Reflections

時のかけらたち

春 ・・・ primavera

2012-02-20 23:19:02 | seasons
春はイタリア語の ”primavera" が一番好き。
spirng は飛び跳ねそうな感じがして。

母がなくなったことをずっと仲良くしていた
お友達に寒中見舞いでやっとお知らせすることができて
その方の面倒を見ていた甥子さんより、同じ頃に
なくなっていたことのお知らせの手紙が届きました。
あちらもうちの母が父もなくしたばかりで気落ちされてはと
配慮されお知らせが来ていませんでした。親友は亡くなるときも
一緒でした。お誕生日にはいつも花やチョコレートなど
贈ってくださり、母の友人も癌と戦っていましたが、気丈に
一人で暮らしていらっしゃいました。やさしい甥子さんが
時々来てくれると話されていたそうです。
その方からすばらしいお手紙をいただき感動しました。
哀しかったけれど嬉しくもありました。
きっと天国で仲良く暮らしていると思います。
私のまわりの人はどんどん天国に行ってしまい
天国もにぎわって寂しくないことでしょう。
お返事を書こうと思って、展覧会の時に買ったはがきを
選びました。





モーリス・ドニ 「天国」


Sの風邪がどんどん悪い方向に行って木曜日の夜にはとうとう高熱が
出てしまいました。
解熱剤を飲んで翌朝病院に行くと
A型インフルエンザ。
近くの先生がまだ時間ではないのに見てくれたので、私は携帯で
連絡を受け、家に戻りました。 危険が高い薬なので未成年は
見張っていないといけないとの注意書き。 薬局の人は大丈夫と
言っても本人も恐がるし、見たこともないくらい熱で顔も赤く
はれていたので、もう休暇もなくなって欠勤間近だけれど
休まざるをえませんでした。

食料を買いに行って、ついでにベランダの花を買いました。
ここ半年くらいベランダには何も植えていませんでした。
毎年葉っぱが出てくるシクラメンに蕾がついているのに
おかげで気がつきました。









4月生まれの義理の姉がなくなって知らせを受けたのも
木曜日でした。危篤状態と数日前聞いていましたが
うちなどはよく持ち直していたので、よくなるかもしれないと
かすかな期待はしていましたが。

本当の母のように私たちを支えてくれていました。
どうしてつぎつぎいなくなってしまうのだろう。
Sが保育園の頃、熱を出したとき、すぐ飛んできてくれ面倒を見てくれました。
自転車を乗れるようになったのもお姉さんのおかげだし、いろいろなところ、
川や公園や自然の中に連れて行ってもらったり、旅行にも連れて行って
もらっていました。Sも数週間前電話で私が結婚するまで
生きていてと話していましたが、きっとずっと先だろうから待てないと言われて
いたようでした。
その深い愛情にこたえる間もなく、あっという間に逝ってしまったのでした。
いさぎよく彼女らしいといえば彼女らしいのですが。病気が似合う人では
ありませんでした。
昨日の告別式もウソではないかと思うくらいでした。
あの鯉のぼりを見に連れて行ってくれた館林で葬儀がありました。
とてもよい天気で雪をかぶった山々が見えました。




小桜 Fairy Princess という名前のパンジーです。





















































告別式の朝 (2月19日)



コメント (6)
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