kaeruのつぶやき

日々のつぶやきにお付き合い下さい

「現代たばこ戦争」の戦士。

2017-05-19 13:28:21 | 「てんがらもんラジオ」

  今日のタイトルは昨日の「てんがらもんラジオ」ゲスト児島淳子を指しています。なぜそう言うのかの一端はこちら「てんがらもんラジオ」268回を視聴して下さい。

http://www.ustream.tv/recorded/103399274    もう一端は、

 

 二冊の岩波新書です。

『現代たばこ戦争』の表紙の折込には

【「たばこを吸って病気になるのは自業自得だ」という意見がある。しかしこれは正しくない。肺がんや心臓病などと喫煙との高い因果関係が曖昧にされ、自販機や広告が街中にあふれているのは日本だけだからだ。今、たばこメジャーは、そのターゲットをアジア諸国、女性、少年に向けている。現代のアヘン戦争とも言うべきたばこ戦争の最前線。】と印されています。

『タバコは なぜやめられないか』のそこには、

【タバコをやめたいのにやめられないかーーそう思っている人は多いだろう。こうしたタバコ依存をとくカギは、実はニコチンという薬物への依存状態の解明にある。ここでは近年の精神医学の研究成果を紹介しつつ、ニコチン依存の症状や飲酒との関係、パーソナリティと喫煙などさまざまの特徴を明らかにし、あわせて依存からの脱出の方法を探る。】とあります。

   なぜこの二冊がkaeruの書架にあるか、長男といっても男の子は1人ですが、彼の喫煙をやめさせたい、思って読もうとしたからです。

   長男とタバコの関連は彼の高校二年生の時にさかのぼります。御多分にもれず大人の格好をしたい彼と悪友が学校のトイレの裏で喫煙、先生に見つかって捕まったのが彼でした。仲間の名前を言わなかったことを良しとしつつ、その時彼を前にして「俺もやめるから、お前もやめろ」は今から考えると芝居めいた話です。

   お陰様で私はそれを機に喫煙から離れることができました、問題は彼です。その時は一週間の休学処分、もちろんタバコは吸わなくなり無事高校は卒業。大学生になり吸出したようです、大卒後入社した会社での運動会で心臓発作で倒れ、即入院、今夜中が危ない!に横須賀市立病院の一室で妻とともに朝を迎えました、もう大丈夫です‼️

   それから数年は禁煙状態だったでしょう、何がきっかけでタバコに手を出したのか?  家庭を持ち2人の男の子の親となっても、ホタル族になっているのです。

 

   実はこの「てんがらもんラジオ」は殆ど視聴できませんでした。体調が悪かった以上にアイパッドが不調で接続中の連続でした、それだけにラジオというメディアの公共性が強く理解出来ました。問題課題を抱えている者にとって個人の限界を感じている時、その事をメディアが取り上ると励まされ、短くとも趣旨が分かれば反応します。

   妻に言われている「(長男の)喫煙をやめさせるのは、父親の役割ですからね」。この課題にもう一度挑戦しなければということに気づかせてもらいました。