庭戸を出でずして(Nature seldom hurries)

日々の出来事や思いつきを書き連ねています。訳文は基本的に管理人の拙訳。好みの選択は記事カテゴリーからどうぞ。

パソコン

2007-01-20 14:14:00 | その他
正月にOSを再インストールしてからメールソフトのOEで日本語改行ができなくなった。設定を確認してもちゃんと半角76字で自動改行になっている。おかしいなぁ・・・若干読みづらいけどまあ特段の不都合もないだろうとそのままにしていた。

しかし今朝、どんな結果にも必ず原因があるはずだから一往調べとこ・・・と、“OEの自動改行”で検索かけたら、ちゃんと丁寧な説明があった。「SP2を導入した場合:レジストリに新しい項目と値を加えて・・・」

あれぇ?これだいぶ前に一回やったことがあるぞぉ!・・・と、途端に記憶がよみがえった。

振り返ってみれば、本格的にパソコン触り始めて12年・・・この間、ハードもソフトも凄まじい勢いで進歩を重ね、端から文系の私は、まさに見様見真似・試行錯誤の連続の中で同じ手順や間違いを何回も繰り返してきた。

OSがXPになった頃から全てのPC環境がだいぶ安定して、“有用な無駄”に無駄な時間を使うということも少なくなったが、今度はVistaとかいうのが新しく出るらしい。マイクロソフトのHPには「想像以上の驚きを、あなたも・・・」なんて広告が踊っている。

あんまり驚いてばかりもいられないし、そうそう簡単に“新しいもの”に踊らされることもないが、人が不慣れな分野で前に向かって進もうとする限り、多少の試行錯誤は避けられないことなのだろう。ともあれ、同じ種類のつまらん間違いを何度も繰り返すことだけは、そろそろお仕舞いにしたいものだ。

精神の彩

2007-01-20 10:32:29 | 自然
Nature always wears the colors of the spirit.
- Ralph Waldo Emerson

自然は常に精神の彩(いろどり)で装っている。
- R・W・エマソン


彼は同じことを別に「あらゆる自然的事象は何らかの精神的事象の象徴である」(Every natural fact is a symbol of some spiritual fact.)と表現している。

目に見える現象世界の奥底に、目には見えないけれども確かに存在する精神世界を見出そうとする思想は、西欧ではプラトン辺りに源を持つのだろうが、太陽や月や星・・・海や河や山や風・・・あらゆる自然的存在・活動の中に何らかの偉大な意思を感じ、畏敬の念と共に生を送るという姿勢は、人類が文字を持たない太古の昔からずっと続いてきた、まさに自然なあり方のように思える。

さて今の我々が、たかが200年かそこらの近現代文明の眩(まぶ)しさの中で、その本来のあり方を忘れ去りつつあるとしたら、それは果(は)たして自然なことであろうか・・・。