Reflections

時のかけらたち

10月の軽井沢の休日 -2 ・・・ birthday in Karuizawa

2024-11-17 21:53:21 | wonderland

10月12日

遅くなってしまいましたが、1か月前の10月12日の軽井沢の続きです。



雲場池を一周した後です。

この雲場池近くのカフェ。オープンしているのを見たことがありません。
なんだか素敵でいつも写真を撮ってしまいます。




こちらはPrimoの隣にある元のPrimoの建物。今は他のお店だけど懐かしいです。
義理の姉とも行ったりしました。



娘がどうしてもPrimoでランチを食べたいというので記帳してから、近くを散歩することにしました。



御前水まで行ってみようかと思っていましたが、どうやら手前で曲がってしまったみたい。





しばらく歩くと見慣れた風景が・・ なんと雲場池の端に戻ってしまっていました。







ぐるっと回ってPrimoに戻りました。

私はエビのレモンパスタ。



娘はゴルゴンゾーラ、サラミのニョッキ

旧軽の街まで歩いて・・

雑貨屋さんにも入ってみました。




最近のお気に入りはモカソフトよりジェラートです




夕食は移住しているいとこと持ち寄りで・・

そしてなんとこの日は私の誕生日でした。

いとこは軽井沢の庭で拾った栗で炊き込みご飯を作って持ってきてくれました。
あとはトラットリア イル プリモ パッソ のピザを買って来て・・
熱いうちにとみんなでいただいて、気がついたら私が家から作って持ってきた挽肉の煮込み料理も
すっかり食べ終わった後でした。(笑) 〆の栗ご飯だけ間に合いました。


ケーキは軽井沢駅近くのラ・テイエで買ってから、いとこが車で迎えに来てくれて無事家に着きました。

ケーキはテリーヌ・ショコラ、モンブラン、タルト・タタンの3種類にしました。
前日予約して取っておいてもらいました。どれもおいしそうだったので2個ずつ買って、半分に切って
全部の味をみました。

こんなにおいしいタルト・タタンは初めて。テリーヌ・ショコラは安定のおいしさでした。

家からスパークリングワインの小さなボトルも持ってきて。ささやかなお祝いでした。

 

この日に軽井沢に行けたのも、いとこたちと会えたのも偶然でした。
積もる話がたくさんあった、夕食のひとときでした。遅くなってくると寒くなり、ストーブを
つけた、まだ東京は猛暑の続いていた10月中旬です。


Oct. 12  2024  Karuizawa

 

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海に帰って行った友 ・・・ my best friend back in nature

2024-11-16 23:51:10 | thoughts

11月13日

天候の関係で日曜日から延期になった友人の散骨が無事すみました。
予定されていた10日の日曜日は風が強く、雨も降りそうだったので、スケジュール変更で12-14の間で
都合のつく日と言われたのですが、12日はボビンレースの作品展の設営で夜はシャンソン、13日はお茶の炉開き、
14日はボビンレース体験のお手伝いとはずせない日が並んでいました。一番ダメージが少ない炉開きを我慢する
ことにしました。先生からお友達をお見送りしてくださいと言われて、何よりも大事なことをすることができて
良かったです。天気も素晴らしく晴れて友達がそうしてくれたのでしょうか・・

一緒にヨットに乗った真鶴港にアルさんの車に乗せてもらって向かいました。今回の散骨ではアルさんご夫妻、
ヨット仲間のご主人の幼馴染みの方がクルーで、私は大変なお荷物で皆様にとてもお世話になってしまいました。
アルさんとIさんのおかげで無事お式を済ませることができました。ご主人もほっとされていると思います。

 A


 

アルさんのご主人はすっかりヨットマンです。Aさんとの出会いが最初のきっかけになりました。
おかげで私も何回かヨットに乗せてもらって友達とも楽しい時を過ごすことができました。


 A


 A


今一緒に乗っていないのが寂しいです。

ずっと彼女の笑顔が浮かんでいました。

少し沖に出て散骨です。

 A

ワインを海に注いで

 A



持ってきた花ビラをまきます。
ご主人は紫の花を奇麗に切って箱につめてきていました。私たちは花をはさみで切って海に投げ入れました。





色とりどりの花が波に浮かんで流れて行きました。


警笛を鳴らして黙禱を捧げました。


 

 A


 A


 A






彼女は学生時代から好きだった海に帰って行きました。
私にとっても大切な思い出の港になりました。

この後小田原の港で遅いランチをして帰路につきました。
帰りもお疲れのアルさんのご主人の運転で、行きも帰りもシャンソンが流れて
バルバラやブレルの音楽を久しぶりに聴いて、前日からシャンソンに浸り、とても懐かしく
フランス語も心地よかったです。本当にお二人にはお世話になりました。

なお写真の横にAがついているのはアルさんから頂いたすてきなお写真です。

Nov.13 2024  Manazuru

 

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Jacques Brel - Quand on n’a que l’amour ・・・ 久しぶりのシャンソン

