(株)カプロラクタム-blog

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吉野

2016年06月04日 | Weblog
帰りに吉野へ寄って行きました。
吉野も実は「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産の構成要素になっています。熊野三山と高野山、吉野が霊場として登録され、熊野を中心に延びる和歌山県の海岸線を回りこむ大辺路、山を突っ切る中辺路、高野山へ続く小辺路と町石道、伊勢に続く伊勢路と、吉野に続く大峯奥駈道が登録されている参詣道です。ちなみに、意外にも伊勢神宮は世界遺産ではありません。式年遷宮で20年に1度新しくなるため、文化財保護の意味合いがないと言う立場で、世界遺産にはカウントされていない模様です。

正直吉野と聞いても余りピンと来ませんが、歴史を思い出してみれば大海人皇子、源義経、後醍醐天皇といったそうそうたる顔ぶれがここに身を置いているわけです。一時は南朝という日本の中心部だったこともあるわけですけど、やはりどちらかというと「隠れ家」というイメージがありますね。「吉野千本桜」は有名ですけど、この時期はそれほど人入りもなく、落ち着いた様子を見学できました。

山を登っていき、大きな無料駐車場に停めてそこから歩いて散策する感じです。メインの仁王門や金峯山寺までは2kmほど歩きますが、大体の雰囲気はその辺までで大体分かりますね。残念ながら仁王門は修復中のようでしたが、非常に立派な境内でした。

一旦車に戻り、一番奥の金峯神社までいって、大峯奥駆道の起点まで行ってきました。車でも国道ながら相当の悪路でしたけど(笑)昔の人はここから熊野まで歩くわけですね・・・80kmなら2デーウォークとかあるのかな?