6月16日(水) ヒエラポリスとパムッカレ
パムッカレという地名で私たちが思い浮かべるのは、棚田のように白い石灰石の窪みが
斜面に連なり、そこにエメラルドグリーンの水をたたえた光景です。
しかし石灰棚のある台地は町の一部でしかなく、その裾野に当たるところに町が拡がり、
いくつものホテルが点在しています。私たちの泊まったリゾートホテルもその一つでした。
7時、そのホテルを出発します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/34/04f604b0a4d8344f5d1c14e2724d65b2.jpg)
バスは、まず町の公園のような所に停まりました。ホテルからはもちろん、昨日町に入る
ずっと前から見えていた、あの白い台地が目の前に拡がっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/e7/1f1da6be1fac4aa5f129a728d41dabfa.jpg)
写真や映像で上からの棚田風の光景はお馴染みですが、下からの眺めは思いがけない角度
からのもので、青空を背に前の池に影を落とす白い城壁のような石灰棚の姿は、何とも言え
ない雄大な美しさでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/04/e25a93a9e37aeb508a7a4a265d546c4e.jpg)
再びバスは斜面を登って南入場口に着きます。ここで下車して驚いたのは、広々とした
廃墟のような場所だったことです。ここが「聖なる都市」ヒエラポリスです。
写真は往時の市南門。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/9b/dd60d9e12f5dad726f45a4bfa7279325.jpg)
この町の最盛期は2~3世紀、ローマの直轄統治のもとに現在残っているいくつもの神殿、
大劇場、二つの浴場が建設され、ローマの皇帝、貴族、富裕階級の人たちが保養に訪れ
ました。写真の手前から奥に伸びているのは当時の水道の遺構です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/11/cbb57e7dd2a439100350ea0b2f56950b.jpg)
これは大円形劇場。上から見ると内部が分るのですが…例によって時間なし。他の遺構も
回る余裕はありません。なにはともあれ石灰棚へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/ae/a7b922024f3006093f0a467c00820694.jpg)
有名な石灰棚はこのヒエラポリスの一角にあります。この復元図を見ると町の大きさが
良く分かります。14世紀中頃、セルジュクトルコの時代に大地震で町は壊滅。住民が
いなくなった町は復興することなく現在に至っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/f3/eb6f580af1cb9e3ef233e41192d0e5d5.jpg)
遺構から石灰棚越しに現在の町を見下ろしたところです。ローマ人たちが、ここを訪れた
のはここの温泉がお目当て。地面から湧き出た石灰成分を含む摂氏35度の温泉水が、山肌
を流れ、沈殿した石灰が沈着して棚を作り、無数の温泉プールを現出しました。
トルコ大使館のHPによれば、『心臓病、循環器疾患、高血圧、神経性の障害、リウマチ、
目や皮膚の病気、神経や肉体の疲労、消化器疾患、栄養障害に効果」があるとのことで、
諸病に効き目がありそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/36/253b8bf61acc4ccdfad53d2bea79f7c8.jpg)
現在は世界遺産として指定され、景観保護のためごく一部にしか入れなくなっています。
また必ず裸足にならないといけません。石灰棚の上はぬるぬるして滑りやすく、少し前を
歩いていた別のグループの女性が派手に転倒して悲鳴をあげました。幸いたいしたことは
なかったようですが、下手すると崖から下へ転落もしかねません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/d3/e999efddfee1dc4fb63f52a30d2112e5.jpg)
足湯風に温水に浸かってみました。やや生ぬるい感じです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/39/2bc1022a97f4a0617263d260677f2081.jpg)
一番大きなプール。しかし浅いので泳ぐのはとても無理です。ここの水の色は一日の時間
や天候によって様々に変化するそうですが、このときは濃い空の色を映して真っ青でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/77/5c4ca32e58e150d46e553d44671da8a6.jpg)
ここが終点。その先が写真で良く見る棚田。しかし高い三脚を立てるか、ヘリコプターで
でもなければ立体感はでないのでは…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/95/4f107d1011aa5e3b57c6a5ea65b59d5e.jpg)
パムッカレ観光を終えて200キロほど離れたセルチュク(エフェソス)へ。途中、スルタン
ヒサルの町でトイレ休憩、ちょうど正午にセルチュクに着きました。
ここでの昼食はこの町の名物、「チョプ・シシ」です。小さな串にさした焼き鳥のような
シシ・ケバブ。数えると10本ありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/04/1097a1a42fd6b9439a66c6b7a87244fb.jpg)
辛いのが好きな人はこのソースをどうぞ。ビールに良く合います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/d7/2a394270f1703db260355618f14f33c7.jpg)
それにサラダと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/38/7770498558534de86c6ec667d4a91b02.jpg)