2024-11-14 23:59:02 | music

11月12日

 

 気持ちのいい朝

午前中はボビンレースの作品展の会場設営。
家に戻ったら夕食を作って、今度は夕方からのシャンソンのライブへ。

 夕日が沈む


従弟に誘われてamiさんのバースディ・ライブへ。
従弟はコロナで亡くなられたシャンソン歌手の高木涼太さんと小学校から高校まで一緒で、高木涼太の
追悼公演のことでamiさんとかかわってきたとのことで、時々ライブを聴きに行っているよう・・

シャンソンのライブはブログつながりの杉田真理子さんと呉服屋さん繋がりの林美喜さんしか行ったことがなく
久しぶりに行ってみるのも悪くないと思いました。

食事をとりながら聴くコンサートで、前菜から・・・

鴨のサラダ


とてもポピュラーなシャンソン、オーシャンゼリゼやミッシェル・ポルナレフやフランス・ギャルなどの
なつかしいポップスが続きました。

お誕生日ということで、朝、まず自分にありがとうと言ったと話していました。頑張って生きている自分に
感謝の言葉。なんだかとてもかわいい性格の方です。

音大に行っていた彼女はドイツにしばらくいたようですが、その後シャンソンに転向したのですね。
ベルリンの壁崩壊近い時にライプツィヒの教会で我々は武器を持たないという静かな集会を思い出したという
ジャック・ブレルの「愛しかない時」が素晴らしかったです。日本語で歌ったので意味もすごくよくわかり
涙が出てきてしまいました。感動的な歌です。今この時に。

下にYouTubeを貼っておきました。

他にもヴィム・ベンダース監督の「リスボン物語」に出たというポルトガルの歌手、テレーザ・サルゲイロも
初めて知りましたが、とても素敵でした。あみさんは夢中になって今度はポルトガル語を習ったとのことです。


 

最初はスパークリングワイン、次は赤ですが、とてもおいしかったです。
ボルドーにちなんで、ボルドーは高いのでそれに近いものを・・

メインは羊のボルドーソース

 

小さなカヌレのデザートがおいしかったです。

11/12 Roso Nero

1部
1.   あなたに首ったけ
2. ジュ・トゥ・ヴー  Je te veux なんとサティが作ったシャンソンだった。
3. モンマルトルの丘
4. パダンパダン
5.最後のワルツ
6. 愛しかない時
7. シェリーに口づけ

2部
8. サンタルチア
9. キャバレー
10. トゥルリ
11. たとえ何があっても
12. ヴィ・ヴィオロス
13. 最後の珈琲
14. オー・シャンゼリゼ
15. 愛の讃歌

 



第2部の最後近くに。



辛口のおいしい赤ワインでした。

帰り道に不思議な神社?

 

鶯谷という不思議な所にあるお店でした。
芸大や国立博物館の裏なのに怪しげなお店もあるところでした。

どちらかと言うとかわいい歌声で、魅力的なパーソナリティの人でした。

 

 

Jacques Brel - Quand on n'a que l’amour (Live officiel Casino de Knokke 1963)

 

quand on n'a que l'amour  愛しかないとき


quand on n'a que l'amour
a s'offrir en partage
au jour du grand voyage
qu'est notre grand amour

愛しかないとき
僕たちの愛の
大いなる旅立ちの日に
すべてを分かち合うために...

quand on n'a que l'amour
mon amour toi et moi
pour qu'eclatent de joie
chaque heure et chaque jour

愛しかないとき
恋人よ 君と僕とが
いつの時間も いつの日にも
喜びにあふれるために...

quand on n'a que l'amour
pour vivre nos promesses
sans nulle autre richesse
que d'y croire toujours

愛しかないとき
僕たちの誓いを生きるために
他に何の豊かさがなくても
それだけを信じて...

quand on n'a que l'amour
pour meubler de merveilles
et couvrir de soleil
la laideur des faubourgs

愛しかないとき
素晴らしいもので満たされ
場末の醜さも
太陽の光で覆い隠せるとき...

 

qunad on n'a que l'amour
pour unique raison
pour unique chanson
et unique secours

愛しかないとき
ただ1つの理由
ただ1つの歌
そしてただ1つの救いのために...

quand on n'a que l'amour
pour habiller matin
pauvres et malandrins
de manteaux de velours

愛しかないとき
朝に
貧しい人々 家のない人々に
ビロードのコートを着せてあげるために...

quand on n'a que l'amour
a offrir en priere
pour les maux de la terre
en simple troubadour

愛しかないとき
この世の幾多の不幸のために
祈りを捧げる
一介の「吟遊詩人」として...

qunad on n'a que l'amour
a offrir a ceux-la
dont l'unique combat
est de chercher le jour

愛しかないとき
「戦い」だけが
「光明」を求める唯一の手段
そんな人たちに向けて...

quand on n'a que l'amour
pour tracer un chemin
et forcer le destin
a chaque carrefour

愛しかないとき
それぞれの岐路に立ったとき
運命を切り開くために
道を指し示すために...

quand on n'a que l'amour
pour parler aux canons
et rien qu'une chanson
pour convaincre un tambour

愛しかないとき
大砲に語りかけ
太鼓にも打ち勝つために
歌しかないように...

alors sans avoir rien
que la force d'aimer
nous aurons dans nos mains
amis le monde entier

このように 持てるものは
「愛する力」しかなくても
僕たちはこの手の中に
世界中の「友」を持つことができるだろう...

