葉山の四季

葉山の四季をお伝えしたいと思います。

『野党協力の深層』

2017-01-06 21:41:51 | せいじの政治カフェ

「しんぶん赤旗」5日の「潮流」で、この本をめぐっての話です。




 「共産党を除く」という言葉が枕のようについて回った―。60年安保の前に衆議院事務局に就職した平野貞夫さんは、参院議員になるまでの30年余の裏方で感じたことを昨年の本紙日曜版で振り返っています
▼この間の野党と市民の共闘の発展で、もはや共産党を除くなどということが通用しなくなった。その意味では戦後政治の新局面を開くものだと。国会の職員から自由党の重鎮まで。平野さんが共産党とかかわってきた話を『野党協力の深層』にまとめています
▼半世紀以上にわたり日本の政治史に携わってきた永田町の“生き字引”。そこから見た体験談です。今の日本にとって野党協力による政権交代が最大の課題。それを実現することが執筆の目的だといいます
▼本には平野さんと小沢一郎・自由党代表の対談が収められています。そのなかで小沢さんは最近の共産党について「志位さん、よく大転換をしたよ。ものすごく評価しています」。ある出版記念で志位委員長と同席した平野さんも「言葉少なかったが誠実さが、じんわりと伝わる温かさがあった」
▼過去に対立したこともあった2人との壁がなくなるかのような変化。新年の党旗びらき。志位委員長は「真剣に、誠実に、共闘にとりくむなら、お互いが前向きに変わりうる」
▼平野さんも「政党の枠をこえ、新しい政治の波をつくろうという思いを持ち、変化・発展している。今こそ、市民も政党も大きく協力すべき」ときだと。日本の政治を変えていく信頼と連帯の絆です。


実は昨夜ブログの「つぶやき」中この本を拾い読みしだして目についたところがありました。
平野さんが憲法9条について、原始仏教の「生命の尊厳がもっとも大切だ」という日本人の潜在意識が、9条を受け入れ護っている、と言っていることです。昨日の「てんがらもんラジオ」で女性の持つ母親としての生命観が戦争反対、平和への希求の深さ強さになっているのではないか、という感慨に気づきつつあったことと重なっていたのです。
コメント (3)
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