(ネパール/スワヤンブナート)
ドジェ
金剛杵。「仏の教えが煩悩を滅ぼして菩提心(悟りを求める心)を表す様を、インド神話上の武器に譬えて法具としたもの」(Wikipedia)
(お土産・青銅製)
梵名では「ヴァジュラ・ヴァジラ」といいますが、神話では帝釈天の武器です。
非常に硬い金剛石(ダイアモンド)で出来ていて、雷を操り強力なパワーで全ての対立
を調和させます。
チベット圏では祝日や法要の時にサン(香草)を焚きます。また、毎日香を焚く家も
あるようです。エベレスト街道のトレッキング中、ロッジの女主人は朝、各部屋を
廻ってサンを焚いていました。
これはキャンプ地で見たメランという
真鍮製の小さな壺です。ビャクシン類の小枝を入れて燻して芳香を放つ煙を出します。
敬虔なチベット仏教途のシェルパたちが毎朝、野外でも焚いていました。
(ラサ/ノルブリンカ)
中央は前に出しましたコルロ(法輪)。その両脇の動物はヤギです。
もと湖だった場所にジョカン寺を作るとき土を運ぶのにヤギが大活躍しました。
ラサは「神の土地」という意味ですが「ヤギの土地」という意味もあるとか…。
右側の小さな菱形が連なった形はペルベウといいます。
終わりのない紐の意味で、仏の無限の慈悲を表しています。
(ラサ/ジョカン寺)
このペルベウは更に複雑な形をしています。
(ラサ/ジョカン寺)
ここにも中央に法輪、それを守るようにヤギ、両端にペルバウが見えますね。
ヤギとペルバウの間の紋様はブムパ。
仏の教えに従うことで得られる、有り難い不死の甘露が入っている壺です。
カタ
薄いシルクのスカーフ状の布。
(四川省・日隆)
このように歓迎の意味をこめて…
(ネパール・ポカラ)
また、お別れを惜しんで…相手の幸いを祈りながら首にかけてくれます。
寺院では、私たちが仏様の首にかけます。