実は今自分で困惑しています。昨夜、特選をいただきました
妻と組む二人三脚ゴールまで
を見て、これは最初に投句したもので、直ぐに訂正句をコメントした、と思い込みそれは、
妻と組み二人三脚ゴールまで
のはずと。そこで念のために村永さんのブログのコメントで確認してみましたら、(【】内)
【 訂正 (kaeru )2017-10-03 21:55:00
妻と組み二人三脚ゴールまで を 妻と組む二人三脚ゴールまで
にします。】
まるで反対でした。
これは一体どういうことなのか、風邪のせいだけではないはず、というのはこの時頭には「組み」と「組む」の違いについて意識していたからです。組むは連体形として「二人三脚」にかかり、組みは連用形として「ゴールまで」にかかる、その違いが面白いなと感じたのでした。
ところがもう少し一般的な詠みにしてみようと、
君と組み二人三脚ゴールまで
と詠んでみたのです、これなら恋人同士としての詠みでも通じる、と。
しかし、自分の詠みたい実感とかけ離れてしまう。
老妻との二人三脚の紐を結び直して人生最期のコースをゴールまで息を合わせて行きたいものだ、という風邪気味のなかでの期待があっての句でした。そこは句意に込めたい、合わせて独りよがりならぬ一般的な詠みにもしたい、という迷いがあったようです。
いずれにしても「川柳教室」で、特選をいただき老妻にもアピールできるというものです、紅雀師匠の寸評(【】内)を紹介しお礼に代えます。
【 カエルさん
妻と組む二人三脚ゴールまで
何気なく深いことを詠まれました。】
村永さんのブログ(てんがらもん旅の途中2017年10月12日(木)) に、
「月波与生の川柳部屋」が紹介されています、そのURLです、
https://ameblo.jp/yojyo-tukinami/entry-12319022951.html
その一部、
題は「赤いネクタイをした人」をみて、です。最初にまとめたのが
1、会社員が赤いネクタイかけている
といった、ただ見ただけのもの。これが
2、会社員粋なネクタイかけている
と、報告である赤という色が外れ
3、ネクタイも妻の好みの会社員
となり
4、ネクタイもまだ独り身の派手な柄
と、会社員という言葉も不要となり
5、恋人が出来てネクタイまた違い
と変わっていく様子を記します。
この詠みの発展が人生の読みの発展に繋がっているな、との思いを深められます。