20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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 芍薬(しゃくやく)

2009年04月21日 | Weblog
 このblogの表紙を飾ってくれているのが、芍薬の花です。
 テンプレートから選んだ芍薬は、なぜか黄色とグレーです。
 実は、この色合いがとっても気に入っているのです。
 
 高級洋食器で有名な大倉陶園の金触のバラ。
 私自身は、この金触のバラの陶器はひとつも持っていません。しかしデパートなどを歩いていて惹きつけられるのが、気高く匂うようなノーブルさと、うつくしさを兼ね備えた、この金触のバラです。
 大倉陶園といえば、ブルーローズが有名ですが、私はそれには触手を動かされません。
 なんといっても金触のバラです。

 その金触のバラに色合いが似ていることと、もうひとつは漢方オタクから見た芍薬の根の効用についてです。
 筋の痛みや緊張をゆるめ、血行不良による腹痛をおさめる。
 このように芍薬というのは体の中心を守ってくれる、漢方に欠かせない植物でもあるのです。

 でも現実の芍薬は、濃い桃色。
 世界のどこかに、このblogの色のような芍薬が果たして生息しているのでしょうか?
 それとも、これは単なるファンタジー?
 
 道ばたで見つけた生身の芍薬の花は、ちょっとだけ、うつくしい季節をすぎているように見えました。
(上の写真は、シャクナゲだそうです。私はすっかり芍薬だと勘違いしていました。葉っぱがシャクナゲのものだとご指摘のメールを作家の友人のFさんが下さいました。写真はそのままにしておきます。たいへん、失礼いたしました)
コメント (2)
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