昨日の「kaeruのつぶやき」へのワイコマさんのコメントにコロナ感染に関連して「五類」という言葉が書かれていました。
どこかで目にした用語だと思い広げたのが、
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この本です、例により読みかじって未読のまま積読のなかにありました。

この本です、例により読みかじって未読のまま積読のなかにありました。
かじった部分に、この表があり「5類感染症」という用語が記憶に残っていたのです。

著者の友寄さんは、雑誌「経済」の編集長などを歴任された方でこの本を著す意義は「唯物史観の視点から今回のコロナ・パンデミックをどう見るか、その歴史的意味を考えることでした」。ですから「これまでまったく未知の分野の学問(感染症疫学)」を新たに学んでの執筆だったわけで、それだけに読み易い分かりやすいのです。
この間「kaeru のつぶやき」で「全世界の一人」を称しているkaeruとしてはその自覚を幾らかでも実のあるものにするために、奮闘努力するべきでしょう。見出の図表「歴史上の主なパンデミック」にマルクスが『資本論』で言及している14世紀のペスト流行やエンゲルとマルクスが言及している19世紀のコレラについて載せられています。
これらの言及部分は史的唯物論の視点でパンデミックを評し、パンデミックの元での社会のあり方その動向を見究める観点を提示してくれると思います 。その意味で『資本論』への新たな「読み」をと考えていたこの時期、『資本論』の「読み」に今日的意味を重ねることが出来ます。