katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

お待たせカネキ製陶所さんの照明器具モザイクタイル

2008-10-16 22:15:17 | 世界遺産をみんなでつくろ!
何とかしのいで最後まで張り終わった。この画像は張り終わった後に、夜電気を付けた。
これでははっきり光を通しているかどうか?判りづらいよね。

そう目地からもれている光が多すぎるからね。だから肝心なのは、目地で光をさえぎる事

では、今度は目地に悩む事になる。どうしても和風感を出したいのでベ-ジュにしたい。
しかし通常の内装目地では5mmくらいの幅が限界だし、こんな下地では無理・・・

普通に考えれば、紙粘土や樹脂、それと良くモザイク本なんかに載っているプライマ-
なんてのもある。しかしどれもこれも和風じゃない・・・

そこでなけなしの金持ってユニディへ。勿論一発勝負は左官の材料。駄目かどうかは
やって見なければ判らない・・・けれど和風なら繊維壁なんかの材料。

プライマ-が平気なら理屈はそんなに変わらないはず・・・・
色々と問題は無い訳では無いけれど、明日乾いて見て何も起こらなければほぼ成功。

そんな訳でひとまず出来たのはこれ。


何かぱっとしないでしょ?これを待っていたのね。地味って感じ大いに結構なのね。

それが電気をつけると・・・・



こうなっちゃうのね。これを待っていた。よりドラマチックさを出す為には、
電気を付けない時は地味で良い。

そもそもキャンディってタイルの色合い自体が、はっきりした色では無い。
それを利用しない手は無い。

では違う角度で・・・昨日のお詫び。



明日何の変化も無ければ成功なんだけれど・・・

今回は色々と難しい事だらけだった。何しろキャンディの厚み。7mmはいくらなんでも
壁材として使うには厚過ぎ。この時点でサンダ-登場となる。

その時点で、作業時間が限られる。ここでやれる時間となると9時から5時半くらいまで。
そもそもタイル屋じゃないから、サンダ-を使う時間の方が長い。

次にボンド。立体ってだけでも厄介な所へ今回は丸。当然滑って行く訳で。
通常使っているボンドは、内装の壁専用ボンドで、こんな下地には使えない。

そこで買ったのはコニシボンドさんのSUってボンド。これは4分で硬化して行く。
これがおそらく俺の知っている範囲ではベストと思われる。

光を通す為には透明でなければならない。そんな事からもこれが良かった。
しかしこの値段。120gで980円。通常のボンドは20㌔7000円くらい・・・・

これを2本使う。通常のボンドの場合、タイルの表面に付いた場合や手でも、水を使えば
簡単に落ちるが、コニシさんのSUはいかなる場合もシンナ-を使わなければならない。

こんな事だけでもハ-ドルは上がっているのに、はてさて・・・って感じだったが、
お陰様でまた逃げ切った。

こう言う新しい事をする時は、1を知って10を知る・・・だっけ?
俺の場合、100でも1000でも知りたい訳で。ただ逃げ切っていてはメリットが無い。

貪欲に追求しなければ意味が無いと思っている。上手くなるとは、着実に同じ事を
同じ様にやり、常にそこには留まらず新たなるアイデアを膨らませる事だと思っている。

そう言う点では、色々とデ-タも取れたし、久しぶりの立体のモザイクだったけれど、
また良い勉強になった。




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