旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

丸の内仲通りガーデニングショー 2013

2013年10月23日 11時13分30秒 | ガーデンショウ・レポート

今週の月曜日(21日)に、「丸の内仲通りガーデニングショー 2013 」へ行ってきました。

今年は10周年の特別企画として、ウォルト・ディズニー・ジャパン社と協賛し「Happiness Garden ~幸せを届ける庭~」というテーマで10作品が展示されていました。
ディズニーとのコラボなので、どのガーデンにもディズニーのキャラクターの影板があり、そのキャラクターのストーリーに沿ったガーデンになっています。

丸ビル前のテーマガーデン 幸せのギフトボックス
(ジャパンガーデナーズ協会(JGC)作)

植栽はマム(菊)を使った可愛らしいコーナーや、グラス類がそよぐ秋らしい雰囲気のコーナーなど、四方から楽しめる作りになっていました。

 

コンテストガーデンは10点全部をご紹介します。

“シンデレラ”So This is Love

コニファーとガーデンシクラメンやカルーナ等々、ピンク色と白と緑で統一された植栽で、甘く可愛らしいガーデン。


“白雪姫” ようこそ♪森の演奏会へ

白雪姫の背景の木柵がリンゴをスライスした形になっています。素敵なアイディア

 

“くまのプーさん” プーさんと森のなかまたち

プーさんにあわせた色合いの三つの小屋が可愛らしいです

 

“オズワルド・ザ・ラッキーラビット” 昔も今もずっとハッピー

みどりの小山にはキノコまで生えていて、芸が細かい

 

“ラプンツェル” さあ、行かなくちゃ。私の夢なの!

ラプンツェルの影の向かいには、紅葉した木々に混じって王子様がいるんですよ

 

“ディズニーマリー” 猫のマリーと仲間の冒険物語 in Jazzy Marunouchi

とてもハッピーな感じが伝わってくるガーデン

 

“アリエル” 『Part of Your World』
ガーデンジュエリー大賞

設定が水の中なので、植栽も他のガーデンとは全く雰囲気の違う植物を使っていて、とても新鮮な印象でした
曲線を活かした構造物も面白かった

 

“オズワルド・ザ・ラッキーラビット” 秋色の風に乗って

此処が私の一番のお気に入りのガーデンになり、オーディエンス賞に一票を投じてきました。
構造物の動きが一番ダイナミックだったのと、汽車のマークの多肉のタブローやダリアなどの植栽が好みでした。
しかし、裏の植栽が一番雑なガーデンでもありましたが、区画が狭く感じた印象の方が勝っちゃったかな

 

“くまのプーさん”

黄色のコンテナがとてもプーさんらしくて、ストーリーに似合っていました

 

“白雪姫” 森のウエディングパーティ

見ている側にも二人のハッピーが伝わってくるようなガーデン。

 

ハンギングバスケットもリボンにプリントされたディズニーのキャラクターにあわせて作られているようです


いつもなら半分ぐらいのガーデンは裏面が壁なんですけど、この度はどのガーデンも、表面だけでなく、裏側(道路側)から見ても綺麗に設えられていました。
12時から13時まで、仲通りが歩行者天国になるせいでしょうか
そのためか、多くのガーデンでは柵に工夫が凝らされていて、それがとても面白く、飽きることなく見ていられて楽しかった

10作品のどれもテーマから離れたものがなく、コンセプトの解釈に統一感があって、見ていて違和感を感じることはありませんでしたから、散策もとても気持ち良かった
「丸の内」らしいガーデン(「日比谷GS」とは違った)が揃っていて、個人的に嬉しかったです
テーマがテーマだけに、作家さんの個性を強く感じづらかったような気がして、物足りなさもありましたが、たまにはこんな風なコンテストもアリかも
コンセプトが決まっているのに、バラけた印象のガーデンが並んでいるのも、見ていてイタイ感じがしますし

ガーデンデザイナーさんの名前や、各賞や、コンテストの概要をお知りになりたい方は公式HPへ
http://www.mn-garden.com/

 

 

 


                

ランチは仲通りに面したカフェ PAGLIACCIO(パリアッチョ)で。
アンティークなインテリアで統一されていて(トイレは必見)まるで、ヨーロッパのカフェのような気分にさせてくれます。
お味は美味しいのですが、塩気が私のような減塩生活者には一寸多いかも

丸の内仲通りのガーデニングショーがとても気に入っているのは、景色も食べ物もウインドウショッピングも楽しめるからかもしれません
それも、大事大事

度重なる台風にお天気が心配ですが、31日まで開催されているのでお時間がある方は是非ご覧くださいね~


ガーデニングジャパンカップフラワーショー 2013

2013年05月28日 10時29分48秒 | ガーデンショウ・レポート

この度のハウステンボスレポートの最終回は「ガーデニングジャパンカップフラワーショー2013」の模様を。

私は、このブログを見てくださっている方はお気づきと思いますが、「ガーデンショー・マニア」もどき≒(仮)なんです。
実際のジャパンカップフラワーショーはすでに終了しましたが、そのコンテストガーデンが残されているという事も今回の旅のお楽しみの一つでした。

5月初旬にコンテストが行われたそうなので、コンテスト当時とは植栽など、雰囲気が変わっていると思います。
なので、コンテストガーデンとしてはご覧にならずにいてくださいね
それでも、どれも素晴らしいガーデンで、ガーデニングのヒントや、雰囲気作りなど、参考になること多々ありました。
その中から私の気になった作品をご紹介します。

