タカタ、公聴会でエアバッグ欠陥の隠蔽報道を否定 事故には「深く謝罪する」
訴訟大国アメリカですから、大変なリコールと損害賠償問題に発展してしまいそうですね。
エアバッグが作動した時の衝撃で内部の部品が破損し、怪我をする恐れがあるというのが問題点のようです。エアバッグと言うのは世界に3社しか作っていない、言わば寡占状態の物のようで、タカタ社は全世界のシェアの2割を持っていた模様です。一般的に車はトヨタや日産などのディーラーを通して買いますから、今まで自分は「日産の車を買った」という認識しかもっていませんでしたけど、確かに車と言うのは様々な部品の複合商品であり、最近はコスト削減のために部品の規格統一化が進んでいるので、ある1社の部品が、メーカー・車種を問わず共通して使われていると言うことは珍しくないそうです。だからこそ一度問題が起きると、その影響範囲が非常に大きくなってしまうわけです。まあ、普通車を買う時にわざわざエアバッグのメーカーがどうとかいう選び方はしませんからね。自分の車のエアバッグはどこ製なのだろう?世界の2割ですから、ひょっとしたら日本車はほぼ全てココなのかもしれません。つーか何を見たらその車の部品を作ったメーカーまで知ることができるのでしょう?そしてそのエアバッグの部品は果たして日本製なのか?・・・何か切りがなくなってしまいますな。
エアバッグの歴史を辿ると、車の安全性を高める風潮の中、シートベルトの補助具として20年ぐらい前から急速に普及しだしたそうです。今では新しい車のほぼ100%に着いているようですが、特に法律で義務付けられているわけではないようで、全てメーカー側の「安全性をより高める配慮」によって標準装備されている場合が多いという位置づけのようです。また、あくまでもシートベルトと併用することで効果が出る類のものですから、シートベルトをしていない状態だと、衝突の衝撃以上にエアバッグが飛び出してくる衝撃によって怪我をすることも多いことは前から指摘されていました。火薬を使って瞬間的に袋を膨らませる仕組みなので、もちろんそれ自体に相当の衝撃があることは想像に難くないでしょう。メガネなんかは相当ヤバそうですね。遅れればガラスに頭を突っ込んでいくことだってありますし、命を守ってくれる代償として多少の怪我は仕方ないと思うのが常識です。と言うか、多くの場合はエアバッグのお世話になることなく次の車に乗り換えることがほとんどなわけですから、余り気にしていないというのが実情でしょう。幸い自分はエアバッグが膨らむような大事故の経験はありませんが、車の正面をぶつけたことは2~3度あり、その際には出てこなかったので、逆に「エアバッグに守られている」という実感すら余りもっていません。こうした「膨らまなかったことによる怪我」や「エアバッグにぶつけた怪我」などは、自分の操作ミスでぶつけたのなら、仮にエアバッグ自体で怪我をしたとしても、普通は致し方ないと思うだけで、エアバッグのせいにはしないと思うのですが、それがアメリカになるとずいぶん様相が変わってきてしまうのですね。
公聴会では、実際に怪我をした人が出ていて、「エアバッグがなければこんな苦しみを負わずに済んだ」とか話していました。まあ「部品が飛び出してきて致命傷を負う恐れ」と聞けば確かに怖いと思いますけど、そもそも事故をしなければこんなことにならなかったでしょうし、シートベルトだって100%命を守ってくれる保証はどこにもありません。大事の前の小事と言うか、騒がれ方がまるで「AEDをつけるために女性の服を切り裂いたら強姦罪か」みたいな不毛さを感じます。より安全性を高める技術の向上や努力は当然必要ですが、先にも書きましたけどエアバッグは完全にメーカー側の配慮で取り付けられているわけですし、要らなければ予め外してもらう事だって可能です。普通の事故で当たり前に行われる自己責任との「過失相殺」のような話は、アメリカでは全くないのですかね。またそういう意味では、問題はエアバッグメーカー1社だけでなく、「危険性のあるエアバッグ」を採用していたメーカー側にも、実際に搭載した上で数々の衝突実験を繰り返しても見抜けなかったわけですから、責任の一端が生じていると思います。リコールとなると何百万台という途方もない数を修理しないといけなくなるので、その損失は莫大なものとなってしまい、そうならないよう安全テストは何重にも行われるべきですし、実際に行ってきているでしょう。その全てのチェックをすり抜けてきたわけですから、そのエアバッグに使われたネジ1本の製造元から車メーカーに至るまで、関わった全ての企業の責任も追及され、そしてどこもかしこも責任逃れをする泥沼と化すことが今後目に浮かぶようです。
