今年の家でのひな祭り
毎年、お雛様を片付けたのはつい昨日のように思われるほど時間がたつのが速い。
3月1日に白酒を買いに行って、その日のうちにお雛様を出そうかと思っていたのですが、夕方になってしまったので
なんと飾ったのは翌日の2日でした。
うちにもまだ一応女の子がいますので、幸せを願って飾りました。
ひな祭りの前日の2日に娘の担当でちらしずしを作ってもらいました。
大胆なちらし寿司・・・
料理が作れるようになって良かったわ。
桜餅は前日買った「さゝま」のもの。よく見たら当日食べなくてはいけなかったけど
問題なくいただけました。
今日は春のような日差しで風もやさしかった。
買い物に行く道で菜の花も元気に咲いていました。
明日は家で引越し保管会社さん、フローリングや建具工事する工務店さんも一緒にリフォーム会社の担当の方と
打合せ。この際、モノの整理をしておこうとお雛様を出した昨日からその周辺の20年間置いておいて使わなかった
物など捨て始めました。
20年の月日の流れをこんなに経ったのかと感じています。娘も部屋のフローリングをするので、整理して
保育園の時の連絡ノートをたくさん持ってきて「お母さんどうする?」というので、少し見たら一日一日の娘の
変化が書かれているので捨てられませんでした。
主人の闘病生活の最後近くは在宅医療のチームを作ってお医者さん、看護士さん、理学療法士、ヘルパーさんなどが
毎日来て治療を行ったのですが、その時の毎日の記録はもう捨てようかと思いました。
娘がいらないと言った児童書は本当は取っておきたいくらいですが、月2回マンションの1階でリサイクルに出せるので
置いておきます。時々すごくいい本も出ています。
衣類が困ったものできれいなものは北陸に送りたいくらいですがどうしたらいいか、とりあえず分別します。
海外にまで送っても役に立つのものなのかとも思ったり。
給排水管の交換という必要性から始まったリフォーム・プロジェクトですが、2003年に引っ越してきて、
ここで最後の生活の立て直しをしてもいいかなとも思いました。
寝室に日中にいることはあまりないのですが、Tと前のマンションのためにISETANでオーダーした
カーテンがやっぱりいいなーと思ったり・・ つけるところがなかったのでサンルームとの間に
カーテンレールをつけてつけてもらったものです。それにしてもこのカーテンには庫田 叕のバラの花の絵が似合う。
他の部屋には持って行けなくて。
このサンルームにリフォームついでに地下の倉庫より織機をあげられるかどうかが問題です。地下を何年ぶりにか
見に行ったら、入り口までパンパンに物であふれていました。ここも整理して上から少しまた降ろさないと
リフォームの時にトランクルームに持って行く量を減らしたいです。
この20年間が詰まった扉を開けて、心にとめてしまっておこう。
この部屋でしか聞けないMDのフランク・ペーター・ツィメルマンのバッハのヴァイオリンソナタを
聴きながら、片付けをしていました。
ずっと前にコンサートで聴いてから、好きな演奏家の1人になりました。そういう意味ではイザベル・ファウストも。
ヒラリー・ハーンは聴きたいと思ってコンサートに行ってからずっと来日の折に聴いていましたが、やはり若い頃の
バッハの純粋な感じが好きだと思いました。
「ツィンマーマンのヴァイオリンの特徴は慎ましやかな美観」とコメントがありましたが、この少し甘さのある感じが
いいですね。アンコールに弾いたプレリュードにベルリンフィルだったのかコンマスの樫本大進が聴き惚れている表情が
なんとも言えません。樫本大進もすばらしいヴァイオリニストなのに。
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ロ短調 BWV1014 ツィンマーマン, パーチェ 2006
Frank Peter Zimmermann plays Bach Violin Partita No. 3 Preludio
28日にお茶の稽古の帰りにとったお雛様を追加
シュタイフ社のぬいぐるみのお雛さまでした。