訳は「フランス専門専門さん(daniel-b)のなんでもブログ」より

 

Céline Dion - Quand on n'a que l'amour (Live à Paris 1995)

 

Teresa Salgueiro | #alegria | Video Oficial

Teresa Salgueiro | A Cidade [Official Video]

 

あみさんからまた素敵な人につながりました。

 

家に帰ってから昔買ったCDを探して、「愛しかない時」を何回も聴きました。
力強い歌です。

 

Nov. 12  2024  Uguisudani

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秋色に染まり始めた向島百花園で -2 ・・・ autumn colors in Mukoujima Garden -2

2024-11-13 23:59:57 | nature

11月10日の向島百花園の続きです。
まだ残っている花たち・・ これからまだ咲く花たちを撮りました。




マユミの実



萩の最後の花。





二ホンハッカ


楽しいゲンノショウコの実









もう一度アケボノソウに戻ってきました。



 











フウセンカズラ



これもナス?


寺島ナス




おいしそう・・


シースルーほおずき3兄弟






赤紫がかった色のリンドウ



野菜がたくさん



フウセンカズラ


芭蕉




サザンカの長い季節が始っていました。


田中一村展に出ていた天井画絵図
向島とは関係ないけれど、花つながりで載せました。
自然を愛した一村の天井画。

 

Nov. 10  2024   Mukoujima

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秋色に染まり始めた向島百花園で -1 ・・・ autumn colors in Mukoujima Garden -1

2024-11-11 21:47:24 | nature

11月10日

アケボノソウを求めてUさんと久しぶりにお会いして、向島百花園まで。
冷たくなった空気の中で色とりどりに変化した葉っぱが目に優しく入って来る。
まるで目が洗われるよう・・・ 秋もまた素敵な季節です。

今年も何とかアケボノソウを見ることができました。

入口近くにカシワバハグマの枯れ花をみつけました。


鉢植えのオオベンケイソウ


リンドウも



トラノオスズカケ




キセワタ

入口近くの鉢植えの花を見てから、池のほとりのアケボノソウまでまっしぐら・・

もっとたくさんあったような気がしましたが、これだけ・・だったかしら?
でも間に合って見ることができて良かったです。

高野山から龍神温泉に行った時にも川沿いを歩いていた時にみつけて嬉しかったです。
初めて会ったのは箱根の湿性花園。南高尾のアケボノソウはまだ見たことがありません。

 






 

園内は終わりかけた秋の花々や今盛りの菊の花、これから咲く園芸種の菊の花や秋色の草の葉、
木の実など色とりどりで驚きの世界です。蝶々も最後の飛翔。





ツワブキも盛りでした。



ノコンギク


フジバカマ


コンギク






タイワンホトトギス








赤まんまのほんとうの名前はイヌダテ



サクラダテの花が一輪残っていました。




ササリンドウ



園内ではスケッチを楽しむ人たちがいました。

東屋でちょっと休憩。持ってきた紅茶を少しだけ飲んで・・
秋の庭の色に目が洗われて・・・ この季節の色をいっぱい吸収しました。



肥後菊



園芸種の菊はこれから花開くようです。


 

ヌバタマ(ヒオウギ)


地植えのキセワタもありました。



タマスダレ



シオンはもう終わりで、茎の下の方の花が残っていました。




タヌキマメ


なんか狸っぽい・・・ 前にも教えていただいたけどUさんからまた教えてもらって
思い出した小さな花ももう終わり・・・


頑張れシジミちゃん。


これから草花も枯れ行く季節になりました。

その前に秋の色の世界を楽しみました。


Nov.  10  2024  Mukoujima

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一村展を見たあとで ・・・ after seeing exibition of Isson

2024-11-10 23:23:02 | a day in the life

11月7日


アルさんとAkikoさんと待ち合わせて、田中一村展に行ってそれぞれゆっくり見ました。
展覧会のことはすでにアップ済みですが、アルさんと私は2回目で、それぞれ見方が違います。

