kaeruのつぶやき

日々のつぶやきにお付き合い下さい

“ 判決は自由守れと心秋晴れ ”

2017-10-16 20:40:30 | kaeruの五七五

一昨日「しんぶん赤旗」に報じられました「九条俳句」裁判です、

 

次は昨日の「しんぶん赤旗」の「潮流」です、

 「プレバト」というテレビのバラエティー番組があります。俳句や生け花、水彩画などに芸能人が挑戦。作品を専門家が判定し、ランク付けしていきます。

  とくに人気なのが俳句コーナー。辛口でおなじみの先生、夏井いつきさんは長年、俳句の普及活動にとりくんでいる俳人です。俳句は生活のすべてとつながっている、身の回りのどんなことも詠むことができると、幅広い楽しみ方を説いています。

   〈梅雨空に「九条守れ」の女性デモ〉。さいたま市の女性が詠んだ俳句を「公民館だより」に掲載することを拒否した問題で一昨日、判決がありました。さいたま地裁は「公民館職員らが思想や信条を理由に不公正な取り扱いをした」として、違法を認め、市に賠償を命じました。

   女性が所属する俳句サークルが選んだ作品は、これまで毎月、公民館だよりに掲載されてきました。しかし、選出された先の句は公民館の中立公平にそぐわないと。判決は一種の「憲法アレルギー」のような状態に陥っていたのではないか、と指摘します。

   米国の戦争に日本を巻き込む違憲の集団的自衛権の行使容認。そこに安倍政権が突き進んでいた14年6月、銀座で反対デモに出合いつくったという句は、重く暗い動きを「梅雨空」に込めているよう。

  俳句は世の中の動きを敏感に反映すると夏井先生。強権政治のもとで思想信条や表現の自由が脅かされているいま、行政に下した今回の判決は重い。朗報を聞いて同僚が詠んだ一句です。〈判決は自由守れと心秋晴れ〉


本当はこの裁判との関連で、西東三鬼のこの雑誌記事について触れたかったのですが、気力体力が足りません。


ただ三鬼の時代は俳句の詠み手が国家権力に弾圧されたのです。九条俳句裁判は、俳句の詠み手が公権力を訴えたのです。


「三鬼句碑」の件、ゆうこさんへ……。

2017-10-15 18:16:42 | 葉山そして人

今日、こんなコメントをいただきました。

 これは一昨年の「つぶやき」へのコメントです、

 

 http://blog.goo.ne.jp/kaeru-23/e/db881af7512f9f61e4f9bff8efea4f45

ブログで「つぶやき」続けてきた者として、このコメントを大変嬉しく読ませていただいたこと、特に思い入れの深い三鬼句碑に関することですので、一層その思いを強くしました。

ゆうこさんへ、「有難うございました」

お尋ねの句碑のある場所は、

住所としては、堀内562で、句碑の付近は、こんな感じです。

刻まれている句は、三鬼の絶筆となった

 

      春を病み松の根つ子も見あきたり

です。

ここを見られたら森戸海岸へ、歩いて行けます。

こちらは三鬼の代表句で、森戸海岸で詠んだものでしょう。

お役に立てたらうれしいです、ご覧になった感想などコメントいただけたら更に嬉しいことです。


続 我が句のこと

2017-10-13 19:34:48 | 「てんがらもんラジオ」

実は今自分で困惑しています。昨夜、特選をいただきました

妻と組む二人三脚ゴールまで

を見て、これは最初に投句したもので、直ぐに訂正句をコメントした、と思い込みそれは、

妻と組み二人三脚ゴールまで

のはずと。そこで念のために村永さんのブログのコメントで確認してみましたら、(【】内)

【 訂正 (kaeru )2017-10-03 21:55:00

妻と組み二人三脚ゴールまで   を   妻と組む二人三脚ゴールまで

にします。】

まるで反対でした。

これは一体どういうことなのか、風邪のせいだけではないはず、というのはこの時頭には「組み」と「組む」の違いについて意識していたからです。組むは連体形として「二人三脚」にかかり、組みは連用形として「ゴールまで」にかかる、その違いが面白いなと感じたのでした。

