ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

チベット祈りの風景(5)

2010-06-19 16:46:36 | 四方山話
ゴンパ
僧院。

僧院は寺院だけでなく多数の僧侶たちが学び暮らす、生活の場でもあります。
巨大な僧院、例えばデボン寺の場合…
一時は1万人の学僧がいたといいます(今でも数百人)。


これはデボン寺のツォクチェン(大集会所)。1階にダライラマの霊塔、2階に弥勒菩薩
を祀る御堂、3階に3体のターラ菩薩を祀る御堂があります。この大集会所を中心に、


ンガパという密教を学ぶ学堂


僧たちの住まいである僧坊、


さらに様々な祠堂などが立ち並び、まるで一つの都市のような構えです。

かってチベットには数千を超すゴンパがありましたが、文化大革命などでかなりの数が
破壊されました。しかし最近の開放政策で風向きが変わり、次第に復旧されつつあります。



ネパールのチベット圏にもいくつものゴンパがあります。
これはエベレスト街道にあるクムジュン村のゴンパ。ここは「雪男の頭皮」があるので
有名なところですが…



中に入って見ましょう。
きらびやかな、たくさんの仏様がおられます。左端の色白い方が観音菩薩(だと思います)、
他の方は正直、変愚院には分かりません。





お経はペチャといいます。
木版刷りで一巻づつ、このように棚にきちんと整理して入れられていました。