アウトリビングガーデン部門
この部門で一等賞を取った作り手が、10月に行われる「ガーデニングワールドカップフラワーショー2013in JAPAN」でショーガーデンを作ることが許されます。

アムステルダム広場に設えてあり、どのガーデンも観覧者がガーデン内に入って体感できるようになっていました。
これは嬉しい

金賞受賞でワールドカップでショーガーデンを作ることができる権利を得たのは、洋風の草花に囲まれた板壁の中の和の坪庭ガーデン
屋根から突き抜けた雑木が印象的でした。
ワールドカップ参加を考えると「和庭」でなくてはいけないのでしょうかね~。
日本のオリジナル文化ですからね。


ピープルズチョイス賞のガーデンは、手作りのアイアンの立ち木や蔓が印象的。
手作り感満載で、オモシロ&タノシ


逆光で上手く写真がとれていませんが、此処はゆったりとした空間で、どこか懐かしさを感じるノンビリできそうなガーデン。
庭の一角にこんなコーナーがあれば嬉しいな。
ピンク色のバラが綺麗に咲いていました。


水色の椅子がアクセントになっていたナチュラルな雰囲気のガーデン。
手前のワッカ状の柵は泡でしょうか。何処かで見たような・・・
椅子の色がハッキリとしているところがミソなのかな。
すわり心地もGOOD


苔で覆われた壁面に草花が植えられているドームが特徴のガーデン。
何処かで見たような・・・しかし、中に白い木製のベンチがあり、外から見た雰囲気と中から見た雰囲気が違うのが面白かった。
苔と水辺で幻想的な雰囲気でした。


私、結構、こんなスタイリッシュなガーデンも好き
のガーデンとは正反対で、都会的でカッコ良い。
友達の家の庭がこんなのだったら嬉しいかも


アムステルダム広場は、以前は印象が悪かったのですが、今年からお洒落な花の広場になったようです。
可愛らしいドリンク&フラワースタンドが立ち並び、そこで買った食べ物を花に囲まれたパラソルの下で食べることができます。
昔訪れた事のある、ヨーロッパの夏の石畳の広場みたいなの

その広場ではコンテナガーデンコンテストも行われていました。
私の一番のお気に入りはこの木製の箱型ガーデン。
愛らしいビックリ箱



アートガーデンでは「フラワーガーデン部門」のガーデンが展示されていました。

周りのバラに負けない美しさと存在感を放っていたガーデン。
壁を覆うバラと草花や、中に敷き詰められたバラと草花。
それを暗い色の枠と柱とで引締め、一層美しく見せているように感じました。
私の中の一等賞


流石ハウステンボス。
今どきはこれがなくっちゃはじまらないの海賊船。
どんな航海が待っているのでしょう。乗ってみた~い


これは一寸ロケーションが良すぎですよ、石原さん
あまりにも風景とマッチし過ぎです


次女も気に入った可愛らしい温室ガーデン。
ステンドグラスのドアーが、乙女心をくすぐるのかしら
植栽もロマンチックな色でまとめられていて、優しい印象。
此処で母娘で写真を撮ってもらいました


そして、私のお気に入りのガーデンで記念撮影
シンプルな植栽とデザインは自庭でも取り入れられそうだし、キッパリとした一色が入っている庭が好きなもので
以前購入した柄パンを穿いてみましたが・・・イタイかな

 

私が昨年訪れた「ガーデニングワールドカップフラワーショー2012 」は、「国際ガーデンツーリズム 『イベント オブ ザ イヤー』」を受賞したそうです
この賞について詳しくは知りませんが「ガーデンツーリズム」が日本に根付くことを願う意味も込めて、このブログのタイトルを替えた私としては、とても嬉しい

庭への旅に出ようではありませんか・・・・・たまには

長々とこの度のハウステンボス旅行記にお付き合いくださり、ありがとうござました。

 


第15回 国際バラとガーデニングショウ ~ コンテストガーデン

2013年05月14日 12時55分38秒 | ガーデンショウ・レポート

特別企画のガーデンを見終えて、コンテストガーデンを巡りました。

私は今回で五回続けて「国バラショウ」に来ていますが、正直言って、今までで一番「バラとガーデニングショウ」にピッタリとした庭が多かったです。
ほとんど、といっても過言ではありません。
バラがこのショウにピッタリの時期に咲いたせいなのか、世代交代が進み「ガーデニング」が生まれた時から存在していた世代が活躍し始めたせいなのか、世界のガーデンショウ事情を簡単に知ることができる時代のせいなのか、とにかく「見せる庭」から「暮らすガーデン」へと脱却してきたのではと感じました。

な~んて、つまり私の好きな庭が増えたって事なんですけど
人の気配を感じる庭

なので、どれが一番と今年は非常に甲乙つけがたく、かなり悩みました
そこで、私が注目した、また応援したい若手(たぶん)ガーデンデザイナーさんの作品をご紹介したいと思います。
今日は写真の色味を調整してみたけど、どうかな

ガーデンA(6m×4m=24㎡)部門

Night and Day
庭にお風呂があり、しかもバブルが湧いていている。暖炉もあるし
24時間庭に居たい、そう思わせるガーデン。


バラのお庭にあこがれて
ピンクの蔓バラが目いっぱい咲いていて見事でした
配色がロマンチックで気恥ずかしいけど、アリウムが好きでした。


風薫るフラワーガーデン
手前の植栽など個人宅のテラスに真似できそうな気がしました。

 