ところがもう少し一般的な詠みにしてみようと、

君と組み二人三脚ゴールまで

と詠んでみたのです、これなら恋人同士としての詠みでも通じる、と。

しかし、自分の詠みたい実感とかけ離れてしまう。

老妻との二人三脚の紐を結び直して人生最期のコースをゴールまで息を合わせて行きたいものだ、という風邪気味のなかでの期待があっての句でした。そこは句意に込めたい、合わせて独りよがりならぬ一般的な詠みにもしたい、という迷いがあったようです。

いずれにしても「川柳教室」で、特選をいただき老妻にもアピールできるというものです、紅雀師匠の寸評(【】内)を紹介しお礼に代えます。

【 カエルさん

妻と組む二人三脚ゴールまで

 何気なく深いことを詠まれました。】

 

村永さんのブログ(てんがらもん旅の途中2017年10月12日(木)) に、

「月波与生の川柳部屋」が紹介されています、そのURLです、

https://ameblo.jp/yojyo-tukinami/entry-12319022951.html

その一部、

題は「赤いネクタイをした人」をみて、です。最初にまとめたのが

 1、会社員が赤いネクタイかけている 

 といった、ただ見ただけのもの。これが

 2、会社員粋なネクタイかけている

 と、報告である赤という色が外れ

 3、ネクタイも妻の好みの会社員

 となり

 4、ネクタイもまだ独り身の派手な柄

 と、会社員という言葉も不要となり

 5、恋人が出来てネクタイまた違い

 と変わっていく様子を記します。

   この詠みの発展が人生の読みの発展に繋がっているな、との思いを深められます。


川柳、我が句のこと。

2017-10-12 21:33:31 | 「てんがらもんラジオ」

夜になると熱が出てきて夜中に二回三回寝間着を替える、「その内治る」の「その内」が経験則をかなりこえて、かってない風邪症状になってきました。かってないとは今回の総選挙状況での形容詞になっているので、我が80歳の身に、かってない試練が訪れたのか、と構えていましたら励ましの便りが届いていました。

「てんがらもんラジオ」は今日川柳教室でしたが、今日も午前中は夢かうつつかでした。そう言えば先週もこんな状態でしたので、一週間以上の病床というのもかってないことでしょう。

その励ましとは、川柳教室で特選をいただいたことです。村永さんのブログから入選佳作準特選特選をコピーさせてもらいます。


運動会願い叶わず日本晴れ  やまいもほった

がんばれと孫の背中へ声援を  鈴音

走る子のバトン渡す手息弾む  スーちゃん

走ったよ提灯ブルマなびかせて  あさがお

駆けりゃビリ私のカラダ文科系  のびた

孫一等賞わしの遺伝子引き継いだ ひげ爺

白線の痕くっきりと黒ブルマ  kao

宝釣り俺もでるよと腰さすり  美智子

声援が一番多いスローな子  なつめ

玉入れの母のお手玉空に舞う  新屋敷ばあちゃん

1年生母の席へとゴールする  ひまわり

息子びりあなた譲りと妻は言う   ピッコロ

ヤングパパグランド見ずにスマホ中  ヤングママ

はじめてのスマホ画像に孫走る   ボブ

かけっこのピストルの音足すくむ  ワイコマ

パパ寝坊じじ場所取りに息はずむ  久

初恋の胸きゅんオクラホマミキサ  チトセ

 

佳作

運動会孫それぞれに笑いこけ  孝子

徒競走どこどこどこと孫探し   mappee

よーいドン気持ちと足がうらはらに  魔女

飴食いに入れ歯おとして大慌て   美智子

ちびのっぽ二人三脚また転ぶ  新屋敷ばあちゃん 


準特選

母さんの声に押されて切るテープ  田舎もん

 

特選 おめでとう!

 

妻と組む二人三脚ゴールまで   カエル


この句について「妻」を語っておかないと、特選の独り占めなどと言われるといけないので、自句自解をしてみたくなりました。でも、熱に浮かれてあらわもないことをつぶやくといけないので、明日の朝にしましょう。