(株)カプロラクタム-blog

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インスタントカレー

2013年08月11日 | 時事
「日清カップカレーライス」発売 - チンするだけで煮込んだカレーライスに
水を入れて電子レンジでチンするインスタントカレーライスだそうです。

何やら今までにない画期的な商品のようですけど、ぶっちゃけレトルトカレーとサトウのゴハンのようなものがあれば十分再現できてしまうわけで、よほど味に自信ががない限りメガヒットは厳しい気がしますね。「2つを容器に移してレンジでチン」の手間と、この商品の「ふたをを開けて水を入れてからレンジでチン」という手間に、それほど差がないような気がします。せめて水を入れる手間を省けなかったのでしょうか。
「カップ麺に続く第2の柱」を目指した商品だったため、カップ麺のように「湯を注ぐ」に類する行為まで削る発想に至らなかったのでしょう。まあカップ麺では普通にある「袋入りスープを自分で入れる」発想を引きずって「サトウのご飯にレトルトパック入りのカレーをかけてレンジでチン」にならなかっただけマシなのかもしれません。最初の結論に戻ってしまいました(笑)ちなみに日清のカップヌードルは、具の袋がない分他の商品より画期的であるといえるでしょう。この辺は、さすが日清だと思います。ですがさすがにお湯は入れないと食べられませんからね・・・

日清の成功例から考えると、例えば昔の「ラ王」が画期的だったのは、「お湯を入れて3分待つ」という当時の常識を覆し、「生めんだから1分で食べられる」と売り出し、さらに何年かかけて「待たずに食べられる」を実現させたことにあると思います。実は待たずに食べるため(おいしく食べるため?)にはカップ焼きそばのように一度麺を湯がいて湯を捨てる手間があったわけですが、人間、常識とされた手間を省いた画期的とされる商品には、それが大した手間でなくとも、何か別の手間を伴っていたとしても、意外に惹かれるところがあるものです。ここは是非、今後の研究で「水を入れずにそのままチン」タイプまで進化させてほしいところです。欲を言えば、電子レンジなどないアウトドアでも調理できるように、湯煎でもOKになっているとなお良いですね。さらに保存性を高めるために別々に密閉したり・・・

あれ?やっぱレトルトカレーとサトウのご飯でいいのでは(笑)