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保健の授業

2016年06月08日 | 時事
「保健」授業、2年以上せず=東京・東村山市立中―未履修の生徒対応指示・文科省
いや、これこんな大事にしていいのですかね・・・いわゆる未履修問題とは毛色が違いますが。

コレが問題視されるなら、おそらく多くの体育の先生が震えてしまうのではないでしょうか・・・というのも、保健とはそういう教科ではなく、「保健体育」の一部だからです。つまり成績をつけようと思えば体育だけで何とかなってしまうのですな。保健の学習は一応小3から始まっており、小学校でも雨が降って体育ができない日に少しずつやったり、成績付けの前に集中的にやったりして(笑)一応テストもしますが「保健」という評価項目はないので、成績はやはり運動の技能や態度などを優先するというのが一般的です。まあ小学校は基本的に担任が全部教えますから、最悪学級裁量の時間を使って保健をやりきることは可能です。しかし中学は教科担任制で授業時間とコマ数についてはかなりシビアであり、体育の先生にとっても、運動場で授業しながら次の時間保健を教えるために教室まで往復するのはかなり大変そうですな。もちろん先生の手間以上に大きな問題は、「保健体育」の一部なので保健をやると体育ができないことなのですよね・・・体育は大体年間100時間やることになっており、週に直すと2~3時間です。動きたい盛りの中学生にとって、ただでさえ少ない体育の時間をさらに座学にされるのは堪えられないでしょう・・・中学3年間で48時間が本当なら年16時間なので隔週1回くらいのペースで体育ができなくなる計算です。そうでなくとも体力向上をとかいっているくせに、逆行していますな。

中学のことは良くわかりませんが、いっそのこと保健は特活分野にしてクラス担任が教えるようにしてはどうでしょうか。