見終わってから写真を撮ってもらいました。


アルさんは確か久留米絣、Akikoさんはお母さまからの大島、私は着物と帯両方大島紬。


皆さん、とても素敵な着物姿。Akikoさんが会場で偶然お会いした沖縄に住んでいるお友達に
集合写真を撮ってもらいました。すごい偶然ですよね。

そのあとでランチは東京文化会館の中の精養軒で。どこも混んでいて、ここが一番待たなくて済みそうでした。
韻松亭はすでに予約でいっぱいでした。

私はシーフードのミックスフライにしたら、野菜が山盛りついていてお得でした。パンがなくても充分でした。

一村の話に始まり、旅行、本、健康、料理の話とかもうたくさんの話題で時間がいくらあっても足りません。
触れたくないトランプの話とか・・

 

先日のMoon Treeの作品展に出ていたコースターを追加でお願いして、持ってきてもらったものです。

指輪を外して一時置き場にもいいかも。

今日の着物

昨年軽井沢の町中の観光案内所の一角で古着の着物を売っていて、格安で買った白大島。サイズがほぼぴったりでした。
帯は着付けを習っていたころ、作家が来ていた展示会でつい買ってしまった大島の帯。南愛子さんのものです。
帯締めは貝紫で染めた糸のドットが入っている「とみひろ」のもの。


帰ってからオレンジ色の祖母の帯と合わせて次回着る時の参考にしました。

久々におしゃべりをたくさんして、帰ろうかと思って駅に向かいバックの中を探し物をしていたら
作品展の案内が出てきて、そうだ帰りに銀座松屋によって陶器の展覧会に行こうと思っていたことを
思い出しました。

岩瀬健一さんは就職したての頃、職場の後輩の知り合いの陶芸家で、作品展に行ったりしていました。
MATSUYAでもう30回も作品展をしています。最近は「柿傳」でよく開催して、数年前に行ったときは
すてきな抹茶茶碗がたくさんありました。

 








「器ギャラリーTRY」の山本さんが器は家の中の小さな芸術品と言っていました。
それで料理を出せば、とても豊かな気持ちになれるよねって。最近はあまり構わなくなってしまいました。
日常でそういうものを大切に使って行けたらいいですね。

 

Nov. 7 2024  Ueno → Ginza

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何度行っても感動する一村展 ・・・Isson:an impressive exhibition, no matter how many times you go

2024-11-09 23:29:09 | art

11月7日

一つ一つの絵からまたパッションをいただきました。そこからあふれる芸術への想い。美の追求。
生涯かけてそれを追求できたことが幸せなことでした。それも時に他の労働もしながら人々の支援を得ながら・・
何回見ても絵から受け取るものも多く、また初めて見るような感動もありました。新しさも感じ、若い人たちも
ひきつけているようです。
毎回ほんものの絵から伝わってくるパワーのすごさを感じます。

これだけのことをなしうるってすごい。もともと神から与えられていた才能があっても、その努力の積み重ねが。

 

田中一村展へで10月24日に前期の展覧会に行ったときのことを書きましたが、今回は2回目。後期の展覧会です。
入れ替えがなければ2回も行かなかったけれど、何度見ても新鮮な驚きがありました。

2度目だと今まで気が付かなかったことにも気が付くし、前回見てそのあのペパーミントグリーンが効いているねと
思ったところを再確認したりしました。絵の変遷もさらうことができました。

最初に一村の名前のことが書かれていたことに、今回初めて気が付き、その漢詩の一部
「柳暗花明又一村  柳は暗く花は明らかに又一村」が心の中に広がって行きました。
なんてすてきなネーミングでしょう。一村の絵が光のように照らしてくれるような感じです。

陸游の七言律詩「遊山西村」(山西さんせいむらあそぶ)

山西の村に遊ぶ

  莫笑農家臘酒渾  笑ふ莫かれ 農家臘酒の渾(にご)れるを
  豊年留客足雞豚  豊年にして客を留むるに雞豚足る
  山重水複疑無路  山重なり水複して 路無かきと疑ひ
  柳暗花明又一村  柳は暗く花は明らかに又一村
  簫鼓追随春社近  簫鼓追随して春社近く
  衣冠簡朴古風存  衣冠簡朴にして古風存す
  従今若許閑乗月  今より若し閑に月に乗ずるを許さば
  拄杖無時夜叩門  杖を拄き時と無く夜門を叩かん

この詩は、第4句「柳暗花明又一村」がよく知られているとのこと。

  • 柳暗花明
    田舎の美しい春景色の形容 柳がほの暗く繁っている中に桃の花が灯をともしたように明るく咲いている風情

意味)
農家の師走じこみの酒は渾っていても笑わないで下さい。
豊年ですからお客をもてなすには、鶏も豚もたくさんありますと言って、招かれた。
山が幾重にも重なりあい、川がまがりくねって、路は行き止りかと思っていると、
柳がほの暗くしげる中に、桃の花がぱっと明るく咲いているところに、また一つの村が目の前にあらわれた。
春の祭りが近づいて来たのであろうか、笛や太鼓の音が、追っかけるように聞こえてくる。
着ている衣服は簡素で古風な昔ながらの風俗をのこしている。
 (まことにのびのびとしたこの山村の趣きは、私にはとっても楽しく、いい雰囲気なので)
これからももし月の美しい夜に訪れてよいといって頂けるならばいつとはなく杖をついて、
農家の門を叩いて訪れたいものである。