つーか、自分はそもそも「自分の命」をその一企業の技術にに全て委ねて守ってもらう発想自体が間違っていると思うのですがね。車を買った以上、その利便性の代償に、通常ありえない大怪我をするリスクや、万が一にも人を殺してしまうかもしれないリスクも同時に買ってしまっているわけですが、自動車事故の場合、「犯行前に包丁を買った」と騒ぐ様には「犯行前に車を買った」とは報道されません。最も良く飛ぶバットも、使い道によれば最悪の凶器と化しますし、ダイナマイトを発明したノーベルは、掘削や採掘現場の安全性、能率性を飛躍的に高める貢献をしましたが、その後戦争に使われたことから「死の商人」という汚名を着せられる羽目になってしまいました。「ノーベル賞」は世界的な発明や偉業をたたえる場でもありますが、ノーベルさんの罪滅ぼしでもあるわけです。しかし、彼は決して殺傷兵器を作るためでなく、「人類の発展」を夢見て発明したことは間違いありません。タカタ社のエアバッグについても、より安全な車社会を夢見て当時の技術を駆使し作られたものであることに疑問の余地はないでしょう。事故の責任は、車の性能だけでなく、最終的にはそれを扱っている人の操作ミス・判断ミスが大きなウエイトを占めると思います。今回のケースは、例えば歩きスマホで電柱にぶつかって、スマホ会社を訴えるようなものなのではないでしょうか。安易に八つ当たりする前に、ちゃんと自分の責任についてしっかり考え、反省する人間になりたいものです。
そういえば急加速オバチャンはあれからどうしたのかな?
訴訟大国アメリカですから、大変なリコールと損害賠償問題に発展してしまいそうですね。
エアバッグが作動した時の衝撃で内部の部品が破損し、怪我をする恐れがあるというのが問題点のようです。エアバッグと言うのは世界に3社しか作っていない、言わば寡占状態の物のようで、タカタ社は全世界のシェアの2割を持っていた模様です。一般的に車はトヨタや日産などのディーラーを通して買いますから、今まで自分は「日産の車を買った」という認識しかもっていませんでしたけど、確かに車と言うのは様々な部品の複合商品であり、最近はコスト削減のために部品の規格統一化が進んでいるので、ある1社の部品が、メーカー・車種を問わず共通して使われていると言うことは珍しくないそうです。だからこそ一度問題が起きると、その影響範囲が非常に大きくなってしまうわけです。まあ、普通車を買う時にわざわざエアバッグのメーカーがどうとかいう選び方はしませんからね。自分の車のエアバッグはどこ製なのだろう?世界の2割ですから、ひょっとしたら日本車はほぼ全てココなのかもしれません。つーか何を見たらその車の部品を作ったメーカーまで知ることができるのでしょう?そしてそのエアバッグの部品は果たして日本製なのか?・・・何か切りがなくなってしまいますな。
エアバッグの歴史を辿ると、車の安全性を高める風潮の中、シートベルトの補助具として20年ぐらい前から急速に普及しだしたそうです。今では新しい車のほぼ100%に着いているようですが、特に法律で義務付けられているわけではないようで、全てメーカー側の「安全性をより高める配慮」によって標準装備されている場合が多いという位置づけのようです。また、あくまでもシートベルトと併用することで効果が出る類のものですから、シートベルトをしていない状態だと、衝突の衝撃以上にエアバッグが飛び出してくる衝撃によって怪我をすることも多いことは前から指摘されていました。火薬を使って瞬間的に袋を膨らませる仕組みなので、もちろんそれ自体に相当の衝撃があることは想像に難くないでしょう。