作家の友人、岡田なおこさんが新刊をご上梓されました。
「誕生石はムーンストーン」です。
なおこさんの文体には、いつも不思議な力が宿っています。
きらきらした感性で綴られているストーリーのところどころに散りばめられた、思いきりのいい言葉。
そのフレーズにさしかかるたび、私は「ああ、なおちゃんだ」とうれしい気持ちになります。
野間児童文芸新人賞を受賞された、岡田なおこ衝撃のデビュー作『薫ing』(岩崎書店刊)も、日本児童文学者協会賞を受賞された『ひなこちゃんと歩く日』(童心社刊)でもそうです。
なんでなおちゃんは、つらくて、こんなたいへんなことを、センスあふれる軽やかさで描けるのでしょう。
この『誕生石はラインストーン』は、崩壊寸前の家族へ問いかけの物語です。けれどそれを家族の内側の問題として囲い込んでいないところが、ある意味、新しく、おもしろいです。
胸のどこかにすきま風は吹いているような、そんな心を持った親類縁者・知人たちの、ごった煮の寄せ集まり。
血のつながりがあろうが、なかろうが。いろいろな人たちが、この作品の舞台である「ムーンストーン」には集まっています。そしてみんなで肩よせあい、力を集めながら生きているのです。
主人公の「しずく」と、「ミキ」(ふたりの関係は物語の重要なキーワードなので、ここでは明かしません。お読みになってのお楽しみ)ふたりの出会いのシーンから、すっごくステキで、おしゃれです。
なおこさんの作品には、いつもご自身を投影するような登場人物が出て来ます。そのなおこさんの、作品を支えている明るさと前向きさとセンスのよさは、どうやら、なおこさんを産み、育ててくださったすばらしいお父さま、お母さま譲りだったようです。
最近、知ったのですが。
それに、ちょっとだけバラしちゃいますと、児童文学界では作家のMさんと二分するくらいのミーハーなんです。実はおふたりは私生活でもとってもなかよし。
なおこさんはいまだって、解散したロックバンド「YM’S」のYくんの追っかけを・・・。
だから、いつも、きらきら輝いていらっしゃるんですね。
みなさま、ぜひ、お読みになってください。
「誕生石はムーンストーン」です。
なおこさんの文体には、いつも不思議な力が宿っています。
きらきらした感性で綴られているストーリーのところどころに散りばめられた、思いきりのいい言葉。
そのフレーズにさしかかるたび、私は「ああ、なおちゃんだ」とうれしい気持ちになります。
野間児童文芸新人賞を受賞された、岡田なおこ衝撃のデビュー作『薫ing』(岩崎書店刊)も、日本児童文学者協会賞を受賞された『ひなこちゃんと歩く日』(童心社刊)でもそうです。
なんでなおちゃんは、つらくて、こんなたいへんなことを、センスあふれる軽やかさで描けるのでしょう。
この『誕生石はラインストーン』は、崩壊寸前の家族へ問いかけの物語です。けれどそれを家族の内側の問題として囲い込んでいないところが、ある意味、新しく、おもしろいです。
胸のどこかにすきま風は吹いているような、そんな心を持った親類縁者・知人たちの、ごった煮の寄せ集まり。
血のつながりがあろうが、なかろうが。いろいろな人たちが、この作品の舞台である「ムーンストーン」には集まっています。そしてみんなで肩よせあい、力を集めながら生きているのです。
主人公の「しずく」と、「ミキ」(ふたりの関係は物語の重要なキーワードなので、ここでは明かしません。お読みになってのお楽しみ)ふたりの出会いのシーンから、すっごくステキで、おしゃれです。
なおこさんの作品には、いつもご自身を投影するような登場人物が出て来ます。そのなおこさんの、作品を支えている明るさと前向きさとセンスのよさは、どうやら、なおこさんを産み、育ててくださったすばらしいお父さま、お母さま譲りだったようです。
最近、知ったのですが。
それに、ちょっとだけバラしちゃいますと、児童文学界では作家のMさんと二分するくらいのミーハーなんです。実はおふたりは私生活でもとってもなかよし。
なおこさんはいまだって、解散したロックバンド「YM’S」のYくんの追っかけを・・・。
だから、いつも、きらきら輝いていらっしゃるんですね。
みなさま、ぜひ、お読みになってください。