                        関西吟詩文化協会 中国の漢詩より

 

初めて見た時に、まだ初期の十代の頃の南画に漢詩が書いてあり、その書体も時代によって変わって行ったりして
いて面白いとも思ったけれど、まったく意味が分からない。中学生時代の一村は読書をよくして、成績もトップで
絵だけでなく秀でていたようです。特に漢詩が好きだったという。 「田中一村と漢詩」

いつもカタログは印刷で色が本物と違ってしまうので買わないのですが、今回帰ってから漢詩についてもっと
知りたくなり、解説を見たくなり、ネットで注文しました。それに今回ほど一村の作品が集まったことはないのでは
と思うくらい、個人蔵も含め、埋もれた絵画も公になっています。やっぱり会場で図録は買うべきでしたね。


 

「紬工場で、五年働きました。紬絹染色工は極めて低賃金です。工場一の働き者と云われる程働いて六十万円貯金しました。
そして、去年、今年、来年と三年間に90%を注ぎこんで私のゑかきの一生の最期の繪を描きつつある次第です。何の念い残す
ところもないまでに描くつもりです。画壇の趨勢も見て下さる人々の鑑識の程度なども一切顧慮せず只自分の良心の納得行く
まで描いています。一枚に二ヶ月位かゝり、三ヶ年で二十枚はとても出来ません。私の繪の最終決定版の繪がヒューマニティ
であろうが、悪魔的であろうが、畫の正道であるとも邪道であるとも何と批評されても私は満足なのです。それは見せる為に
描いたのではなく私の良心を納得させる為にやったのですから。千葉時代を思い出します。常に飢に驅り立てられて心にもない
繪をパンのために描き稀に良心的に描いたものは却って批難された。私の今度の繪を最も見せたい第一の人は、私の為にその
生涯を私に捧げてくれた私の姉、それから五十五年の繪の友であった川村様。それも又詮方なし。個展は岡田先生と尊下と
柳沢様と外数人の千葉の友に見て頂ければ十分なのでございます。私の千葉に別れの挨拶なのでございますから。そして、
その繪は全部、又奄美に持ち帰るつもりでもあるのです。私は、この南の島で職工として朽ちることで私は満足なのです。
私は紬絹染色工として生活します。もし七十の齢を保って健康であったら、その時は又繪をかきませうと思います。」

 

自分を貫いて描きたい絵を求めた一村の生き方が、伝わってくる絵です。どの時代もそれぞれトーンが違っていていいのですが、
一村は紀州や九州に行って描き始めた後半に何か、ほんとうに自由に何にもとらわれないで描けるようになった感じがしました。
それが最後にたどり着いた地、奄美で彼の世界が花開いたと思います。自然の中でほぼ自給自足のような暮らしをしてもともと天才で
親思いで、自分の心に従って生きることしかできなかった彼の感性がますます研ぎ澄まされ、広がって行ったような感じです。
奄美の近隣の人たちにも支えられて暮らしていた晩年に心安らぎました。

 

永遠を見た一村の集大成「アダンの海辺」

 

前回の展覧会を見たあとにドキュメンタリーや日曜美術館など見て、絵から受けた感動が大きかったので、その生き方も知りたく
なりました。展覧会には一部書簡も置いてありました。



そういえばどこかの番組であのフクロウは自画像ではないかとのコメントもありました。私には岩の上で高らかに鳴いている
赤ひげやアカショウビンもそんな風に見えます。

今上野でこんなにすごい展覧会が開かれて、感慨深いものがありますね。
一村が応募した公募展が開かれていたのが、今回の大回顧展会場である東京都美術館。東京美術学校に入学したのと同じ年に
開館した都美術館に、生前彼の作品がかざられることはなく、家の事情で東京美術学校を退学せざるを得なかった地、上野。
「いつか東京で決着をつけたい」と思い続けた一村の夢が大回顧展となってかないました。

 


そして田中一村の絵は奄美で見るという友人と一緒に来年、奄美大島へ行くことを計画中。
一村の感じた空気の中へ。そして大島紬や自然に触れることが出来たらと思います。
以前から、大島紬の里に行ってみたいと思っていた場所です。
せっかく奄美大島まで行くのなら、帰りに屋久島に寄りたいとも期待が広がります。
問題は空路・海路・陸路も含めた交通手段。ちょっと今までになく大変な旅になりそうです。
できるうちにできることはするが今の私のスタンスです。

初期の鋭い線が最後の南国の植物にも生かされていました。

 

参考)

田中一村と漢詩

田中一村終焉の地、奄美大島。自分の良心を納得させるために描く

田中一村傑作選  

関西吟詩文化協会 遊山西村 中国の漢詩

プレビュー  田中一村 奄美の光 魂の絵画

 

