宮本輝という作家、作品を読まない割には名前は知っていました。以前自分の名刺に詩人◯◯と印刷していた友人がこの作家に夢中で、小説も映画についても話してくれたのですが、余り関心を持たず本も手に取らず映画にも行かずに来ていました。
この本は妻が買って読み終わったものでしょう。かなり前に何気なくページを開いて2巻とも読みました、それは
1995年1月17日から書かれ出しているからです。今から27年前の「今日」が人生の転機になった女性のその時とその後の物語です。私の印象に残った読後感は主人公の仙田希美子よりも老婦人毛利カナ江の物語でした。
その内容について触れる機会があるかも知れませんが、今日はこの日が私にとっても転機になったということを記しておくだけにします。