ガーデンB(12㎡)部門

melody
ピアノに見立てた石垣から溢れたバラや、バラのハンギングなど、カラフルで音楽が聞こえて来そうな楽しげなガーデン

手紙の来る日
ガーデンでお茶を飲みながら、会いたい人からの手紙を待つ・・・ストーリーが感じられるガーデン

「Forever 胸キュン
赤いバラの絡まるアーチ。赤いバラのステンドグラス。テーブルには赤ワイン・・・私の好きなものばかり
こんなガーデンで夕暮れを過ごしたいわ
この手作り感いっぱいの白い柵がキュートなガーデンは高校生が作ったと知って、ビックリ
此処に一票を投じました。

 

フロントガーデン部門(2.4m×2.4m=5.76㎡)

森へようこそーずっと笑顔でー
ターシャの庭に通じるナチュラルで時間の流れを感じるガーデン。

ALL 4 ROSE~バラに恋するお花屋さん
こんなお花屋さんで買い物したい

Bitter Sweet
ファンタジーな世界観が面白かったです

 

他にも、こんな小さなペイブメントを歩きたいとか

庭仕事の合間に休むなら、こうだよね~ ヤラレタ~ とか

ガーデンにキッチンをつけるならこんな風にしたいな~とか

 

こんな玄関のイタリアンレストランでランチしたい とか、こんな玄関のカフェでお茶したい、とか、蔓バラに囲まれたドアを開けたい、とか etc.etc.・・・
私は細かいテクニックなど分かりませんが、どれも名だたる先生のガーデンに負けず劣らず、よく作りこんでいると思いました。
珍しい草花の入っているガーデンも多々ありましたし。

5年前に初めて訪れた際は、コンテストガーデンには申し訳程度にしかバラが植えられていない植木屋さんのモデルガーデンが多く、テクニックが素晴らしくても「バラショウ」としてどうしてこのようなガーデンを主催者側は選んだのかと疑問に思ったのが、懐かしく感じるぐらいです。

満足のゆくコンテストガーデンの数々でした。

多々あるハンギングバスケットも粒ぞろいの素晴らしい物でしたし、名のある先生のガーデンも素敵でしたけど、取り立ててこれだけは!というものもないので、今回の報告はこれで終わり。
何より写真が上手くいかなかったので
雰囲気が伝わっていますように

 


第15回 国際バラとガーデニングショウ ~ 特別企画ガーデン

2013年05月14日 08時59分58秒 | ガーデンショウ・レポート

昨日、「第15回 国際バラとガーデニングショウ」へ行ってきました。
午前10時に着きましたが、すでにかなり混んでいました。8時半開場だったようです。
カメラの設定が今回も上手くいかず、黄色っぽくなってしまいましたが、雰囲気だけでもお伝えできればと思います。
今年はバラの開花が早かったせいか、どのガーデンもバラが沢山使われていて、「これぞ国バラショウ」って感じでした。

今回の共通テーマは「恋するバラの15年
15回目を記念して二つの特別企画ガーデンが設営されています。

一つは神田隆さんが手がけた「ターシャ・テューダー 素足の庭
雑誌で見るターシャの庭の雰囲気が素敵に再現されていました。
裏からぐるっとまわってみましょう。

ジギタリスを中心とした高性の花が多い石垣あたり。
この植栽が本当に素敵で、思わず小さな歓声を上げてしまいました

白い花の咲いている木はクラブアップルなのかな。


テレビ放送されたターシャの庭の一場面が浮かんでくるような雰囲気の場所。

ガーデンシェッド隣の囲いには、なんとガチョウが
納屋にはヤギやチカホミニー似の鶏も
元気な鳴き声が聞こえてきて臨場感たっぷり
ガーデンには放たれた動物たちが啄んだり食べたりするような植物も植えてありました。

メインハウス前のデッキにはロッキングチェアーと絵の道具が。
会場内から「ターシャが座っていそうね」と声が聞こえました。

釜戸の前はハーブガーデン。柵の前にはカモミールの群生。

その隣は小さな菜園が設えてあり、この小さな東屋の中ではティーのセットが。
長靴やブリキのジョウロは実際ターシャが使っていた物だそうです。

植栽はピンク系→イエロー系→ホワイト系へのパステルカラーチックなグラデーション。
ナチュラル感たっぷりで、私の持っているイメージが壊されることなく再現されていて嬉しかったです
でも正直言って、外で観たかった。

 

もう一つが吉谷桂子さんが手がけた「オードリー・ヘップバーンが愛した庭
ヘップバーンが愛した「ティンティンハルガーデン」が再現されています。
緑の壁で囲われているため、全景を見渡せるのが正面だけなので、とにかく正面は混んでいて、最前列に到達するのが一苦労。
結局真正面の写真が撮れませんでした。

正面右側からの風景。
シンメトリーでフォーマル感たっぷり

右手の草花はパステル系のグラデーション。

 

左手はハッキリした色味で暖色系のグラデーション

正面奥のサマーハウス内にはベンチが。
右手には藤と紫陽花。
左手には濃い紫のバラ「べルベッティトワイライト」も入っていました。
プールガーデンには睡蓮と黄菖蒲。

ガーデンをぐるりと囲む壁にはオードリー・ヘップバーンの活動や軌跡が紹介されたパネルが。

正面は白と黒系の高性の草花が植えられていましたが、とにかく押せや押せやの人なので、中には押されて草花の中に足を踏み出す人も現れていました

今回はこの対照的な二つのガーデンが大人気のせいか、朝のNHKニュースで吉谷さんの作庭風景が放送されたせいか、土日を避けた人々が月曜日に集中して訪れたせいか・・・
「写真を撮ったら立ち止まらず進んでください
など、スタッフがガーデン前で声をかけたり、身動きできないぐらい混んでいる場所があったりと、とても平日の午前中とは思えない混雑ぶりでした

