卍の城物語

弘前・津軽地方の美味しいお店と素晴らしい温泉を紹介するブログです

谷地温泉

2010-06-24 01:16:01 | 温泉(十和田市)
先日、大雨降ったので、仕事ヤル気しないって事で、どこか遠くの温泉行こうといろいろ悩んだ挙句、結局八甲田方面へ。

道中、大雨&濃霧で視界最悪の中、ブナ林を駆ける。

どこに行くか迷ったが、まだ訪れてなかった「谷地温泉」へ。

場所は、国道103号線をひたすら十和田市方面へ走らせ、国道394号線とY字路になるあたりに看板があるので、左折する。
400mほど狭い道を走らせるとあります。

谷地温泉は2年ほど前に訪れた事があるが、その時はなんと廃業していた。
谷地温泉を経営していたグループ企業が倒産したので、谷地温泉も廃業に追い込まれた。

その後「伊藤園」グループが経営することになり、料金やシステムが若干変更したとか。

谷地温泉は日本三大秘湯の一つで(あとどこ?)、開湯400年の歴史を誇ります。

建物も決してきれいではないけど、風情があってよろしいかと思います。

まず玄関を入るとお土産コーナーがあり、後ろの方には食堂もあります。

今回は北東北日帰り温泉本にて半額割引利用しました。

靴を脱いでスリッパに履き替え、別棟の湯小屋へ。
もともと混浴だったが、その後混浴は男湯へ。女湯は新設されました。

湯小屋もこれまた歴史を感じる古びた佇まい。
天井の剥き出しの梁の色褪せ具合は逆に見惚れます。

浴槽は、手前が「下の湯」・別名「霊泉」と呼ばれるぬるめ浴槽、奥が「上の湯」と呼ばれる熱め浴槽です。

入り口には上がり湯があります。こちらも36度の別源泉です。
カランは7ヶ所あります。

一応入浴方法が書いてあって、下の湯にまず30分浸かり、その後上の湯に5~10分浸かってから上がる。
それを1日2~4回繰り返す事と書いてありました。
ま、無視してまず上の湯へ。

上の湯は42度の6人サイズ。
湯口からそこそこな量が掛け流ししてます。

お湯は白濁で、硫黄臭、微かに酸味、スベスベ感あり。
こんな濃い白濁は見た事無いかも。加水なしでこの濃さは見事。

隣は霊泉の下の湯で、35,6度の7人サイズ。
ここは足下自噴してるそうで、それでも常に人がたくさんいるから場所が確認出来ず。

お湯は笹濁り色で、薄い硫黄臭。

ぬるめだから30分はちょっと我慢すれば入れる。ほとんどの人は寝てる。

大抵の人はこの下の湯に浸かるので、こちらは満員で、上の湯はガラガラって構図がよく見られた。
でもなぜ下の湯が人気あんのかいな?って疑問だったが、短い時間しか浸かってなかったのに、肩の辺りが火照ったきたのだ。
効能に肩こりって書いてあって、最近肩こりがひどくて辛かったのだが、なんていう即効性だよと驚いたもんだ。
こりゃ数週間でも湯治すりゃ体もピンピンしそうだ。
さすが「霊泉」と謳っているだけのことはある。

残念なのは、この下の湯の湯量が少なく、それに合わないたくさんの人が長時間浸かるので、湯なまりが気になったかな。

でも個人的には上の湯の熱めの湯も大好きだし、何せ硫黄泉が好きなので、この谷地温泉は雰囲気も含めて惚れてしまいました。

せっかく八甲田まで来たので、ハシゴしようかと思ったけど、この素晴らしい谷地の湯に浸かったら、他の湯に入る気がしなかったのでパスしたけど、この一湯で大満足でありました。

通年営業してるけど、酸ヶ湯から谷地までの103号線が通行止めして、十和田市方面からしか行けないので、冬場はまず行けないのが残念である。

オススメ度(温泉評価)・☆☆☆☆☆

泉質・単純硫黄泉[硫化水素型](低張性弱酸性温泉)
泉温・42度(上の湯)、38度(下の湯)(共に源泉掛け流し)
効能・腰痛、肩こり、アトピー、リウマチ、糖尿病など

料金・500円
備品・無料ロッカー、無料ドライヤー、シャンプー、リンス、ボディソープ
施設・宿泊、食堂、売店

住所・十和田市八甲田山中谷地温泉
電話・0176-74-1181
営業時間・10:00~18:00
定休日・なし