(株)カプロラクタム-blog

果たしてココは何処なのだろうか・・・
否!ココは(株)カプロラクタム代表取締役兼社員αのweblogである!

過労死と労災

2015年03月03日 | 時事
26歳教諭の過労死認定「自宅でも相当量残業」
その残業調査自体、月80時間を越えるとあからさまに訂正を求められるからなあ・・・

なぜ80時間かと言うとそれが過労死ラインだからで、おそらく管理職にはそれを超えさせないよう教委から指導が入るようなのです。昔、自分も正直に記入していたら普通に100時間を越え、校長室に呼び出しとなったことがあります。ムカついたので日々の値を調整し、毎月ピッタリ79時間50分で出したり、毎月5分ずつ減らして改善したように見えるようにして出したりしていましたが(笑)自分の経験上、平日の職場限定で80時間はまともに業務をこなすために多すぎず少なすぎずの値であり、休日込みで120時間、部活や持ち帰り仕事を含めると200時間と言うのが最盛期の一般的な残業時間ではないかと思っています。それこそ睡眠時間以外、生活の全てを捧げてもまだ足りない。それでも過労死認定ということは死なないと通らないわけで、当たり前にこなせてしまえる教師ほどさらに自分を追い込んでいくわけです。特に慣れない頃は低速ギアのままエンジン全開するような感じで、がんばっても中々波に乗れません。この先生は教職2年目だったそうですが、ずいぶん熱心な方だったようでこのまま行けば研修校や困難校に配置され、「睡眠?何それ?」みたいな生活に追い込まれていたことでしょう。志の高い教師は誰もが通る道ですが、道半ばで倒れることとなり、さぞや無念だったことでしょう。

死んでようやく超過勤務手当がつくなんて、本当大きな矛盾ですね。