定番のチョルパス(スープ)でした。
パムッカレという地名で私たちが思い浮かべるのは、棚田のように白い石灰石の窪みが
斜面に連なり、そこにエメラルドグリーンの水をたたえた光景です。
しかし石灰棚のある台地は町の一部でしかなく、その裾野に当たるところに町が拡がり、
いくつものホテルが点在しています。私たちの泊まったリゾートホテルもその一つでした。
7時、そのホテルを出発します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/34/04f604b0a4d8344f5d1c14e2724d65b2.jpg)
バスは、まず町の公園のような所に停まりました。ホテルからはもちろん、昨日町に入る
ずっと前から見えていた、あの白い台地が目の前に拡がっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/e7/1f1da6be1fac4aa5f129a728d41dabfa.jpg)
写真や映像で上からの棚田風の光景はお馴染みですが、下からの眺めは思いがけない角度
からのもので、青空を背に前の池に影を落とす白い城壁のような石灰棚の姿は、何とも言え
ない雄大な美しさでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/04/e25a93a9e37aeb508a7a4a265d546c4e.jpg)
再びバスは斜面を登って南入場口に着きます。ここで下車して驚いたのは、広々とした
廃墟のような場所だったことです。ここが「聖なる都市」ヒエラポリスです。
写真は往時の市南門。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/9b/dd60d9e12f5dad726f45a4bfa7279325.jpg)
この町の最盛期は2~3世紀、ローマの直轄統治のもとに現在残っているいくつもの神殿、
大劇場、二つの浴場が建設され、ローマの皇帝、貴族、富裕階級の人たちが保養に訪れ
ました。写真の手前から奥に伸びているのは当時の水道の遺構です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/11/cbb57e7dd2a439100350ea0b2f56950b.jpg)
これは大円形劇場。上から見ると内部が分るのですが…例によって時間なし。他の遺構も
回る余裕はありません。なにはともあれ石灰棚へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/ae/a7b922024f3006093f0a467c00820694.jpg)
有名な石灰棚はこのヒエラポリスの一角にあります。この復元図を見ると町の大きさが
良く分かります。14世紀中頃、セルジュクトルコの時代に大地震で町は壊滅。住民が
いなくなった町は復興することなく現在に至っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/f3/eb6f580af1cb9e3ef233e41192d0e5d5.jpg)
遺構から石灰棚越しに現在の町を見下ろしたところです。ローマ人たちが、ここを訪れた
のはここの温泉がお目当て。地面から湧き出た石灰成分を含む摂氏35度の温泉水が、山肌
を流れ、沈殿した石灰が沈着して棚を作り、無数の温泉プールを現出しました。
トルコ大使館のHPによれば、『心臓病、循環器疾患、高血圧、神経性の障害、リウマチ、
目や皮膚の病気、神経や肉体の疲労、消化器疾患、栄養障害に効果」があるとのことで、
諸病に効き目がありそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/36/253b8bf61acc4ccdfad53d2bea79f7c8.jpg)
現在は世界遺産として指定され、景観保護のためごく一部にしか入れなくなっています。
また必ず裸足にならないといけません。石灰棚の上はぬるぬるして滑りやすく、少し前を
歩いていた別のグループの女性が派手に転倒して悲鳴をあげました。幸いたいしたことは
なかったようですが、下手すると崖から下へ転落もしかねません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/d3/e999efddfee1dc4fb63f52a30d2112e5.jpg)
足湯風に温水に浸かってみました。やや生ぬるい感じです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/39/2bc1022a97f4a0617263d260677f2081.jpg)
一番大きなプール。しかし浅いので泳ぐのはとても無理です。ここの水の色は一日の時間
や天候によって様々に変化するそうですが、このときは濃い空の色を映して真っ青でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/77/5c4ca32e58e150d46e553d44671da8a6.jpg)
ここが終点。その先が写真で良く見る棚田。しかし高い三脚を立てるか、ヘリコプターで
でもなければ立体感はでないのでは…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/95/4f107d1011aa5e3b57c6a5ea65b59d5e.jpg)
パムッカレ観光を終えて200キロほど離れたセルチュク(エフェソス)へ。途中、スルタン
ヒサルの町でトイレ休憩、ちょうど正午にセルチュクに着きました。
ここでの昼食はこの町の名物、「チョプ・シシ」です。小さな串にさした焼き鳥のような
シシ・ケバブ。数えると10本ありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/04/1097a1a42fd6b9439a66c6b7a87244fb.jpg)
辛いのが好きな人はこのソースをどうぞ。ビールに良く合います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/d7/2a394270f1703db260355618f14f33c7.jpg)
それにサラダと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/38/7770498558534de86c6ec667d4a91b02.jpg)
定番のチョルパス(スープ)でした。