ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

バラ満開の松尾寺と松尾山ミニハイキング(2012.05.30)

2012-05-31 20:42:52 | 矢田だより


斑鳩の古寺・法起寺に隣接する斑鳩町営駐車場からスタート(8時45分)。オオマツヨイグサが咲いています。



駐車場横のセンダン。「双葉より芳しい」のに、花が満開の今は素晴らしい香りでむせるほどです。



足元のワルナスビ。よく見ると可愛い花です。



クサフジの花や



ジャガイモの花…いろんな花を見ながら法隆寺からくる広い舗装路に出て、緩い登り坂を山へ向かいます。



駐車場から20分ほどでゴルフ場下の池の畔へ来ます。手前の石垣沿いにスイカズラが咲いています。実質的に登山口になるここまで車で来る人も多く、自転車ならもう少し先まで登れます。これから1丁ごとに町石やお地蔵さんが迎えてくれる「十三丁」の参道を登ります。



毎日お詣りの人と出会いながら20分ほど登ると南側の山門です(9時25分)。



境内には10数人の大グループのハイカーがいて、声高に話し合っています。男性は3人で他の方は「三人寄ると…」といわれるご婦人方。本堂へのお詣りは後でゆっくりさせて頂くことにして、先にバラ園を見せて頂きました。



前に来たときは早かったバラも早や満開を過ぎた気配です。



一株ごとに名札が付けられています。これはサプライズ。



タワーブリッジ。他にもたくさんの品種が艶を競っています。ゆっくりと見せて頂いて松尾山へ向かいます(9時40分)。



穴が見える大岩は本堂背後にある「神霊石」と呼ばれる磐座で、この山が昔は「修験の山」だったことを偲ばせます。矢田寺や矢田山へのハイキングは殆どの人が北門から舗装の林道を登り、松尾山はオミットするようですが、私たちは三重塔への石段を登って元の「行者入峰道」から松尾山の三角点へ登ることにしています。



三重塔から竹林を抜けて、切通しから尾根に入る道は滅多に人に出会わない本当に静かな道です。15分ほどで三角点に着きました(9時56分)。近くの白いフジの花は茶色に枯れていました。北側へ急坂を下り、縦走路を国見台へ行きましたが殆ど無展望でした。矢田寺分岐まで行って引き返すと先ほどのグループが国見台に到着して、また賑やかに話の花が咲いていました。



林道を下り、改めて松尾寺にお詣りします。北の総門を入ったところにある手水は「松尾の水」と呼ばれる閼伽井から流れる水で、「大和の名水100選」の一つです。ここから本堂まで一〇八段の石段を登って、今日も無事にお山に登れたことを感謝しました。

下りも調子よくどんどん下って、11時10分に駐車場に帰りました。少し汗はかきましたが快適なミニハイクでした。