この二つのガーデンで結構満足しちゃって「あとは流しちゃおうかな~」なんて思っていたのですが、コンテストガーデンも力作が多くて・・・

 

それにしても写真が黄色いですね
是非実物を見てください。夕方の方が空いているそうですよ

 

続く

 


GWC2012 スモールガーデン部門&フラワーアレンジメント部門 他 in ハウステンボス

2012年10月04日 15時48分36秒 | ガーデンショウ・レポート

ガーデニングワールドカップには、もっと身近で庭作りのヒントになるようにと、スモールガーデン部門や、コンテナガーデン&ハンギングバスケット部門などが設けられています。

16個の作品の中から、気になったスモールガーデンをいくつかご紹介します。

ホームガーデン部門では

虹(虹の袂)

南国チックで明るく華やかな印象で、ガーデニングの祭典に似合っていると感じました。



私の好きなもの~庭と音楽と家族~

緑に囲まれた都会的な部屋。
抑えめの色合いに赤いクッションが目を惹き、オーナーの個性が感じられそう。

 

一期一会

キューブ型の蹲と市松模様の芝が、都会の茶庭という感じ。キューブの色合いも好きでした。

 

★ 特別展示 西日本短期大学

石組みとハーブと宿根草が、とてもナチュラル

 

ファンタジーガーデン部門

マッシュルームガーデン

一番インパクトがあり、話題となっていたキノコの庭
メルヘンです~観ていると楽しくなる~

 

子どもたちに未来をつなぐ

西日本高速道路株式会社制作だけあって、ガードレールや「鹿飛出し注意」の標識が面白くて、こちらも話題になっていました。

 

輝望の庭 Kibou no niwa

緑化された屋根と、其処から流れる水の壁がとても印象的でした。

 

妖精の森への入り口

大きな草花のボールから、小さな池に水がしたたり落ちている様子は、不思議な森の雰囲気たっぷりです

 


寄せ植え部門

大きなバスケットに植えこまれた草花の色合いや質感の違いなど、素敵に組み合わせて秋らしいと感じた作品。


ハンギングバスケット部門

半円のハンギングが多い中、軽石を使ったユニークな形が、面白かった作品。

 

こちらはコンテストではなく、お花屋さんの一角です。
今年は、コンテストガーデンに植えられたお花を販売しているお店が出ていて、気に入った花を購入できるようになっていました。
お花屋さんのディスプレイも素敵

 

パレスハウステンボス内ではフラワーデザインコンテストの展示がありました。
曲がりなりにも華道を経験してきているので、一つ一つ面白く拝見しました。

此方は入口の大きな空間デザイン
インパクト最高
中の展示を期待させます

 

フラワーアレンジメント部門

パレス室内の雰囲気がヨーロッパチックで、どのアレンジも更に素敵に見えるのでは
雰囲気抜群です

一番好きだったのは、流木にオレンジ色の花を組み合わせた作品かな
色合いと花材が秋っぽく、なんだか美味しそうでした。

 

ブライダルブーケ部門

私の結婚式の際、私の華道(草月流)の先生が、白い胡蝶蘭でブライダルブーケを作ってくれた事を思い出し、これまた興味深く拝見しました。

此方も教会チックなインテリアで雰囲気宜しい。
カラフルで個性的なブーケが多かったかな~。

 

会場内で案内やら、植栽やら、時にカメラマンなどこなしているスタッフたち。
若い人が多かったようです。
頑張れ若造

 

メインのショーガーデンが、大掛かりな作品だったので、スモールガーデンが、本当にスモールに見えてしまったのですが、
どれもレベルの高い作品でした。

パレスハウステンボス内も花一杯で、フワラーショーを観に来たんだと実感
ガーデンだけでなく、切り花も楽しめたので、とても嬉しかったです。

続く

 


 


ガーデニングワールドカップ フラワーショー2012 in JAPAN

2012年10月03日 15時35分31秒 | ガーデンショウ・レポート

 10月1日。
台風一過。おかげさまで飛行機も時刻表通りの運航となり、スケジュール通りハウステンボスへ行くことができました。
ハウステンボス内も素敵でしたが、まずは目的の「ガーデニングワールドカップ フラワーショー2012 in JAPAN」についてご報告します。
その3回目の今年は、更にフラワーアレンジメントや華道等とのコラボレーションも行い、昨年よりパワーアップしたそうです。

その中から、世界の招待作家による12ガーデンをご紹介します。
ガーデンのテーマは「花と緑で世界平和を!
会場に入るなり、驚き感動喜びの連続でした。


平和の芽が育つ森
国内予選で最優秀作品を受賞し、本作に挑んだ寺下弘氏の作品。金賞。

過去、戦(いくさ)の絶えなかった日本の歴史から、焼けた城跡に木々が育ち森になる様を表したガーデンです。
石組みが素晴らしく「最優秀施工賞」の受賞も納得
お堀の流れの中の白い花はうめばち草。赤い花はセンノウだそうで、表側は山野草が多く植えられていました。

石垣の裏側は青と白の花々。イワシャジンやクレマチス、キキョウなど。
表と裏の花色の違いが、面白かったです。


 

目をそらさずに、じっと見つめて (Eye to Eye}
マレーシアを代表するガーデンデザイナー、リム・イン・チョング氏の作品。最優秀作品賞 金賞。

開閉する中心の目の片側は、平和のない地球(地獄)の様子を、目が開いて、3つある目を通り抜けて見えてくるのが平和な世界「楽園」です。

淡い優しい色合いの花々で彩られた楽園の、それは美しかったこと
楽園の中心には、湧水の噴水。奥にはゆったりとしたソファが置かれていました。

 

