11月6日
サントリー・ホール
ホセ・カレーラス ロレンツォ・バヴァーイ
ホセ・カレーラスの声を体全体に浴びて受け止めることができて幸せな一日でした。
初めて生でリサイタルに行ったときの驚きを思い出しました。生で聴く声にオペラとは違う、なんという声と
その声がまっすぐ届くのを感じました。もう77歳になるというその声は歌うほどに滑らかになって行き、
アンコールはいつものように絶好調。そこで大好きな歌は必ず歌われます。
最後は「カタリ・カタリ」が歌われるまでは帰らないという聴衆の想いもあったと思います。
いつも行く人だと「グラナダ」になるともう終わりが近いとわかると思います。でも最後は「帰れソレントへ」かなと
思いつつ、いやまだ「カタリ」は聴いてないぞと思いました。「忘れな草」か「カタリ」は聴いてみたいと思っていました。
SAISON NEWSより
聴きながら早くして亡くなった音楽の好きな友人のことや、昨年亡くなった親友のことが思い出されました。
友人とは一緒にカレーラスを聴きに行ったこともあり、シラグーサのCDをいただいたりしていました。
もっともっと一緒に楽しみたかった大切な友達たち。その友人とは最近夢で電話で話していて、その声が
ほんとうにリアルで驚いたことがありました。飼っていた猫も夢に現れたこともありました。
何年か前までは12月に開催の日本公演で1年の最後に聴くご褒美コンサートでした。
来年もまた聴きに行けるでしょうか? まだまだ歌えることを毎年思って翌年も楽しみにしています。
自分自身の健康も含めて、1年先のことを案じています。
第一部
コスタ 新月
ベッリーニ 優雅な月よ
プッチーニ 大地と海 プッチーニ
小さなワルツ*
トスティ 秘密(ひめごと)
トスティ 夢
トスティ 四月
ドビュッシー 月の光*
チレア フェデリコの嘆き
第二部
チオフィ 五月のある夜
ヴァレンテ パッショーネ
プーランク エディット・ピアフを讃えて*
チェザリーニ 夢見るフィレンツェ
デレヴィトスキー 心からのセレナータ
マンシーニ ムーン・リヴァー
チャップリン ウィズアウト・ユー*
ラマ 静けさに歌う
レンディーネ 望郷(ヴリア)
*ロレンツォ・バヴァーイ ピアノ・ソロ
アンコール)
ファルボ:彼女に告げて
ディスポジト:アネマ・エ・コーレ
デ・クルティス:夜の声
ララ:グラナダ
デ・クルティス:帰れソレントへ
カルディッロ:カタリ・カタリ
昨年も歌っていたMoon River
歌詞も大好きな曲です。
Two drifters, off to see the world
There’s such a lot of world to see
We’re after the same rainbow’s end,
waiting, round the bend
森麻季さんのツィッターより3日のコンサートの出演者と。
3日に立川でオケとのコンサートがあるなんて知りませんでした。
毎年会場には来年のコンサートの先行予約の用紙が置いてあります。11月25日に決まっているのですが
なかなかその場で申し込むことができません。いつも翌年の5月くらいの先行予約で申し込んでいます。
一年一年、来年も行けるかなと思っています。1年の区切りとなっているコンサートはとても貴重です。
今年も事前にカレーラスの写真を見た時に、ずいぶん年を取ってしまって、大丈夫かと思ってしまいましたが
変わらぬ歌声にどれだけケアしているのかと感心してしまいます。来年もまた私も元気でいて、会場で
聴けたらと思います。
昨日7日は立冬でした。季節ははっきりと変わって行って寒くなってきました。
1年のなんと早く過ぎ去ることか・・・ 暑い夏が長すぎていろいろなことに取り掛かれない時期が長かったように
思います。
José Carreras performs Tosti's Segreto
Nov. 6 2024 Roppongi