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18歳選挙権施行

2016年06月19日 | 時事
【18歳選挙権】午前0時に施行 240万人初の選択 参院選が最初の選挙 山形、滋賀では高校野球県予選の日程に変更も
高校の行事とブッキングしたかのような記事ですが、関係ないですよねこれ。

本日正式に改正公職選挙法が施行され、今後の選挙には20歳以上だけでなく、18歳以上参加できるようになりました。以前にも述べた通りこれは世界の流れでもあり、就職活動の説明会にも親が付き添うような(笑)ヘリコプター社会から脱却する良い機会だと思っています。しかし、18歳選挙権ということで高校生がやたらとクローズアップされ、やれ高校に投票所を設けろだの、記事にあるように野球や模試などの日時をずらせだの、最近流行りの「配慮病」が渦巻いているわけですが、考えてみれば満18歳なので、例えば今度の参議院選挙の場合、高3生の大半はまだ17歳で関係ないのですよね。厳密に言えば、ココでも繰り返し指摘してきたように(笑)日本の法律上は誕生日の前日に年をとるので、4月2日から7月11日生まれの高3生のみ、7月10日の参院選に投票できるということです。まあ選挙が2月とかにあればまた状況は変わってきますけど、何かテレビや新聞ですら「高3全員が投票できる」と勘違いしているような気がします。簡単に考えれば今回の18歳選挙権は「大学生は全員選挙権を得た」という括りで考え、高3はオマケ的扱いで良いのではないかと思います。選挙なんて1年に1度あるかないかくらいのものですし、運よく高3で当たったらラッキーくらいのもので良いのではないでしょうか。

自分自身、最初の投票権行使は何の選挙で誰に投票していいか分からない状態で臨みましたし、投票所に親と一緒に行き、色々教えてもらって(記入は当然自己判断ですが)乗り切りました。20歳の大学生ですらこのような過保護だったわけなので、18歳も最初の一回はそんなもので仕方がないと思っています。しかし、本来そのような未熟な考えで投票に臨んではいけないのでしょう。そもそも投票権を得たということは、そのことに関しては既に大人と同じ権利を得たことになります。法律上国民の1票として認められる責任を重んじ、事前に候補者を調べ、投票日に野球の大会など外せない用事があるのならちゃんと期日前投票をするべきで、投票しない逃げ口上にしてはいけません。最初の1回を早い段階でクリアできれば、その後はちゃんと自立して行使できるようになりますし、それが独立心の芽生えにもつながっていくでしょう。2年の前倒しはそういう意味に捉えるべきで、保護すべき対象だからと大人がああだこうだ手を回し過ぎるのは良くないと思います。

しかし遠洋航海は流石に盲点ですね・・・まあ長期旅行とかに行ってる大人も同じですから、人生には必ずしも投票できない時もあるということで。