『甘味にして適切なり (Duice et Decorum eat)
フランスのガーデンデザイナー、ジェイムズ・バッソン氏の作品。「平和と花」特別賞 金賞

実際に爆撃を受けたアフガニスタンの様子を再現した庭だそう。
植物はワレモコウやグラスなど、線の細い風になびく植物が多く、荒涼とした風景を髣髴させます。

爆撃を植えたリビングに、飛び散った家具で使えるものを集め、テーブルを囲んでいる風景。
水が穏やかな時間を感じさせていました。
シンプルなのに、ストーリーとハッキリしたイメージが湧くのはデザインの力でしょうか

 


 

床の間ガーデン
このショーの呼びかけ人でもあり、チェルシーフラワーショウにて三度金賞を受賞している石原和幸氏の作品。
ピープルズチョイス賞 金賞

ご本人も時間があると傍らに立ち、説明や写真に応じていらしゃた人気のガーデン。
「THE 和」に特に解説は必要ないでしょう。作りこまれた和庭園と東屋内の設えが見事でした。

左側には待合も。
そして、綺麗に色付いた紅葉が素晴らしい。9月末に紅葉しそうな木を選んでおいたそうです。

 

 

バタフライ・エフェクト
イタリアの女性ガーデンデザイナーのジョー・トンプソン氏の作品。銀賞。

昨年長崎の平和公園で見た原爆の跡と、ハウステンボスで見た美しい蝶たちにインスピレーションを受けた「光と影」がテーマとなっているガーデン。

ジャノメマツ、オオタデ、ブッドレア、フヨウなど、大ぶりの植物と、白い砂利や石との対比が印象的でした。

 

 

Garden of Memory 記憶の底に眠る庭
ロンドンで活躍する日本の女性ランドスープデザイナー、関晴子氏の作品。銅賞。

メビウスの輪のような池のあるガーデンは消滅と再生を表しているそう。
左に見える細い木に吊るされている風鈴が、風に揺らされて綺麗な音色を奏でていました。

ナイトガーデンにおいては、LED電球を用いたボールに明かりが灯り、日本人なら誰しもが思いつく平和の祈り「精霊流し」に。

 

 

 『ドラゴメッド・ガーデン
スペインのガーデンデザイナー、ガビーノ・カルパーヨ氏の作品。銀賞。

平和の象徴であるパティオを脅かすドラゴンと、その死(平和を取り戻す)が表現されています。
バルセロナでは雑多な都会生活により、庭でさえ被害を受けている事実があるそうです。
ドライガーデンの植物と白い砂と紫の壁、テラコッタ色のパティオなど、スペインっぽさが沢山


 

『心穏やか安らかなる庭
イギリスのガーデンデザイナー、リチャード・マイヤーズ氏の作品。銅賞。

水の流れる壁に囲まれたシンメトリーな庭で、ティ―パーティが開かれています。
庭は静かで穏やかな都市部のオアシス。

 



太陽の下の道
アメリカの女性ガーデンデザイナー、カレン・ステフォニック氏の作品。銀賞。

ナイトガーデンがとても素敵だったのでその写真から。
波打つ壁には水が流れていて、ライトアップするとグ~ンと大人の空間に

アメリカのガーデンでは、こうして椅子やテーブルを置くのが普通だそうです。
赤い花はデザイナーさんがとても気に入ったという彼岸花。
都会的なお庭で記念に一枚


 

水がもたらす命の再生。庭の世界平和の願いを込めて
ニュージーランドの女性デザイナー&マルチアーティスト、ザンティ・ホワイト氏の作品。
最優秀デザイン賞。 金賞。

丁度テレビ取材が入っていました。女性はアナウンサーさんみたい。
壁面緑化の庭です。

ガーデン内も、木製ベンチを囲むように壁面緑化に覆われていて、蘭をはじめとする植物の何と香りの良いことか
中でもうっとりさせてくれる花、クラリンドウ。

 

 

母の裁縫かご
韓国では公共アートを手掛ける女性デザイナー、ジヘ・ファン氏の作品。銅賞。

銀色の金属のオブジェは針と糸を表現。
韓国も少し前までは、貧しい暮らしの時代があり、その際に生活を支えてくれた母。
何より驚いたのは、このガーデンが1・5mも掘られた沈床(サンクン)ガーデンであることです。
恐るべしハウステンボス。よくぞ掘らせたものだと感心しました

内部には錆びた波打つ鉄板の屋根と、小さな汚れた沢山の靴が。
貧しいけれど幸せだった様子が浮かびました。

 

最期に、私が一番気に入ったガーデンをご紹介します。

融合、そして転機
南アフリカを代表して世界の人々に伝えるガーデンデザイナーの二人、デイビッド・ダビットソン氏&レオン・クルーゲ氏の作品。
銀賞。

高く大きな石の壁に仕切られたこちら側の平和な現在には、南アフリカの花である極楽鳥花をはじめ、明るい色の花や、乾燥に強いグラスなど。
石壁からは水も流れ落ちています。
色合いの違う丸石の塔やクラールという南アフリカの伝統的な柵など、多民族国家を表していて、難し事は分りませんが、バラエティに富んでいるけれど統一感のある、楽しい庭

しかし、過去は交配した砂漠
この対比は、とてもインパクトがありました。

 


