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電力量微増の謎

2013年08月17日 | 震災
7月の発受電電力量は2カ月連続プラス 猛暑で冷房需要増える
そりゃ今年は「節電しよう」なんて一切言われていませんから、増えるのは当然ですな。

東日本大震災があってから、節電が夏の風物詩になっていました。2011年は15%の節電目標が課せられていましたし、2012年はそれほど暑さも制限も厳しくなかった気がしますが、それでも5%ぐらいはあったように思います。暑い・寒いといった体感は時が経つと忘れてしまうので、今年は特に猛暑という印象が強いですが、一応自分のブログを「節電」で検索してみたら、どうやら渦中の2年前も6月に過去最高の39.8度という気温を叩き出したくらいで、実は猛暑だったようです。よく乗り切ったよな・・・ちなみにその際に熱中症が多発したようで、去年はやたら熱中症報道が加熱した模様です。まあこの傾向は今年もですが、テレビの人達から「私達が、2年前に一番効果のある“テレビを消す”ことを報道せず、やたら節電節電言い過ぎたために熱中症が増えてしまいました。」という謝罪は、まだ聞いていませんねぇ。

ところで、少なくとも去年はほどほど冷夏であり、電力予報もほぼ毎日逼迫率90%の「安定供給」で事なきを得たようですが、連日40度を越すような異常に暑い今年が、高々「昨年比1.7%増」の発電量にとどまっているのは少々ミステリーです。少なくとも昨年は「5%節電しよう」と言われていた数値のはずであり、一昨年の記憶もまだ生々しく、それなりにがんばっていた頃の数値なわけで、今年のように青天井で使っている状態でもそれだけしか増えない理由は、2つくらいしか考えられません。即ち、電力消費の少ない商品の買い替えによる節電対策が浸透したか、または家庭・企業の努力による無理のない程度の節電対策が浸透したかです。いずれにしても、震災から3年目の夏を迎え、この国は「節電」というモデルをある程度確立したといえるのではないでしょうか。これは非常に喜ばしいことです。

つまり「やっぱ原発オワコンじゃね?」ということなのですけど・・・安部さん聞いてます?
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