katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

リピ-タ-さん教室とNHK学園の仕込み

2012-07-07 05:49:36 | モザイク教室
午後からのお教室の前はNHK学園の仕込み。ずっと4分の1の仕込みはやっていたので、
張込み。夜間もやったんだけれど・・・・6枚かよ。


一応途中経過の連絡は15人だから、まだまだ・・・・

さてそんな中、月に1回キ-プのリピ-タ-さん教室。モザイク経験者で、最初から
ビシビシお願いします・・・と言われたものの、何しろきちんと切れる、きちんと張れる

そんな基本が出来るようにならないと、テクニック以前の問題になる。
そもそもモザイクをする・・・この行為自体がロングランなのだから、楽しいモザイク

なら、数回で終了って完成なら特に言う事は無いし、逆に体験なら下地さえしっかり
していれば、完成が良くなるので出来た満足度もアップする。

そんな事からもここの個人レッスンは本気になったりすると、当然さり気無く厳しくなる
何故なら、体験と違って大作のグレ-ドを上げるのは、俺の口と生徒の踏ん張り・・・

これのみ。誰も助けてはくれない・・・完全に趣旨が変って来る。楽しい・・・とは。
そんな事を踏まえて・・・、今日はヒレ部分。まずは背びれから。

この金魚はキャリコと言う種類で、ザックリ言えば、浅葱色〔あさぎ〕と言う青っぽい色と、黒、白、赤などがマダラに入る種類で、それは必ず決まって出来るものでは無いので

いかに美しいと感じるか?が問われる。生体の場合は生産者が掛け合わせて、良いと思う
モノだけを残し、他を排除して行くものだが、それを腕のみでいくらでも作れるのが

モノ作り。さてそれでは大事になるのは、自分が考えるキャリコは?となるのだけれど、
そんなもん初めてキャリコって品種を知ったのに、何が良いか?って言われても・・・・

って・・・。そんな事になった。見解の相違なんだよね・・・ここ。良くある話で・・・
例えば、初めて食べる食事を出された時に、これを掛けてお食べ下さい・・・なんて

あるよね?これは至れり尽くせり。じゃ楽しく食べりゃ良い。マナ-には気を付けて・・
そんな感じ。じゃ初めての美容院。どう致しますか?って質問されないかな?

そこでこうして下さい・・・か、お任せしますとなる。こうして下さい・・・は
自分の意思がはっきりする。けど、お任せします・・・は相手を信用しているか?