どのガーデンも甲乙つけがたく、今まで見てきたガーデンより、はるかにスケールも大きく、作りこみ感も半端なく、素晴らしいものでした
4~6月ごろまでに各デザイナーさんから上がってきたデザイン画を、現実のものにすべく準備し、10日間でデザイナーとともに作り上げる日本の施工業者さんたちにも、感動モノ

なんて言うのかな~、様々な分野で、その道の専門家が、よく「本物を見なさい」って言うの、聞きませんか?
これがその「本物か~」って感じです。
見た瞬間に、分りました。

目の肥やし」って言葉もありますよね。
今までも何度かそういう機会がありましたが、こんなに効いた肥やしは初めてかも

こんなこと言うと誤解されてしまいそうですが・・・
私の目効き具合は、確実に一つステージを上がったと思いました

私は本家(チェルシーフラワーショー)は観ていません。
なので、一層「日本でこのようなガーデンショウを見ることができてラッキー」だと感じました

いや~、お金かけて出向いたかいがありました
お値段以上の収穫でした

 

続く

 

 

 


丸の内仲通りガーデニングショー2012

2012年09月30日 11時07分51秒 | ガーデンショウ・レポート

昨日から始まった「丸の内仲通りガーデニングショー 2012」へ行ってきました。
「花笑み通り丸の内 -MEET@Marunouchi-」が今年のテーマ。

今回はガイドツアーに参加しました。
一つ一つの庭を巡りながら、、ガイドさんから此方のガーデニングショーが他のショーと違って、施工期間&時間帯がごく限られていることや、形状に制限があったりと、作品作りの難しい点などもうかがいました。
その様な条件下でも、素晴らしいガーデンが立ち並んでおりました
いくつかのガーデンでは作家さんたちとお話しできたり、ガイドさんから詳しいコンセプトなど伺えたりで、収穫の多いツアーでした。

その中から、今年も私のごく個人的な趣味で、気になった&気に入ったガーデンを、いくつかご紹介します。

丸ビル前のテーマガーデンは「なでしこガーデン
ジャパンガーデンデザイナーズ協会の3名の女性のデザイナーさんが作りました。
今年はナデシコが大活躍の年でしたね~

四角いスペースに、花の色合いで女性の年齢の移り変わりを表しているそうです。
淡い小花の多い一角は若い時代。

色合いが濃くなるにつれ女性として成熟していく様子を。
塀に開いた窓から見える景色も、どのシーンも趣が違って、面白い。


色合い各コーナーが分れている様子は「大和なでしこ七変化」ってとこでしょうかね~。
もっとナデシコを入れたら良かったのでは。
菊が「マム」って感じでした。

 

コンテストガーデンの一番目は新丸ビル前の「小さな森のWedding
とにかく可愛い~ラブリーです。
小屋の隣の香りのする木「ティーツリー」が面白かった。でもお人形は一寸苦手

 

石造りのシートに腰を掛けて、通りを眺めたいなと思った「6 Seats Garden
左手の支柱の上のソーラーシステムで電気を作り、それを利用して、水が流れる仕掛けになっています。
チラリと瓦礫も見え、震災の記憶も残っていました。

 

その昔、丸の内にも路面電車が走っていたんだそうですね~
そんな歴史も踏まえて作られていた「花笑みステーション」は、専門学校の生徒さんの作品。
色合いも可愛らしく、若々しい感じがしました。


とてもとても気に入ってしまった天空バー“So~Ra"」
丸の内にこんなバーがあったら、何度でも通いたくなる
流木の椅子も味わい深いし、カウンター越しに見える仲通りの風景ともベストなマッチンGOO



足元に草花のあるバーなら、花の香りも楽しめるし、何より人の気配がする。
ここ、好きでした

 

18作品の中、実は和風の庭が半数を占めていました。
その中で和と洋をうまくミックスして、都会に合う空間を作っていると感じた「花屏風~四季のうつろひ~
四つの枠の中に日本の四季をおとしこんでいて、歩道側からも車道側からも楽しめる作品です。
観光バスの人からも

 

今年のガーデン大賞だった「路地の庭
シンプルで和モダンで完成されている庭だと思うのですが、テーマの「花笑み」には如何なものかと
人との出会いはあっても、花がほとんどないのです。


楽しいアイディアにも出会いました。
アルミの筒に詰められた石や砂が、地層みたい

花の箱舟が、通りに明るさをもたらしていました。

竹の螺旋状のオブジェが、ドレスみたい

 

そして、今年私が一番気に入ったのは、農大の学生さんたちの「Step of life
施工技術に未熟さは見られるものの、コンセプトや思いがダイレクトに伝わってくる作品でした。

左半分が子どもの頃親しんだ庭や公園の遊具を思い出させ、階段を進んだ右手には大人になり通うビル(社会)。
そこで挫折したとしても、花花の咲く明るい未来があってほしい、んだそうです。


小さな子供靴で走り回った庭から、上履きを履くまでに成長し、庭に見向きもしなくなる赤いハイヒールを履く時期になり、挫折し靴を汚し・・・
そうやって大人になった若者は、いずれ、子どもの頃に親しんだ花の咲く庭に回帰する。
そして人生とは、庭とは、その様なものではないかと・・・
勝手にその後のストーリーを作ってしまいました、私 私の中の新人賞

 

