昨年12月の溝口好晴さんの作品展で、手の込んだ木工の万華鏡を拝見しました。多才な作家さんで、陶芸、漆、螺鈿、書、ガラスとさまざまな伝統工芸の技法を活かして製作なさっていますが、木製の作品にも個性を発揮していらっしゃいます。
2007年10月20日のブログでは竹を生かした「松風虫」という作品をご紹介しましたが、覚えていらっしゃるでしょうか。
この写真の作品は、いくつかの表情の異なる木材で、葡萄の葉をデザインし、光沢のある貝殻で実を表現しています。派手さはないけれど、素敵な作品だなあと思って見ていましたら、製作方法について、溝口さんが説明してくださいました。細めの木工の筒にぴったりとあしらわれた葉は、カーブをつけるために、ぴったりと重なる別の筒を造り、模様を切り出したそうです。薄くて丸みのある葉を作るのはさぞ大変だろうと推察します。影にきらりと見える葡萄の実も素敵だし、オブジェクトセルを竹ひごで囲むことで、外観も統一感があり、素晴らしいデザインだと思います。
その溝口好晴さんの万華鏡展が2月5日から11日まで、愛知県新庄市の美術珈琲 鳳来館で開催中ですのでお知らせいたします。大正時代に建てられた銀行を保存、改築した美術ギャラリーと喫茶店だそうです。
2007年10月20日のブログでは竹を生かした「松風虫」という作品をご紹介しましたが、覚えていらっしゃるでしょうか。
この写真の作品は、いくつかの表情の異なる木材で、葡萄の葉をデザインし、光沢のある貝殻で実を表現しています。派手さはないけれど、素敵な作品だなあと思って見ていましたら、製作方法について、溝口さんが説明してくださいました。細めの木工の筒にぴったりとあしらわれた葉は、カーブをつけるために、ぴったりと重なる別の筒を造り、模様を切り出したそうです。薄くて丸みのある葉を作るのはさぞ大変だろうと推察します。影にきらりと見える葡萄の実も素敵だし、オブジェクトセルを竹ひごで囲むことで、外観も統一感があり、素晴らしいデザインだと思います。
その溝口好晴さんの万華鏡展が2月5日から11日まで、愛知県新庄市の美術珈琲 鳳来館で開催中ですのでお知らせいたします。大正時代に建てられた銀行を保存、改築した美術ギャラリーと喫茶店だそうです。