katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

ひとまず気持ちの立て直し・・・・

2013-04-08 23:08:42 | モザイク作家
何しろ昨日の今日、何をすべきか?・・・これは俺が今まで必ずして来た事・・それは
ここだけはムキになる。今日は確実に6時にはアトリエにいた・・・・

何をすべきか?・・・それは仕事。何しろ老婆心って言うのは、こんな時に必ず言われる傾向にある・・・だからこそ、ここだけは言われてはならない。

金魚くらいで・・・とか、女くらいで・・・、受験くらいで・・・良くある話だ。
こう言う叱咤激励的老婆心を喰らうと、日頃から真摯に向き合っている者にはきつい。

震災の時もそう。日頃から何1つ贅沢などしていないのに、世間はやれ節約だ、募金だと
騒いでいたが、そもそもがギリギリで、やろうにも何も出来ないに等しかった。

それどころか年間200万を割る収入では、生きていられる事が不思議な事に近い。
何故なら俺は道具や材料を必要とするから・・・ギタ-1本、お笑いのネタ1つって訳には

行かない。だからこそ、アトリエは例え倉庫であろうと、俺にとっては有難い居場所。
あそこだけは裏切らない。しかもすべてがそこにある。俺にとってホ-ムグランド・・・

ここにいればお金は掛からず過ごせるが、過ごせるだけとも言える・・・

そこでほぼ1日の大半を過ごすのだから、居心地を良くしたい・・・が趣味のみの為に
お金を使えるほど裕福ではない。

そこで考えたのが金魚だった。江戸川は金魚の町。俺も人生の大半を過ごしていて、
ゆかりもある。何しろ角嶋公務店内以外は何1つ関わりを持っていない俺では、

人と付き合う事がほぼ無い。そこで角嶋の親父さんの池で金魚を始める事にした。
地元江戸川の養魚場や、隣町の新小岩あたりまで合わせると、5.6件あって土日に

必ず毎週顔を出し、そんな中、小物の作品を飾っては頂けないか?と・・・頼んで、
もしよろしかったら・・・と差し上げた。

それと平行に江戸川区役所にも顔を何度か出したが、連絡は頂けずだったが、
捨てる神あれば拾う神あり・・・そんな中、大成企画さんから連絡を頂く。

本来は、日本観賞魚フェアと江戸川の金魚祭りに展示して欲しかったので、完全に
営業に行っていたんだけれど、ひょんな事から、金魚の雑誌の取材も受けた。

そして両方のイベントに出られる権利を頂いた矢先に震災・・・結局、日本観賞魚フェアは中止となり、江戸川の金魚祭りのみの参加となった。

更にそんな中、四街道のカルチャ-が失敗に終わり、展示作品を取りに行った帰り道に、
オ-プン仕立てのびれっじさんを見つけて・・・・そこからはとんとん拍子。

とても親切に扱われて、展示やお教室まで開いて頂いた。それもこれも全部金魚を
買い続けた事から始まった・・・・。しかし、あっちこっちに顔を出すってのは、

当然過密飼育になる・・・・しかも外。みんなが喜んで下さり、それをきっかけに
話をして、ご近所さんが俺は一体何をしている人なのか・・・・知って頂いた。

すべて過密飼育のお陰である・・・綺麗な金魚が数匹ではここまで騒がれなかった。
要するに趣味な部分も多少はあるが、ほとんどが宣伝広告になっていた・・・・

過密飼育である事が・・・・単なる趣味だけの問題じゃないのね・・・金魚は・・・
つまり宣伝と営業活動、そして趣味・・・いっぺんに無くす事になってしまう・・・

だからショックが大きかった・・・。単なる金魚じゃないから・・・・。

まっ少し話を変えよう。俺はこう思うのね・・・モザイクの仕事が欲しいから、モザイク好きを探す・・・とかって当たり前だと思うのね。それでは確立を減らす事になる。

俺は何故タイル屋を辞めたか?それは建築以外の場所に活路を見つけ出そうと思ったから
・・・すでに建築にはタイル屋の居場所は無くなりつつあったから。