丸の内というヨーロッパチックなオフィッス街でありながら、和庭の出展が多く、賞も受賞しているとなると、更に和風庭園の出品がが増えていくのは、とか、
やっぱり、まだまだ日本のガーデンは、日本庭園の庭師&職人にはかなわないのかな~って、
ちょっとションボリしてみたり
開催期間中、界隈でIMF総会が開かれるそうなので、其処に来る外国人の方々にも楽しんでいただけるようにと考えて、コンテストガーデンの配置を決めたそうですが・・・・・
「ガーデニング文化」って、マダマダ根付いてないのかな~、と感じた今回の丸の内仲通りガーデニングショーでした。

台風の到来に備えて、ハンギングバスケットがすべて取り除かれていたから、華やかさが欠けて和の庭が目立っていたように感じたのかもしれませんけどね

 

                      

 

ランチには、以前から気になっていた丸ビルのはす向かいにある「カフェ ガーブ GARB」でスペシャルランチをいただきました。

前菜はごぼうのガレッととブリュレ。
メインはゴルゴンゾーラと赤ワインソースのポークソテー&イチジクや野菜のソテー添え。
これにスープとデザートのティラミスが付いて1800円はリーズナブル
赤ワインとともに、大変美味しく頂きました

 

う~ん、私のような田舎者にすれば、丸の内って、こんなイメージなのよね~
こんなイメージの庭がもっと見たかったな~

 

 

 


第14回 国際バラとガーデニングショウ その3

2012年05月16日 09時33分13秒 | ガーデンショウ・レポート

第14回国際バラとガーデニングショウ・レポートその3では、ガーデン以外で面白かった様子などをご報告。

今回のショウの目玉(特別展示)は、私たち世代とは切っても切り離せない「ベルサイユのばら
どれだけ男装の麗人オスカルに憧れたことでしょう
そのオスカル様が、当時のままの麗しいお姿で、そこに

 

 

 

 

 

 


漫画から宝塚歌劇になり、北海道の片田舎でテレビにかじりついてみた「ベルサイユのばら」
当時の衣装ではありませんが、公演で使われた衣装と、この度メイアン社が作出した「ベルサイユのばら」と名づけられた真っ赤なバラが展示されていました。
「この真っ赤なバラはフランス革命で流された血の色か…」な~んて、オスカルなら言いそうじゃありません

 


ハンギングバスケット部門はどれも大きく素晴らしく・・・似たり寄ったりと言えなくもない
個性際立つ作品が見当たらなかったのがちょっと残念


ヨーロッパの街中の様で素敵だなと感じたのは、街灯に吊るされたハンギングバスケットのディスプレイ。
通行の邪魔にならず、しかも可愛らしい 他に黄色系やピンク系もあったかな。


ガーデンの中で使われていた小物も楽しい物が沢山ありました
黒ネコちゃんが、動き出しそう




この度のテーマの一つが「バラで素敵な暮らしはじまる」だったせいか、いつも以上に、庭での暮らしを感じる作品が多かったような気が・・・
でも、高校生が学校帰りにカフェなんか寄り道してちゃ、塾に遅れるわよ


植栽は勿論バラ、ばら、薔薇が中心で、「育種家の世界」では珍しいバラを見ることもできましたし、色の組み合わせや、背丈のバランスなど、ガーデニングのヒントも沢山ありましたが、いかんせん、リアルな季節とずれているので、アートの世界だと割り切らなければいけない部分も多々あります。

でも、珍しい植物が植えられていると、自然にフォーカス
なんでしょう、この花

 

ガーデンマーケットを冷やかしながら、この日は3時間ぐらい会場内に居たでしょうか。
西武ドームの外にもお店が在って、お買い物も楽しめますが、私はユ・メ・ミ ファクトリーさんのガーデンカフェで一休み

ガーデンを囲むバラと、可愛らしいお店の風景を眺めながら、香りのよい紅茶(ガーデン)とジンジャーのパウンドケーキを頂きました

こちらのガーデンは、今日のメンテナンス日(16日)をはさんで、ガラッと雰囲気が変わるそうです。

明日(17日)から、20日までの後半戦が始まる第14回国際バラとガーデニングショウ。
近かったら、もう一度訪れたいけどな~。

 

 しかし、北海道へは何度でも 

今年もブースが出ていた北海道ガーデン街道
6月初めから十勝千年の森で「北海道ガーデンショー」も始まります。
もちろん私も訪れるつもり

 

そして今年も故郷の北海道で薔薇見を完了させる予定です

 

 

 

 


第14回 国際バラとガーデニングショウ その2

2012年05月15日 23時23分56秒 | ガーデンショウ・レポート

 「その2」では、コンテストガーデン部門A(24㎡)B(12㎡)C(5.76㎡)の中から、いくつかレポートします。
どのガーデンも細部にまで気を配っているようで植栽も色合いも工夫されていて、見飽きませんでした。
各ガーデンを巡りながら、つらつら想像したことなど織り交ぜ、気になったガーデンをご紹介。

相模庭苑(株)さんの「わんぱくkidsのキノコの庭
此処にはマッシュルームも植えてありました。
ピザ釜もあって、出来立てピザが食べられそう・・う~ん、ここでランチしたいな


隆盛工業(株)さんの「その壁の向こう」には後ろ向きの小熊ちゃん
写真には写っていませんがオープンスペースにはスタンダード造りの黄色いバラがあり、高い外塀の上から、フクシアやクレマチスが垂れ下がるように咲いています。
お花のシャワーを浴びているみたい



大賞の欧州建材さんの「We will last forever vol.3~おばあちゃんが大好きだった庭
アイアンの門扉も周りの植栽はカッコ良く、でも中に入るとホッコリする・・・ここでピクニック気分に浸ろうか
 


