どうやら晴れそうですね、今年のお盆は順調に墓参りに行けそうです。
立秋が過ぎて、朝夕涼しくなった気がするのは気のせいばかりではないようです。セミの声に交じってコオロギなど、秋の虫の声が聞こえるような気がしたのが1週間ほど前の事です。
お盆が来るとあっという間に夏の盛りが過ぎていくと感じた若い頃、去りゆく夏を寂しく思ったものでしたが、今は暑さが引くのが嬉しく思われます。それほど暑さの堪える年になったという事なのか、近年の暑さがものすごいのか?
私の場合両方かもしれません。
「最近は蚊が少なくなった。」
そんなことを母が言うので、殺虫剤をまいている効果だと私はいったのですが、モスキートン音の聞こえない年代の事を忘れていました。
私もそんな年代だと思いながら、蚊の羽音を久しく聞かないのが当たり前だと思っていました。
そんな中、やたらと虫刺され跡が増えてくると怪訝に思っていました。
若い頃と違い、固めの赤い斑点、蚊にしては違う、何の虫刺され跡だろうと思っていたのですが、
やはり蚊でした。
先週、暑さにうだって寝ている私のところへ、母が外出すると告げにきて去った直後、
ぶう~ん!
と、久しぶりに大きな蚊の羽音が耳元で、
おもわず、手で ばしっ!ばしっ!
寝ぼけ眼で音のした辺り、手を叩いた辺りを見ると、
おぼろに黒い虫影が見えたような、かゆみもありすぐに薬を塗りました。
そんな経験に、懐かしくさえ感じた蚊の羽音です。
しかし、蚊取り器はこまめに付けてあり、その時も効果のある時間内の蚊取りでした。
何で蚊が?
不思議に思っていましたが、すっきり目が覚めてから考えたところ、
どうも最近は縁側で涼を取り過ごす母が、この原因のキーポイントのようです。
母が身近に着た直後、蚊取り器の作動中、元気な大きな蚊の羽音、
以前から、母に網戸を空け無いよう注意していたことや、
「そんなこと言っても最近はほんとに蚊がいないんだよ」と言い返された事を重ね合わせて、
網戸を空けて庭を眺めて座る母、そんな母に嬉しそうにまとわりつく蚊達?そんな姿を想像した私です。
蚊の媒体、家に蚊を連れ込んだ母、おかげでゆっくり真夏の午睡ができなかった、久しぶりの蚊の羽音に条件反射、飛び起きよろめき、音めがけて手を叩いた私。
こんな連想をしました。
もう、ゆっくり休ませてよ。