうか。
明日のNHK「趣味の園芸」の放送(午前8時30分からNHK教育)でも今回の「国バラショウ」を紹介するので、是非そちらもチェックして観て下さい。

明日はコンテストガーデン他をご紹介します。

 


玉砕~ハンギングバスケットコンテスト

2011年05月02日 18時25分42秒 | ガーデンショウ・レポート

今日はハンギングバスケットコンテストの搬入へ行ってきました。

会場に入って、ビックリ
他の方々のバスケットの大きいこと
私のバスケットの二倍はあり、「エレガンス」と言うバスケット、またはそれより大きい物もあったような気がします。
スペースを目一杯使った作品群にとにかく驚き。
日比谷ガーデンショーのイメージで大きさを考えていた私のとは、スキルも含めて、まるで子どもと大人ぐらいの差。
並んでいるのが申し訳ないぐらいです。

素晴らしい作品をいくつかご紹介します。

 

まわりが八尺玉の打ち上げ花火なら、私のは落ちる前の線香花火 かな。
それなりにチラチラと頑張って咲いていますけどね。

 

ハンギングバスケットって、こんな世界だったのね

いや~、勉強になりました

 

 素晴らしい作品群は平塚市の「花菜ガーデン」にて明日から5月8日まで公開されます。
お近くの方は是非足をお運びください。

 


日比谷公園ガーデニングショー2010

2010年10月24日 10時54分52秒 | ガーデンショウ・レポート
今日は曇って冷え込んでいます。秋が深まってきたのかな。

昨日訪れたもう一つの「日比谷公園ガーデニングショー2010」をご紹介します。
丸の内から歩いて、到着したのが午後2時前ごろ。
特設ステージではちょうどNHKの「趣味の園芸」の公開録画の最中で、沢山の方々が大根を持った藤田先生の話しに聞き入っていました。

まずはライフスタイル部門から

「クール・バイ・ナチュラル」
雑誌に載っていそうなカッコイイお手本のようなフロントガーデンです。
植えてある葉物野菜も、なんだか都会的な感じ
芝と敷石に段差のあるところが妙に気に入ったのですよね~





「生活に収穫を」
こちらも野菜が植えてありますが、こちらは「実りの秋」という感じで、同じ葉物野菜も違って見えます。
秋らしい色合いで、お洒落なアーバンカントリーチック。

           この様なガーデンを丸の内で見たかった



ハンギングバスケット部門

秋色を取り入れて温かみがあって、色のバランスが良いと感じたハンギング。



白をベースに、白&青&黄色が入っていて、まったくもう、私好み
         


ハンギングバスケットを花束に見立てた演出が可愛らしさ倍増だった作品。
                  
  
ハンギングバスケットも背景の使い方で印象が異なりますね。
自分でも作ってみて、ハンギングの面白さを実感して、見方も少し変わったかも。


コンテナガーデン部門

「丘の風景」
淡い緑の色合いのグラデーションがメインで、可愛らしかった



「垣根の向こうに・・・」
手前の淡い色彩と寄せ植えのはっきりした色合いのコントラストに惹かれました。
          

「ブランコで遊ぶ妖精」
「軽くゆすってみてください」と書かれていたので一寸押すと、ユラユラと
                    

「秋の音色」
一輪車に植えられた寄せ植えはハンギングチック。
古びたシャベルが、まるで農作業している人が後ろにいるような印象を与えてくれました。
           


そして、極めつけ
ペリーの乗っている大きな黒船のコンテナの下に小船が。
竜馬


今年のコンテナ部門は手作りのユニークなコンテナが多くて、何かしらストーリーを感じさせられました。
植物以外にも楽しめて、とても面白かったです


ガーデン部門

「THE 東京~みどりのバトン~」
瓦礫の山から緑が生える・・・地球の将来を考えさせる作品。



タイトルを記録するのを忘れました。申し訳ありません
そり立つ石が存在感のある、この部門で一番お花が入ってた作品。
            

「和匠庭~匠が和む庭」
どこかモダンな和の庭。角が多いからかな。




ミニ・ガーデンショーでは、先日私が参加したガーデニングフェアぐらいの大きさの区画のガーデンが並んでいました。

中から一つ、石組みが好きだったガーデンを。
ロックガーデン、作ってみたいな~。
                   



日比谷ガーデニングショーで感心したのは、「賞」を決めるまでプレートの名前を伏せていたみたいなんです。
私が見ているそばから、賞のプレートを貼るのと同時に名前に付けられていたマスキングテープを外していたんですよ(竜馬参照)
もしかしたら公平さを重視した気配りではないかと想像しているのですが、もしそうなら、実にフェアーなコンテストだということですよね。
作品を出す方も報われるというものです。

深読みかな~



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今年の日比谷公園は秋バラが、本当の良く咲いていました。時期をあわせたかのようです。



女の子たちが、バラの散った花びらを集めている姿が可愛らしかったです
                             

レストランではガーデンウエディングが


家族連れや、若いカップルや、年配のご夫婦などなど、自由に寛いでいる様子を見ると、ここは「東京のオアシス」なのだと感じました

                            
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