逆に面倒だし・・・任せるわっ・・・ってのもある。更に、いつも言わなくても
やってくれるし・・・なんて言うのもある。

つまり前者なら自分の意思表示がはっきりしているので、問題は無いが、後者では
色々と取り様があるが、お任せって言うのを選択した瞬間、実はそれも自分の意思

なんだけれど、大抵はその意識は薄いから、良くある話で、結果が自分と違うと
はぁ?何て顔をしたり、これっきり・・・なんて事が多い。

勿論、当たれば良い腕の持ち主となったりもする。更に腕が良いって話を聞いて
いらっしゃったりもする・・・・まっこんな事があったりする。

こんな事を踏まえて考えると、まず大事になるのは単なる好みなのね・・・最初は。
腕がうんぬんってよりもオリジナルを作るって言うのは、俺に貴方の好みを

教えて下さい・・・ってのから始まる訳で・・・つまり自分を語る・・・ここ。
勿論こんな質問したら、はぁ?馬鹿じゃん、死ねって話になるでしょ?突然過ぎて。

だから、なるべく遠回りして世間話から、それがそうなら、これは?これがそうなら、
これは?と、こっちもいきなり向き合わせないようにしているんだけれど、

かぐやに言わせると、katsuの質問は、みのさんのファイナルアンサ-よりも緊張する。
何か答えがあって、それを答えないと・・・と。最初はね・・・・と言われる。

そうね、何しろ月に1回付き合っている人に、これでもか、これでもか・・・と質問を
すれば、進めながら話されるんだから、慣れるまできついわな・・・。

そうね、この方もしばらく自宅ではやらない・・・って言ってた人。
この教え方は、自宅で困らないように・・・の教え方だから、こんなに自分を語りながら

進める・・・なんて高度な事は、今必要では無かったか・・・となる。
となると、ここでどうしようかな・・・?と考える事になれば、当然進みが遅くなる。

けれど、慌てない・・・と言っていた以上、それは問題無さそうだが、そもそも
のりちゃんのお母さんもそうだったように、心変わりはある。

しかも、のりちゃんのお母さんのは大きいから、仕方ないよね・・・で済むが、
20cm程度の大きさでどんなに果てしなくなってしまうのか?・・・となれば、

果てしなさの覚悟をするのに逆に覚悟しづらい。そんな事もある。
いくらなんでも、そんなには掛からないだろうから・・・と思っていたら・・・ね。

要はこうしたお互いの考えをぶつけながら進まないとならないのだけれど、

先生だから言えない・・・とひるんでしまえば、今の俺程度でひるむのなら、
俺は今後も向上して行くだろうし、今以上にひるむ事になるだろう・・・

しかし、今度は逆にそうならないようにする為に・・・と挑んで来ちゃうと、叩きのめされるだろう・・・それは先生だから・・・。

こんな事から、そっか・・・と思う節が見つかったので、質問を1つだけしたのね。
どんな先生に習いましたか?・・・と言うのは、俺は誰にも習っていないし、

一度しか他の先生を観た事が無いのだ・・・すると、思った通りだった・・・。
質問をするまで先生は他の事をやっている・・・・やっぱりね・・・。

この場合うちでは、明らかに腕利きになった常連になった人達にやるやり方。
いちいち言わなくても判るよね?・・・って一言、二言で理解出来るだけ浸透している

・・・そんな人達への指導。そもそもその質問とは?内容は自信が無いんだけれど・・・
って時に、後押しして・・・って感じかな・・・おぉぉぉぉい、それ必要かっ・・・

って言うだけで、苦笑いする・・・こんだけ。こんなもん指導じゃなく安心みたいなもん
常連なら、俺ならこうする・・・って言っても、出来るだろうが、切る、張るに安定感が

生まれないと、そんな後押し無駄になるだけ。つまりこの場合の質問って言うのは、
間違いなく悩んだ事が何だか判っている・・・そんなのは質問じゃない。

本当の質問って言うのは、質問が出来ない・・・判らない事が判らない・・・。
何がどうして良いか・・・こんな時・・・つまりどう質問して良いかが判らない・・・

そもそも質問出来るって言うのは、ほぼ判っているからであって、その時点で答えは
出ている。本来、判らない人は手を挙げられない・・・。

こんな事を踏まえて考えると、方や聞くまで黙っている・・・静かな状況。
方や、片っ端から休み無く、質問質問また質問・・・・答える方も大変だが、

質問している方も意外と大変なのね・・・しかし、単なる話好きとか、考えている間に
しゃべらないで・・・と言いたくなるんだろうし・・・先生だからそうは言えないし・・

と葛藤の中、ついに口を開いて自分の気持ちを語った・・・それなのね。それ。
それが本音。ならば、こちらも当然ある。まずは基本。脇をあけないとか、手首を

曲げないとか、ボンドの付いたバタ-ナイフは必ず持って・・とか、一連の動作は
言わなくてもやらなくなるまで、ずっと言い続けます。しかもそれが出来るまで

技術論よりも何よりも、ロングランで1作品を丁寧に終わる事。大事なのは、キャリコを
作る・・と決めたのだから、せめて資料として写真を見せているのだから、

その中で気に入った写真のキャリコを決めて、その通りにならないかな?と目指す事。
似ている・・・ってなるように。最初は物真似からなのね。

つまり何とかキャリコに見えるように・・・が大事。金魚に見える・・・では無くて、
キャリコにね。ほらね、最初は漠然じゃなくて、絞り込む。こっちの方が作りやすい。

何と無く金魚・・・これは幅が広すぎて曖昧になる。しかも流動的過ぎて気持ちの変化で
いくらでも変ってしまう。2.3回で終わるのなら、気の迷いも起こる前に終了だが、

ロングランではいくらでも心変わりしてしまう・・・・そこを治す。きちんと決めた通りに進んで、どんな時もぶれない・・・とね。まずはここ。

やっぱりいきなり自分を語る・・・はきつかったかな・・・厳しいってのは大抵の人は
自分を語るなのね。自分自身なんて隠す事はあっても、語る場所なんてほぼ無いだろうし

当然そんな事をすれば、相手と合い交わらない事だってある。
教わるって言うスタイルにも寄るが、塾と学校では全く違うのね・・・・

いずれにせよ、ここのやり方は、常にどうしたい?なのね・・・その代わりにそうしたいのなら・・・こうして・・・となる。先に決めるのはお客さん。

ただね、一番引っ掛かるのは最初に俺の作品のように、金魚が泳いでいるような・・・
そんなのが作りたい・・・それなのね。とても有難いんだけれど・・・・。

それは繊細さなのね・・・間違いなく。いかに観る、そして観る、何しろ観るなのね。
けれどね最初って、作るに集中するから、観るって事よりも、進む事を重視する。

まずは作っては離れて見る癖を付ける。全体を見渡して、戻る前に1歩先を読んで、
あそこをやる・・・って決めて戻る・・・その繰り返しに慣れると、何歩も先を読む事が

出来るようになる。そんな話もしつつ・・・それじゃ動かそうか・・・そのキャリコ。
不思議そうな顔をしてたが、オレンジの電気わ当てた瞬間・・・あっ・・・って。

そうなのね、モザイクってのはそう言う風に観るものなのね。何とも艶かしく美しい。
絵画には無い美しさなのね。そして軽く頭を動かすと、キラキラって光が動くのね。

それが泳いでいるように観えたりするのね・・・魅せ方、見せ方ってのもあるのね。
女優だけじゃないのね・・・あはははは。

いずれにせよ、また新しい人が来た以上、教え方もまた1つ増える訳で・・・
人と向き合うってのは、中々難しいのね。傾向と対策には時間が必要なのね・・・

しかしながら、質の良いモザイクになって来ている。時間は掛かるが良い作品である。

そんな中、びれっじさんの大人の下地のデザイン・・・穂竜って種類なんだけれど


まだ未完成なんだけれど・・・・こんなのがやりたい・・・って人がいて・・・・



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