ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

トルコ日記(12)

2010-07-05 06:00:00 | 旅日記
エフェソス遺跡(続き)



ハドリアヌスの神殿。2世紀前半のハドリアヌス帝に捧げられた神殿です。



神殿周辺の神々の精緻で美しいレリーフが目を引きます(これはメドゥーサ?)。



神殿の向かい側は高級住宅街です。凄い門構えの豪邸!どんな人が住んでいたのかなあ?



小さい通りと交わる一角に、こんな所がありました。何でしょう?



当時の公衆トイレです。どんな感じか、ちょっと腰かけてみました。



再び自由時間。まず少し先の野外劇場へ行って見ました。ここの収容人口は2万4,000人。
ちょっとした地方球場なみの規模です。一番上まで登ってみましたが、かなり急な階段で
した。



次にケルスス図書館へ行きました。この図書館はアジア州総督ケルススの息子が父を記念
して建てたものです。左はコリント式の華麗な装飾を施した前門。右は「マゼウスとミトリダテス
の門」といいます。



前門。英知、徳性、思慮、学術を表す四人の女性像が立っています。



前門全体に美しい彫刻が施されています。門の下の日陰はよく風が通り涼しくて、とても
快適でした。



「マゼウスとミトリダテスの門」アウグストス帝の解放奴隷だった二人が帝に感謝の徴と
して建てた門。きっと出世して、こんな立派な門を建てられるほどのお金持ちになったの
でしょうね。



再集合して北入り口に待つバスへ歩きます。右手に先ほどの野外劇場が見えます。
後ろに見えるのは「ピオンの丘」。古い城壁の跡や墓地などがある立ち入り禁止区域です。
右手に青いクレーンが見えるように、遺跡のあちこちで今なお整備が続けられています。



15時、エフェソスの見学を終えて、更に350km、4時間のバスの旅。山の中の曲がりくねった
道や、エーゲ海沿いの道が何度か繰り返されます。
写真は17時頃、車窓からみた波静かなエーゲ海。今夜の泊まりアイワルクというエーゲ海沿い
の町までまだ2時間ほどかかります。