平成26年10月1日現在の80歳日本人男性数は、456千人でした、同年の89歳は135千人、この10年間の比較で70.4%の差が出てます。ならば90歳代ではどうかとみると、90歳102千人に対し99歳では5千人で、比較すると98%の差、因みに女性は270と27で90%です。これは全国的にいうと80歳代の男性は70.4%が亡くなり、90歳代では98%が亡くなることを意味するのではないでしょうか。
先ほどの数字を葉山町でみると、今年の4月1日現在では80歳の男性159人で89歳は54人、その比較は66%、90歳が41人99歳が3人で92.7%。全国の傾向と葉山町の差はこの年代の方が施設など葉山町に移って来られることによると考えられます。
なぜこんな数字を気にしているか、私がもう直ぐ80歳だということが一番根っこにあるのですが、更に兄の法事で出会った80歳代後半の元気な先輩諸氏と今夜夕食を共にし歓談してきた例の「月命日の小父さん」との話あった内容と関わります。
80歳代の男性が元気でなお長寿をまっとうしていくには? と小父さんにたずねました、というより私の方から「それは土と作物に関わる生活があるからではないでしょうか」と予測したことを聞いたのです。小父さんの実感もそうでした、更にそのことをある雑誌の長寿に関するアンケートへの答えに記したそうです。
兄の最晩年の日常生活を具体的には知らずに判断はすべきではない、と思いつつ、土に囲まれた環境ではあったが作物をつくるは日常にはなかったのではないかと思えるのです、このことは意識して知っていかねばと思います。
長野県が男女とも長寿日本一、の教訓として食べ物や福祉医療施策などが語られていますが、個々の日常生活での特徴のなかに土と作物に関わる生活があるのではないか、と考えるのですが如何でしょうか。