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W杯開幕審判

2014年06月13日 | 時事
W杯開幕戦、西村主審は誤審をしたのか?“大会第1戦”の意味とクロアチア監督が批判した理由
色々的外れな批判もある中、この記事が一番的確に書いていると思います。

そもそも前日あれほど「開幕戦の審判」を任された名誉と責任について報じておきながら、何故手のひらを返したように批判する人が沸いたのかが良く分かりません。特に誤審だと決め付けて確認もとらずに反応した人が多く、自分も記事を最初に読んだときは「誤審をしたのかな?」と思ってしまいました。しかし、その後映像を確認すると、間違いなく腕を引っ張っているわけで、その後わざと倒れたかどうかは問題でなく審判はファールをとる権利があったわけです。それを取るか流すかは「主審の権利」であり、外部のものがどうこういうものでもありませんし、言われて変えるようなものでもないでしょう。FIFAもこの件は誤審に当たらないと判断したようです。

審判は、反則をジャッジするだけでなく、プレイ展開やアドバンテージ等を考慮してそれを行使するかどうかを決める権限ももっています。あまりに頻繁に反則を取ると流れも止めてしまうので、肝心な駆け引きや面白さもなくなってしまいますし、かといってラフプレーを容認しすぎても見ていて気持ちの良い試合にはなりません。この判断に疑問をもつ人は、日韓W杯の時の韓国イタリア戦を見てみると、今回の判断で日本人審判が世界に求めたW杯の姿が見えてくるのではないでしょうか。

不利な判断をされた相手国が「誤審だ」と騒ぐのは、当然の心理です。まだ初戦ですし、審判のせいにして「運が悪かった」と言い聞かせ、心を切り替えて次の試合に望む必要があるからです。その論調に載せられて、大して裏づけも取らずに踊らされるのは、いい加減やめにしないといけませんね。騒ぐうちに本質がぼかされ、いつのまにか本当に誤審を犯したことになってしまう世の中が一番怖いわけですから。
コメント
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