Reflections

時のかけらたち

Ne me quitte pas

2008-12-07 12:36:21 | music



昨日街を歩いていたら
急に私の中で”Ne me quitte pas”という曲が流れて
ジャック・ブレルのこの曲が聴きたくなった。

それまで流れていたのはボブ・ディランのBlowin' in the wind だった。
家でホセ・カレーラスの借りてきたベストを毎晩聴いているが、
ホセ・カレーラスに英語は似合わない・・やっぱりラテン系でないと。

改めてジャック・ブレルを聴くと、その声の力強さに驚かされます。
スコット・ウォーカーやデヴット・ボウイを引き込んだ魅力があります。
Into the wild のEddie Vedder の声を連想させる・・

インターネットで探しているうちになんとスコット・ウォーカーにヒットしてしまいました。
別人のようにはなっていないけれど、ベニスに死すで少年を演じたビョルン・アンドレセン
のように美しい人の年取った姿は見たくなかったです。
老いるという事は残酷なことです。


ジャック・ブレル
「行かないで」(Ne me quitte pas)
「涙」(Voir un ami pleurer、涙を流す友を見ること)

スコット・ウォーカー
Joanna 

スコット・ウォーカーの曲を聴くとその時代を思い出させるミュージシャンの
写真が次々出てノスタルジックになってしまいます。



Ne me quitte pas     
Il faut oublier     
Tout peut s'oublier     
Qui s'enfuit déjà
Oublier le temps
Des malentendus
Et le temps perdu
A savoir comment
Oublier ces heures
Qui tuaient parfois
A coups de pourquoi
Le coeur du bonheur
Ne me quitte pas
Ne me quitte pas
Ne me quitte pas
Ne me quitte pas

Moi je t'offrirai
Des perles de pluie
Venues de pays
Où il ne pleut pas
Je creuserai la terre
Jusqu'après ma mort
Pour couvrir ton corps
D'or et de lumière
Je ferai un domaine
Où l'amour sera roi
Où l'amour sera loi
Où tu seras reine
Ne me quitte pas
Ne me quitte pas
Ne me quitte pas
Ne me quitte pas

Ne me quitte pas
Je t'inventerai
Des mots insensés
Que tu comprendras
Je te parlerai
De ces amants là
Qui ont vu deux fois
Leurs coeurs s'embraser
Je te raconterai
L'histoire de ce roi
Mort de n'avoir pas
Pu te rencontrer
Ne me quitte pas
Ne me quitte pas
Ne me quitte pas
Ne me quitte pas

On a vu souvent
Rejaillir le feu
D'un ancien volcan
Qu'on croyait trop vieux
Il est paraît-il
Des terres brûlées
Donnant plus de blé
Qu'un meilleur avril
Et quand vient le soir
Pour qu'un ciel flamboie
Le rouge et le noir
Ne s'épousent-ils pas
Ne me quitte pas
Ne me quitte pas
Ne me quitte pas
Ne me quitte pas

Ne me quitte pas
Je ne vais plus pleurer
Je ne vais plus parler

行かないで
忘れなくてはいけない
すべて忘れられる
過ぎ去ったことは
忘れよう
誤解の時と
失われた時
どうしてそうなったのか知ろうとして
忘れよう
しばしば打ち砕いてしまった
なぜという問いの一撃で
しあわせな心を
行かないで

私は、私は君に贈ろう
雨の真珠を
雨の降らない
国から来た
私は大地を掘り返すだろう
私が死んだ後までも
君の躰を覆うために
黄金と光で
私は国を作ろう
そこでは愛が王で
そこでは愛が掟で
そこでは君が王妃
行かないで

行かないで
私は君のために創るだろう
常軌を逸した言葉を
でも君なら理解してくれる言葉を
君に話そう
二度も心を燃やした
あの恋人たちのことを
君に語ろう
君に出会えずに
死んだ
あの王の物語を

行かないで

人はしばしば目にする
あまりにも古いと信じられていた
死火山が
火を噴くのを
それは焼け焦げた大地が
最高の四月よりも
多くの麦をもたらすようなもの
そして天が燃え上がるために
どれほどの夜が訪れたのだろう
赤と黒は
ひとつに溶け合わないのか
行かないで

行かないで
僕はもう泣かない
僕はもう話さない
ここに姿を隠そう
そして君を見ている
踊って笑う君を
君の声を聴こう
歌って笑う
ならせておくれ
君の影の影に
君の手の影に
君の犬の影に
行かないで

訳 http://blog.livedoor.jp/toilepoete/ より

コメント (2)
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フェルメール

2008-12-07 01:41:00 | art


二人で見に行こうと約束していたフェルメール展、娘は期末テスト前だし、
一人で病院に行く前によりました。
もう最終が近いので、見逃してしまいます。

主人も結婚前にフェルメールの「青いターバンの少女」が気に入ってポスターを部屋に貼っていました。
私も昔西洋美術館で開催されたマウリッツハイス美術館展でこの絵の前にずっとたたずんでいました。
こんなブームがやってくるなんて思ってもみませんでした。







フェルメールの絵を見ていると絵の中の時間に引き込まれてしまいます。
手紙を読んだり、手紙を書いたり・・
窓から差し込む光の描写がきれいです
今回の中では「リュートを調弦する女」が一番気に入りました。
これだけまとまるといろいろな絵があって面白かったです。
心理描写が描かれていて・・手紙を書く夫人は誰に書いているのかしら・・
召使の表情がすごかった。一つの物語を感じてしまいます。
聖書を題材にした絵は「マリアとマルタ」。私の好きなエピソードです。




帰り道にあちこちにある看板を撮りながら駅に戻りました。
















アンリ・ルソーの絵のような木がある動物園の入り口




このドアには引き込まれませんでした。











公園の片隅の花たちです。




ドアにひきつけられた人がいました。
確か明日が最終の展覧会・・・
汐留かどこかで北欧のデザイン展もやっていたよう




よくコンサートに通う文化会館の前



        

仕事で溝の口に行った時、二子玉川駅から多摩川の水が流れるのを見ました。
川の水が穏やかにキラキラと流れていました。

電車の中で編みこみの三つ編み女の子とお母さんがいました。
そういう姿を見るとふとその頃に引き戻されます。

今日は歩いていてふとジャック・ブレルのシャンソン「行かないで」が浮かびました。
帰ってから食後にYou Tubeで見ていたらあっという間に時間が経ってしまいました。
Ne me quitte pas 英語だとIf you go away というタイトルです。
今度ジャック・ブレルのアルバムを買おう・・


コメント (7)
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