白川静先生の『字訓』から(一部略)、
そら〔空・虚〕
「あめ」と「つち」との中間の、空漠としたところをいう。隆起することを「そり」といい、同根の語であろう。天空を意味するが、また不安定な状態をいうのに用いる。空は茫漠としており、もと実体のないもの。真実性のないものの意から、虚(そら)の意となる。中途半端なことを「そら」「そらじ」という。
今回の西日本の災害をはじめ、風水害のことを頭において『字訓』の「そら」を読む、その意味の深さを感じます。
白川静先生の『字訓』から(一部略)、
そら〔空・虚〕
「あめ」と「つち」との中間の、空漠としたところをいう。隆起することを「そり」といい、同根の語であろう。天空を意味するが、また不安定な状態をいうのに用いる。空は茫漠としており、もと実体のないもの。真実性のないものの意から、虚(そら)の意となる。中途半端なことを「そら」「そらじ」という。
今回の西日本の災害をはじめ、風水害のことを頭において『字訓』の「そら」を読む、その意味の深さを感じます。