kaeruのつぶやき

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28日の幸漢字「絆」ー2ー

2018-07-28 16:58:19 | いち日の言葉

 

絆は常用漢字表には入っていません、人名用漢字です。

『人名字解』です、

ここに「馬のちふ」とありますが「執+糸」の文字が変換されません、字の形としてはそんなに難しくありません。気になるのがこのなかに「幸」が組み込まれていることです。

「幸」と「きずな」の関係は?

『常用字解』によると「幸」は、

【手枷(てかせ)の形。古い字形からいえば、両手にはめる刑罰の道具である手枷の形である。これを両手にはめた形は執(とらえる)、報復刑として手による犯罪に枷をはめることを報(むくいる)という。報は両手に手枷をはめられて跪(ひざまず)く人を又(ゆう・手の形)で後ろから抑える形である。

幸はおそらく倖(こう・さいわい)の意味であろう。手枷だけの刑罰ですむのは、僥倖(ぎょうこう・思いがけない幸せ)であり、重い刑罰をも免れるというので幸というのであろう。それで幸(さいわい)の意味がある。】

不幸中の幸い、というような場合の「幸」なのでしょう。

この漢字としての「幸」が、私たちの祖先の手でこの国の言葉に移されて「山の幸、海の幸」のように「獲物」を意味する言葉につながっていくのでしょう。