Nov. 7 2024  Ueno

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ホセ・カレーラスの歌声に ・・・ blissful time of Jose Carreras' voice reaches my heart

2024-11-08 23:47:47 | music

11月6日
サントリー・ホール
ホセ・カレーラス  ロレンツォ・バヴァーイ

 

ホセ・カレーラスの声を体全体に浴びて受け止めることができて幸せな一日でした。
初めて生でリサイタルに行ったときの驚きを思い出しました。生で聴く声にオペラとは違う、なんという声と
その声がまっすぐ届くのを感じました。もう77歳になるというその声は歌うほどに滑らかになって行き、
アンコールはいつものように絶好調。そこで大好きな歌は必ず歌われます。
最後は「カタリ・カタリ」が歌われるまでは帰らないという聴衆の想いもあったと思います。
いつも行く人だと「グラナダ」になるともう終わりが近いとわかると思います。でも最後は「帰れソレントへ」かなと
思いつつ、いやまだ「カタリ」は聴いてないぞと思いました。「忘れな草」か「カタリ」は聴いてみたいと思っていました。

SAISON NEWSより

 

聴きながら早くして亡くなった音楽の好きな友人のことや、昨年亡くなった親友のことが思い出されました。
友人とは一緒にカレーラスを聴きに行ったこともあり、シラグーサのCDをいただいたりしていました。
もっともっと一緒に楽しみたかった大切な友達たち。その友人とは最近夢で電話で話していて、その声が
ほんとうにリアルで驚いたことがありました。飼っていた猫も夢に現れたこともありました。

何年か前までは12月に開催の日本公演で1年の最後に聴くご褒美コンサートでした。
来年もまた聴きに行けるでしょうか? まだまだ歌えることを毎年思って翌年も楽しみにしています。
自分自身の健康も含めて、1年先のことを案じています。

 

第一部

コスタ 新月
ベッリーニ 優雅な月よ
プッチーニ 大地と海 プッチーニ
小さなワルツ*
トスティ 秘密(ひめごと)
トスティ 夢
トスティ 四月
ドビュッシー 月の光*
チレア フェデリコの嘆き

第二部
チオフィ 五月のある夜
ヴァレンテ パッショーネ
プーランク エディット・ピアフを讃えて*
チェザリーニ 夢見るフィレンツェ
デレヴィトスキー 心からのセレナータ
マンシーニ ムーン・リヴァー
チャップリン ウィズアウト・ユー*
ラマ 静けさに歌う
レンディーネ 望郷(ヴリア)  

*ロレンツォ・バヴァーイ ピアノ・ソロ

 

アンコール)

ファルボ:彼女に告げて
ディスポジト:アネマ・エ・コーレ
デ・クルティス:夜の声
ララ:グラナダ
デ・クルティス:帰れソレントへ
カルディッロ:カタリ・カタリ

 

昨年も歌っていたMoon River

歌詞も大好きな曲です。

Two drifters, off to see the world
There’s such a lot of world to see

We’re after the same rainbow’s end,
waiting, round the bend

 




 


森麻季さんのツィッターより3日のコンサートの出演者と。
3日に立川でオケとのコンサートがあるなんて知りませんでした。

毎年会場には来年のコンサートの先行予約の用紙が置いてあります。11月25日に決まっているのですが
なかなかその場で申し込むことができません。いつも翌年の5月くらいの先行予約で申し込んでいます。
一年一年、来年も行けるかなと思っています。1年の区切りとなっているコンサートはとても貴重です。

今年も事前にカレーラスの写真を見た時に、ずいぶん年を取ってしまって、大丈夫かと思ってしまいましたが
変わらぬ歌声にどれだけケアしているのかと感心してしまいます。来年もまた私も元気でいて、会場で
聴けたらと思います。

昨日7日は立冬でした。季節ははっきりと変わって行って寒くなってきました。
1年のなんと早く過ぎ去ることか・・・ 暑い夏が長すぎていろいろなことに取り掛かれない時期が長かったように
思います。

 

José Carreras performs Tosti's Segreto

 

Nov. 6  2024  Roppongi

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10月の軽井沢の休日 -1 ・・・ Rösti and Kumobaike

2024-11-05 23:55:31 | wonderland

11月に入ってからやっと寝具も冬用に替えて、お風呂もシャワーから湯船に入るスタイルに変更。長い暑い日々がやっと終わり
秋に入って行けました。年々秋が短くなっていくような感じです。

昨日、ベルカントの仲間から悲しいお知らせが私たちの周りを走り抜けました。今回のコンサートに股関節手術のために
参加できなかった一番声が出るピアノを教えているNさんの突然の訃報でした。フェスティバル当日が手術で、その1週間後に
左足を骨折してしまったので長期休むとの連絡が入ったばかりでした。また手術と書かれていてなんとも気の毒と思ったばかり
でした。私より少し年齢も上だったのですね。いかにも先生と言う感じの方でしたが、最近少しお話することもあり、
チャーミングな方だとわかった所でした。元気にしていた方が急に消えてしまうことの儚さを感じて落ち込んでいました。
それであまり手につかず、ボビンレースが今日だったので、少し進めていました。もくもくと・・でも失敗したりして。