いやいや、やっぱりワインでしょう
バラのステンドグラスが心をくすぐるユピテルさんの「Rose&Wine」なガーデンで、一杯いっちゃう


しかし、シャンパンも捨てがたい
工房TOMIの庭・高柳登美さんの「トワイライトガーデン」の水色のデッキで、いよいよ栓を抜いちゃいましょうか

待て待てツリーハウスにも登ってみたいな
(株)冬樹庭園さんの「Road of the sky」のオレンジ色のバラの下で、お茶するのも良いかも

 

 

コンテストガーデンBのガーデン・ノートさんの「屋上緑家?」の草屋根に寝転がったら気持ちよさそう

新井明子さんの「午睡のパヴァ―ヌ」で、花の香りに包まれながらひと眠りしたくなるけど

 
出会ったしまった私の一番好きな庭

それは人の気配のするattic gardenさんの「絵を描くのが好きな母に贈る庭
イーゼルに立てかけてあるのは手前の台の上にあるワインの瓶と黒系のペチュニアの寄せ植えの絵。
庭にはバラ「アイズ・フォー・ユー」も。
お母さんのため、こんな素敵な庭を作ろうなんて、なんて親孝行な娘でしょう
そういえば日曜日は母の日でした。

 

あとはご近所散策に
好みの玄関前(コンテストガーデンC)だわ~、と思ったら昨年私が一番気に入った作品だったatelier nanaさんの「やさしさに抱かれて
ピンク色の花は苦手だけれど、可愛らしい配色には、やっぱり目が行くのかな
だって、女の子だもん

玄関前に杉玉を吊るしているのは中央工学校の沼尾希絵さんの蕎麦屋「Soba Japonais
写真ではちょっとわかりにくいのですが、左のこげ茶色の細い竹柵に、白モッコウバラが絡めてあって、なんて素敵にジャパネスク


そして、ちょっとキュンとした(株)フローリスト石原さんの玄関前。
ウエディングドレスが椅子に掛けられていて、ウエディングを祝うホームパーティが開催された模様の「旅立ちの日~家族と過ごす大切な日~
親孝行な娘が、こうして旅立って行ってしまうのでしょうかね~
我が家では、夢のまた夢・・・になりませんように

 
バラをはじめとして沢山のお花が植えてあるフロントガーデンが多く、とても楽しめました
現実の玄関前だとすると、ゴチャゴチャしている感じもしますけどね

 

続く

 

 

 


第14回 国際バラとガーデニングショウ その1

2012年05月15日 11時34分47秒 | ガーデンショウ・レポート

今年も行ってきました第14回 国際バラとガーデニングショウ
いよいよローザリアンたちのお花見の季節が始まりますね

2012年のテーマは「バラで素敵な暮らしはじまる」
過去4年訪れていますが、今までで一番バラの数も種類も、ほかの花々も多かったように感じました。
レポート「その1」では、コンテスト以外のテーマガーデンの中から、私の個人的な趣味で選んだいくつかの庭をご紹介します。

入口を入ってすぐの「天使の舞い降りるローズアベニュー」は大野耕生さんが手がけています。
白バラを使った芝生のアプローチは教会をイメージしたとか。
あふれるバラ色たちの中で、逆に目を惹きました

バラは河本純子さんの作出したバ品種を中心に使われています。
微妙な中間色が、西武ドームの照明と相まって、上手く撮れなかったけど、素敵でしたよ

パーゴラのバラが不思議
中心部が濃い色になっているのは花が終わっている証拠なのかしらん
狙いなのでしょうか・・・すごく気になりました。

格子に上手くハマった黄金の額縁から覗くバラ。
作品紹介ののようでもあり。

 

今回のメインガーデンは「Cath Kidston の魅惑の庭
マーク・チャップマンさんが手がけています。
ガーデン内を巡ることもできるのですが、10時30分ごろで40分待ちの長い行列ができていたので、内部見学は諦め、バラがつたうカントリーハウスを遠巻きに眺めました。

でも、庭につながるダイニングは、外周からもチャンと見えました
ブランドの象徴でもある花柄のファブリックが、愛らしいですね。

 

子どもと楽しむ花育*バラ育がテーマの深野俊幸さんの「魔法の庭~ハーブの不思議な力~
黄色いやかんや洗面器のハンギングや、テラコッタオジサンなど、遊び心のある、子供の喜びそうな色合いの入り口付近。

ガーデンの外周ではデルフィニウムが目立っていますが、大きなアーキチョークがたくさん植えられていて、面白い
中では子供たちがガーデニングをしている風景を想像させる演出が随所に。

 

吉谷圭子さんの「妖精が作るねむり姫の庭
「眠れる森の美女」をイメージした庭で、ストーリーのある庭が好きな私としては、解り易く、毎度色合わせも見事で、今までいくつか拝見した吉谷さんの庭の中で、一番好きかな

お姫様の天蓋の中の、珍しい花は何なのでしょう。


このドラゴン、結構気に入ってしまいました。ご主人の作品とか。
妖精を見つけた時は、ちょっと嬉しかった
だって、妖精がこの庭を作っているんですものね。

 

メロウでロマンチックなガーデンでフアンも多そうな清水守也さん&きよみさんの「Pure Heart in the Garden
実は色合いが一寸苦手なんですけど、今回好みの感じだったのは、この暗い色の窓枠の建物のせいかも。

中の大きなガラスに映っている人だ~れ

 

今年は枚数限定で、内覧会のチケットも出回っていましたから、指定の販売店(私が広告で見た限りでは都内に二店)でそのチケットを購入すれば、混雑を避けることができ、しかも並ばずに済んだかもしれません。

続く