そんな状況では、持ち家のみの人に限定した建築よりも、賃貸に住んでいる人にも
タイルにゆかりを持って頂く事が大事と考えた・・・・

その考えで行くのなら、モザイクを知らない人に知って頂く、底辺拡張って考えもある。
つまりモザイクを知らない人・・・・例えば金魚好きにね・・・そんな考えもある。

つまりモザイクをしてみたいなって人を待つのでは無く、こっちから提案して行く・・
ただそれにはリスクを伴う。値段のお手軽なのはお教室なのだが、初心者に満足する

作品を・・・となると、こちらの仕込みを相当しないと、ただ出来ただけとなる。
勿論、小さな子供ならそれでも良いかも知れ無いが、大人はそう簡単ではない。

かと言って、余り仕込み過ぎれば、簡単に出来た・・・と思われると、それはそれで
今度は作品を依頼される事も無いだろうし、お手軽簡単って言うのとは明らかに違う・・

依頼品とはこう・・・って言うグレ-ドが必要となる。ここが中々難しい。

ずっとそうだったのかも知れ無いが、最近は本当にご理解して下さるのは、モザイクを
経験している人であって、やればやるほど判って頂いている気もする。

ただ難しいのは、野球ファンやサッカ-ファンは全員が経験者かどうか?・・・・
つまりファンって言うレベルは大抵未経験者や何と無くの方が多い。

ここは何と無く・・・フィ-リング。そして経験者が技術を認めて下さる。
ここのバランスが必要。それと大きく大事なのは、評論家・・・・噛み砕いて説明する、

そんな人が必要となる・・・所がそれがいない。何しろ世に秀でる人がいないのだから、
本当に凄いのは何か?・・・それが皆無、だからこそ徹底的に個性的なろうとすると、

今度は通にしか判らないものになってしまうし、かと言って半端になりたくは無い。

それにも増して難しいのは、趣味が多種多様になっていてグル-プアイドルのように、
あれだけいると、突出するには相当な違いを出さないとならない。

そんな事も踏まえたのも金魚のモザイクだった・・・完全に和風だし、ほぼ俺しか
作っていないだろうから・・・これを見て想像して貰える人がいたら?

猫なら?犬なら?花なら?・・・とならないものか?なんてね・・・・
まっそろそろ潮時なのかも知れない・・・そう神様が言っているのかもね・・・・

もうそこは良いだろう・・・と。となると、次は何だろうか?
そんな中、夏のお教室の依頼が入って、11日までに何をするか?提案が欲しいとなり、

アイフルさんに予定通りの取り付けが難しくなった・・・と連絡すると、お任せしますと
延期して頂いた。そこで何をするにもニトリや100円ショップで何を作るか?になる。

何しろ材料代の中で何が買えるか?になる。それを買って、いかに加工して下地を作るか?
となる。そんな中、ニトリで思わぬ人に会う・・・ポスタ-になった龍の作品のお客さん

こんな所で何してんの?・・・えっと夏のお教室のネタ探しです・・・あぁまだやってんの?偉いなぁ・・・えっと、ついでで申し訳無いんですけれど・・・・

エントリ-代の都合が付いたら、作品を貸して頂けませんか?・・いつでも持ってくよ。
とそんな会話をして別れた・・・・何ともザックリな会話だが、ひとまず権利獲得。

でもポスタ-になっている事は本人は知らない・・・と思う。これが伝えなくても伝わると良いんだけれど・・・中々難しいのね。

それはそうと、かぐやと相談しつつ、折角看板を延期して頂いたのだから、今日中に
お教室の件は解決したい訳で・・・先を急ぐ・・・

奴も大阪で一緒に探してくれて・・・・ひとまず2つは提案出来るようになった。
これと平行に市川の公民館の3回連続教室のサンプルも作らないと・・・・

何もかも良い勉強だと考える・・・必ずこれを糧に・・・いつか無くしたものは取り戻す

あの龍の題、この先何があっても泣いたカラスがもう笑った・・・である。

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