友人とも後期高齢者になったからいつどうなってもおかしくない年頃で、もう残りはあっても10年くらいだねとだと話して
少しでも健康でいい時間を過ごせるようにしたいと思いました。

 

***********************************************************

 

10月12日から14日まで娘の休暇に合わせて軽井沢の短い滞在です。
やっと軽井沢まで戻ることができました。「新しい運転免許証を手にして迎えた誕生日」と、「軽井沢で出会ったキース・ジャレットの
バッハ」
で少し載せただけでした。

娘の休暇と軽井沢の妹の家の都合で秋に行く軽井沢はちょうど私の誕生日になりました。
たった2泊の滞在なので食料品もこちらから少し持って行くことに。前日ナポリ風肉団子の煮込み(レーズンやチーズがたくさん
入った煮込みハンバーグのようなもの)を作ってそれだけ持って行きました。

 

10月12日

イチイの赤い実がかわいかったです。


空は青く広がって・・・


大好きなコスモスも・・・



紅葉は少しだけ・・ でも秋の気配が・・


早起きして、朝食は軽井沢での習慣が定着しました。
最近のお気に入りは「オキザリス」。



ロスティの朝食。

今回はワッフルではなく、フレンチトースト(フレンチシュゼット)を娘と半分ずつのハーフにしてもらいました。

食後は周りを歩いて、前回と同じように雲場池に紅葉の具合を見に行きました。






古い別荘を見ながら歩くのも楽しくて。






雲場池にも熊注意の看板が。この離れ山地区には昔からクマがいると言われていますが、看板を見たのは初めて。


今はちょうど紅葉真っ盛りの頃だと思いますが、行ったときはまだまだでした。昔は10月中旬には紅葉が始っていましたが
年々遅れています。












ミゾソバに会えたのは嬉しかった。




雲場池はなかなか1周しないで通り過ぎるだけのことが多かったのですが、今回は娘が六本辻のPrimoでお昼を食べたい
と言うので近くを歩いて見ることにしました。

 

しばらくカレーラスを聴いていたあと、友人から借りていたモンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」を
聴き始めたのですが、今は重すぎてアンデルジェフスキのバッハから儚げなシューベルトの晩年のピアノソナタを
流しながら書いています。ドイツ在住の江尻南美さんのです。ベートーヴェンとシューベルトの後期ピアノソナタは
大好きな曲です。


Oct. 12  2024  Karuizawa

 

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芹沢銈介展の駒場と中目黒を結んだPerfect Day ・・・ "The World of Keisuke Serizawa"

2024-11-03 23:59:02 | art

11月3日

娘が私の誕生日祝いをしていなかったので、時間がある時にケーキを買ってくると言っていて、やっと
もう月も変わってしまったけれど、中目黒にカットに行くので、待ち合わせて一緒に買うことになりました。私も
中目黒のジオデシックにアクセサリーの修理に持って行くものもあり、それなら午前中に見たかった民藝館の芹沢銈介展か
山種美術館でやっている福田平八郎展を見てからと前日予定を立ててみました。どちらともなんと中目黒まで歩いて行ける
範囲でした! 娘にSTARBUCKS RESERVE® ROASTERY TOKYOでゆっくりしていればとお薦めもあり、日本民藝館に行って
芹沢銈介を見て、駒場のパン屋さんでパンを買ってから池尻大橋の氷川さくら公園でランチ、目黒川沿いを歩いてこの珍しい
スタイルのスタバに行ってゆっくり過ごしてから時間を調整して中目黒駅近くのジオデシックに行き、最後にケーキ屋さん
クリオロで待ち合わせという計画です。

  
白洲正子さんと 芹沢銈介美術館より


民藝活動のメンバーの芹沢銈介は子供のころからなじみのある作家でした。河井寛次郎や黒田辰秋と同じように
よく見ていました。母の影響かな? あの卓上カレンダーは大好きで名古屋で「くら」というBarをやっていた叔父が
いつも年末に送ってくれていて、好きで使っていました。叔父は雑誌「酒」の編集長の佐々木久子さんに勧められて
その雑誌にエッセイを連載していたことがありました。国立大学を出てバーテンダーをしていた異色の親戚でしたが
比較的若くして亡くなりました。

民藝館には渋谷乗り換えでいきますが、ハチ公前は外国人観光客でいっぱい。私もちゃんと見たことがなかったので
記念撮影で賑わう中をどうにか撮ることができました。












芹沢銈介の洗練された色と形に見入ってしまいました。
ラッキーなことにいつもは全館撮影禁止の民藝館で、大展示室のガラスの壁面だけ撮影が許可されていました。



 




