Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

5回

2017-10-13 11:37:04 | 日記

 私自身の引っ越しは5回です。いつも同じ引っ越し業者の方に頼みました。

最初の頃は自分んで荷造して荷解きもしたのですが(経済的ですからね)、回を重ねるごとに荷解きが億劫になってしまって、段ボールに入ったままという物も出てくるようになりました。

 最後の引っ越しでは、荷造りもお願いするようになりました。そして、2回分ぐらいの引っ越しの段ボールが箱積みなる光景を目にして、引っ越しの経験の多さと自身の老いを感じました。引っ越しするのが億劫になってしまいました。荷物を減らしたいと道具類は買い控えてしまいます。

 一番思い出に残る引っ越しはやはり最後の引っ越しです。引っ越し業者の方のアンケートに答えてプレゼント品を貰いました。プレゼント品は抽選で当たった家庭電化製品です。引っ越しから1カ月ほどの後にプレゼント品が届いた時、宅配の方の対応に出たのが生前の父でした。

 「家ではこんなもの頼んだ覚えがない。」

そんな父の声が玄関から聞こえて来たので、何だろうと私が耳を澄ますと、

「しかし、あて先はこちらです。○○子さん宛になっています。△△さんからなので、何かアンケートで当たった物じゃないですか。」

と、宅配の方の声、そして宛先の本人の方はおられませんかと言う声が聞こえて来ました。送付人の名前と私宛という事でピンと来ました。そこで急いで玄関に出て行くと、アンケートのプレゼント品が届いていたわけです。

 このプレゼント品、私が留守であったり、父の対応に私が気が付かなければ返品されている所でした。何故なら、私が玄関に向かう途中、

「本人は今居ないし、私も要らないから、あなたが持って行ったら。」

と、父が宅配の方に言う言葉が聞こえて来たからです。宅配の方も

「そういう訳には行かないので…。」

と困っていました。(もしかしたら、こんな感じで返品されたり、行方不明になってしまった抽選プレゼント品があるのかもしれないと、この時私は内心憤慨してしまいました。何しろ私宛の物でしたからね。…実話。)

 この家電製品は家族が皆大好きになり、家で長く愛用されて、生前の父も呆けていた頃には喜んで使っていました。キャラクターの焦げ目が付くトースターです。今でも壊れずに活用されています。よいプレゼント品をありがとうございました、家族皆喜んでいます。

 



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