Jun日記(さと さとみの世界)

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青い事典、まとめ23

2016-10-13 11:28:22 | 日記

 朝のホームルームが終わると、先生と私の目が合いそうになり、どきっとしました。

私はまた、先生に職員室に来なさい、話があるからと呼ばれ、きー君の件で職員室で叱られるのかなと

心の準備をしなければ思っていました。

 ところが、先生に名前を呼ばれたのは私では無く、別の人物だったので、あれっと、びっくりしました。

一難去った気分でした。

とにかく今朝は難を逃れたという感じでホッとしましたが、

何となく名前を呼ばれた人物が、今回の「きー&F事件」に何故か関わっている気がしたものです。

 Fさんの顔を見ると、にこやかに夢見る乙女でした。

名前を呼ばれた人物は、割と平然としていたので、今回の事は関係ないのかなと思ったりしました。

私は、大体この2人の間に位置していたので、左右を見比べて、先生の顔を見て、きー君の後ろ姿を見て、

ぼーっと思案に暮れていました。

 『また、私の方に危難が降りかかってくるのかな?

そんな事を危惧していた物です。

結論から言うと、この件で私は職員室には呼ばれませんでした。

その後数日、先生に呼ばれた人物は一人に限りませんでした。

入れ代わり立ち代わり複数に及んだようでした。

 きー君が付属中学に行くのを決めたと聞いた日だったでしょうか、

私はきー君から話があるという事をFさん経由で聞きました。

それでもう1度、渡り廊下できー君と話しをしました。

私の忠告にお礼を言いたかったのだそうです。Fさんの気持ちに気付いた事も嬉しかったそうでした。

  と、思うんです。

そろそろ記憶が定かではありません。本当です。 

 そのお礼にと、きー君は私に忠告してくれました。

「人が皆、自分と同じ考えだと思わない事だよ。

というものでした。 

 私にはこのきー君の忠告もよく分からなかったものです。

人それぞれと思うから、2人の気持ちを確かめた上で事に当たりたいと思っていたのに、

と、内心思いつつ、

「私って、馬鹿だから、人の気持ちがよく分からなくて、ごめんね。

とか何とか、 当時の世相、女の子は馬鹿だのイメージを前面に押し出して、

その場のお茶を濁して、兎に角、きー君との話を早く終わらせて、

この件からは早く手を引きたいと思うのでした。

以降、きー君と直接話はしたことはありません。

中学は当然違いましたし、その後の進学経路も違いますし、Fさんとの事が無ければ、全然関係無いままであったなぁと思います。

 

 


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