ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

天女の花開く(2012.05,20)

2012-05-20 13:35:19 | 今日の大和民俗公園
曇り空の日曜日、駐車場の車の数はいつもより多かったのですが、公園内の人の数はかえって少なめでした。



宇陀・東山集落、旧岩本家の庭に咲くキソケイの花。
漢字では「黄素馨」、モクセイ科でジャスミンの仲間です。原産地がヒマラヤというのも嬉しい花です。



同じく旧岩本家住宅のシロヤマブキ。同じバラ科ですが、山吹色のヤマブキは花弁が5枚なのに、この花は4弁です。





ヒョウタン池のヒツジグサは花の数がグンと増えました。
スイレン科の水生植物で未の刻(午後2時)頃に花を咲かせることから付いた名だそうですが、実際は朝から夕方までいつ見ても開いています。



近くにオオヤマレンゲが咲いています。



大山蓮華の名は、大峰山系に自生してレンゲ(ハス)に似た白い花を咲かせることに由来するといわれています。全国の標高1000~2000mの山地で見られますが、特に奈良県では八経ヶ岳、明神ヶ岳に自生地があり国の天然記念物に指定されています。



シカによる被害が多く絶滅が危惧されることから環境省と県により保護されています。2008年にその状況を見学に行き、美しい天女の舞姿と香りに酔いました。オオヤマレンゲ観察会 

しかし今では家から歩いて行ける場所で毎日でも天女の花に会うことができ、幸せなことです。