手描きの花が目を惹く万華鏡

そごう横浜店で今日から開催中の「おとなも楽しむ万華鏡2007」展を拝見しました。中村明功さん・あや子さんご夫妻が中心となり、日本の作家さんのグループ展として今年で3度目を迎えました。　落ち着いた雰囲気の会場に、きれいに展示された作品は、それぞれの作家さんたちの万華鏡歴を物語るように、個性的で高品質な作品が揃いました。ひとつひとつ手にとって覗きながら、日本の作家さん達の精進なさる姿を思いました。この数年で日本の万華鏡作家さんの数も増えましたが、中身もすごく濃くなっていることを感じ、心強く思ったしだいです。
この作品は中村さんご夫妻によるもので、白地のガラスに手描きの花や蝶が目を惹きます。傾けて置ける台座が付いているので、置いたまま覗いても、手に取って覗いても良いです。側面や台座の光沢のある黒っぽいガラス、赤銅色の装飾はんだがアクセントになり、落ち着いた渋みのある美しいデザインとなっています。
先端部のオイル入りオブジェクトシリンダーを回しながら、映像の変化を楽しみます。内部の映像もグリーンとブルーのバーナーワークによるガラスオブジェクトを中心に、日本人らしい色合いと繊細さにあふれ、大変きれいな10ポイントの曼荼羅模様でした。
この万華鏡展は9月17日までそごう横浜店６階で開催中。10時から午後8時まで。（最終日は午後6時まで。）
会場には参加なさっている作家さんのどなたかがいらっしゃるようです。