作家の友人、濱野京子さんの新刊がでました。
昨年11月に出版された『トーキョー・クロスロード』(ポプラ社刊)に続いての意欲作です。
この物語の中心にあるのは、ソーラーカーレース。
主人公が高専の学生たちというのも、いままでにない設定です。
ソーラーカーやエネルギーの問題。そして高専。
そういったことへの取材のたいへんさや、ソーラーカーや、太陽電池のことや、エネルギーのことを調べ上げるたいへんさや、おまけにふつうの高校生ではなく高専生という設定であるがゆえ、高専についても調べ上げる・・・。
読みながら、作者の苦労が、ディテールから伝わってくるようでした。
けれど、そのたいへんさをまるごと引き受けながらも彼女はきっと、ソーラーカーで大潟村のロードを走る青春群像をつかみとりたいと願ったに違いありません。
風をうけながらソーラーカーを走らせる主人公たちの爽快感。気持ちよさ。青春の感情のもろもろが、読みながらひしひしと伝わってきます。
濱野京子の筆は、ますます絶好調。
登場人物もバラエティーに富んでいておもしろいです。
そしてなにより、ソーラーカーに燃えながら、自分を掴み取ろうと藻掻いている青春群像が、まぶしいくらいキラキラと描かれています。
みなさま、どうぞお読みになってください。
昨年11月に出版された『トーキョー・クロスロード』(ポプラ社刊)に続いての意欲作です。
この物語の中心にあるのは、ソーラーカーレース。
主人公が高専の学生たちというのも、いままでにない設定です。
ソーラーカーやエネルギーの問題。そして高専。
そういったことへの取材のたいへんさや、ソーラーカーや、太陽電池のことや、エネルギーのことを調べ上げるたいへんさや、おまけにふつうの高校生ではなく高専生という設定であるがゆえ、高専についても調べ上げる・・・。
読みながら、作者の苦労が、ディテールから伝わってくるようでした。
けれど、そのたいへんさをまるごと引き受けながらも彼女はきっと、ソーラーカーで大潟村のロードを走る青春群像をつかみとりたいと願ったに違いありません。
風をうけながらソーラーカーを走らせる主人公たちの爽快感。気持ちよさ。青春の感情のもろもろが、読みながらひしひしと伝わってきます。
濱野京子の筆は、ますます絶好調。
登場人物もバラエティーに富んでいておもしろいです。
そしてなにより、ソーラーカーに燃えながら、自分を掴み取ろうと藻掻いている青春群像が、まぶしいくらいキラキラと描かれています。
みなさま、どうぞお読みになってください。