メガネなんかは相当ヤバそうですね。遅れればガラスに頭を突っ込んでいくことだってありますし、命を守ってくれる代償として多少の怪我は仕方ないと思うのが常識です。と言うか、多くの場合はエアバッグのお世話になることなく次の車に乗り換えることがほとんどなわけですから、余り気にしていないというのが実情でしょう。幸い自分はエアバッグが膨らむような大事故の経験はありませんが、車の正面をぶつけたことは2~3度あり、その際には出てこなかったので、逆に「エアバッグに守られている」という実感すら余りもっていません。こうした「膨らまなかったことによる怪我」や「エアバッグにぶつけた怪我」などは、自分の操作ミスでぶつけたのなら、仮にエアバッグ自体で怪我をしたとしても、普通は致し方ないと思うだけで、エアバッグのせいにはしないと思うのですが、それがアメリカになるとずいぶん様相が変わってきてしまうのですね。
公聴会では、実際に怪我をした人が出ていて、「エアバッグがなければこんな苦しみを負わずに済んだ」とか話していました。まあ「部品が飛び出してきて致命傷を負う恐れ」と聞けば確かに怖いと思いますけど、そもそも事故をしなければこんなことにならなかったでしょうし、シートベルトだって100%命を守ってくれる保証はどこにもありません。大事の前の小事と言うか、騒がれ方がまるで「AEDをつけるために女性の服を切り裂いたら強姦罪か」みたいな不毛さを感じます。より安全性を高める技術の向上や努力は当然必要ですが、先にも書きましたけどエアバッグは完全にメーカー側の配慮で取り付けられているわけですし、要らなければ予め外してもらう事だって可能です。普通の事故で当たり前に行われる自己責任との「過失相殺」のような話は、アメリカでは全くないのですかね。またそういう意味では、問題はエアバッグメーカー1社だけでなく、「危険性のあるエアバッグ」を採用していたメーカー側にも、実際に搭載した上で数々の衝突実験を繰り返しても見抜けなかったわけですから、責任の一端が生じていると思います。リコールとなると何百万台という途方もない数を修理しないといけなくなるので、その損失は莫大なものとなってしまい、そうならないよう安全テストは何重にも行われるべきですし、実際に行ってきているでしょう。その全てのチェックをすり抜けてきたわけですから、そのエアバッグに使われたネジ1本の製造元から車メーカーに至るまで、関わった全ての企業の責任も追及され、そしてどこもかしこも責任逃れをする泥沼と化すことが今後目に浮かぶようです。
つーか、自分はそもそも「自分の命」をその一企業の技術にに全て委ねて守ってもらう発想自体が間違っていると思うのですがね。車を買った以上、その利便性の代償に、通常ありえない大怪我をするリスクや、万が一にも人を殺してしまうかもしれないリスクも同時に買ってしまっているわけですが、自動車事故の場合、「犯行前に包丁を買った」と騒ぐ様には「犯行前に車を買った」とは報道されません。最も良く飛ぶバットも、使い道によれば最悪の凶器と化しますし、ダイナマイトを発明したノーベルは、掘削や採掘現場の安全性、能率性を飛躍的に高める貢献をしましたが、その後戦争に使われたことから「死の商人」という汚名を着せられる羽目になってしまいました。「ノーベル賞」は世界的な発明や偉業をたたえる場でもありますが、ノーベルさんの罪滅ぼしでもあるわけです。しかし、彼は決して殺傷兵器を作るためでなく、「人類の発展」を夢見て発明したことは間違いありません。タカタ社のエアバッグについても、より安全な車社会を夢見て当時の技術を駆使し作られたものであることに疑問の余地はないでしょう。事故の責任は、車の性能だけでなく、最終的にはそれを扱っている人の操作ミス・判断ミスが大きなウエイトを占めると思います。今回のケースは、例えば歩きスマホで電柱にぶつかって、スマホ会社を訴えるようなものなのではないでしょうか。安易に八つ当たりする前に、ちゃんと自分の責任についてしっかり考え、反省する人間になりたいものです。
そういえば急加速オバチャンはあれからどうしたのかな?