カルトンもいくつかあり、楽しかったです。






また芹沢氏のコレクションも同時に展示してありました。
「芹沢の目」として世界各地で収集した民芸作品は力強く生命力にあふれていました。
中にはかわいい鳥の絵のお皿があったり・・・

ネットに10年前のコレクション展の記事がありました。



1階の入れ替えのときどきある常設展も、欧米の木工の生活道具があまりにもすてきで繰り返し見てしまいました。
調理の道具や織物関係など・・生活道具でありながらそのデザインのすばらしさに民藝活動の原点にあるような
いい展示でした。いつもながら朝鮮の焼物にも魅入られます。

連休の中日でお天気も良かったせいか、賑わっていた民藝館でした。






『Le Ressort』で買ったカレーパンとピスタチオサンドのランチ。

最初は氷川さくら公園を予定していたのですが、おなかがすいちゃったので、駒場野公園で休みました。
木陰があり、あとから氷川さくら公園も通りましたが、ずっと良かったです。



この中で、子供たちが遊んだり、犬の散歩で休憩する人がいたりして、お弁当を食べているグループも少しいましたが、
まるで映画Perfect Daysのように木漏れ日の中で食べるお弁当は最高です。

しばらくのんびりしてからまた歩きだしました。

さくら公園だたと思ったら鷹狩の将軍が休憩した御用屋敷跡でした。この地域は戦後住宅地や文教地区に
変身したとか・・・ 古いものを残さないでもったいない。最近名古屋の町を少し知るようになり、
古いものが保存され、しかも活かされているのにうらやましく思っていたところでした。
機動隊の第3機動隊庁舎や東邦大学が近くにありました。

以前ブラタモリで駒場東大が将軍の狩場だったと紹介されていましたね。駒場池にも今度行ってみたいです。

そのあとすぐ、氷川さくら公園に着きました。






氷川さくら公園は公園というより単なるスペースで日影もなかったので、駒場野公園で休んだのは正解でした。
十月桜が咲いていたので、花を見てから、階段を降りて中目黒方面に曲がりました。
重たい一眼レフはおいてきたので、スマホだとピンボケの桜が残念。




目黒川緑道も整備されていました。






いよいよ中目黒方向にターンです。

後ろを振り返って


前を見る。

ここからがあの目黒川です。


外国人観光客がたくさん並んでいたお店。




こちらは日本人が列を作っていたお店。


意外とすぐスタバが見えました。STARBUCKS RESERVE® ROASTERY TOKYOは世界で5番目に
オープンしたお店で面白いと娘のお薦めでしたが、なんと列が延々とできていて、まず整理券を
スマホで読み込むため100mくらい先まで行かなければならないとのこと。待ち時間は?
と聞くと45分から75分との回答。日本人だけでなく、外国人も多く、こりゃだめだと思い、目黒川沿いを
歩いて中目黒方面に進みました。

この右側ですが、また今度来てみようっと。




川沿いのベンチで一休み。


対岸にあったお店が面白そうでした。


everything for the freedom

openしていないようでした。あとから調べてみたら、雑貨もある本屋さんでした。






歩いているだけで楽しい目黒川沿いです。


以前はよくヨハンのチーズケーキを買って来てくれましたが、最近はクリオロに乗り替えました。
甘さがちょうどよく、洗練されていて今の所、我が家のベストです。


目黒川地蔵尊


TSUTAYAのスタバでやっとラテを。
まだ読み終わっていない本と共に。

 


ジオデシックに着きました。 切れたチェーンを直してもらうよう頼んで、あとはパーツが外れたものなど
相談しました。




昆虫の中井君ワールドです。

存在感あるペンダント。お値段も存在感があり、とても手が出ません。
屋久島の神様をモチーフにしたとか・・・

中井君もジオのチーフデザイナーを引き継いでもう10年経つとか・・・時の流れの速さを思いました。

 

クリオロはラム・レーズン特集でした。




お菓子の芸術品と言ったところ。デリケートな味を楽しみます。

思わぬところを線で結んで歩いて意外な発見もあったまるでPerfect Dayでした。

歩いた距離は10kmくらい・・ 歩いて見ると東京の地理関係がわかります。電車や地下鉄を使うとすごく遠い所の
ように思いますが、広尾や駒場や中目黒は近かったのですね。以前目黒と恵比寿間は歩いたことがありましたが・・

娘のクリオロで待ち合わせようという言葉で民藝館とジオデシックを結んだ楽しい東京発見でした。まだまだ知らないところ
だらけの東京です。

 

Nov. 3  2024  Komaba → Nakameguro

 

メモ:
ネットで画像を調べていたら、志村ふくみの展覧会があることを知りました。これは必見です。
織を始める前から注目していた志村さんの草木染めと織。大好きだったけど人間国宝になっちゃったんですね。
「一茎有情」という職場の先輩のお父様宇佐見英治さんとの対談集を読んだ頃、資生堂ギャラリーで展覧会をされて
もう4~50年前の話ですが、会場でお話したことがありました。

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