katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

亀有カルチャ-とオ-ドリ-教室

2013-09-15 07:28:25 | モザイク教室
今日は何しろオ-ドリ-と2人駄目だったね・・・って後から振り返る事になる1日だった
・・・一体何が悪かったか?・・・・それでは始まり始まり・・・

朝、保険の為に起こして・・・の電話がかぐやから掛かって来た。これも単なる保険。
これが本当に必要とするような事は起きないのだが、それでも保険。

だから今日も使う事無く、予定通りアトリエで支度をしてオ-ドリ-を待つ。
ここも予定通りいつものように時間通りにやって来て・・・・

何も起こらなかったのに・・・・しばらくしてkatsuさん・・・9時過ぎているけれど、
大丈夫ですか?・・・えっ?・・・・って時計を確認すると・・・・9時20分・・・。

出よう・・・と出発。何とも余裕を出し過ぎたんだけれど、何も無ければ遅れるような
事は無い。・・・・結局、開店2分前に到着して、駐車場も空いていて、いつもの場所に

止められて、いつものように支度も終わり、何も無かったように・・・・あっ、katsuさん・・・私、アトリエに自分の道具みんな忘れた・・・・エプロンも喰い切りも・・・・

車に予備が1本あるはず・・・・見て来るよっ・・・・って・・・あった。
ここも結局何も無く、いつものように元に戻った・・・そんな中、スタ-ト。

で、まずは先日お休みだった方から。前日に連絡があって、今進めている作品が終わって
いないんですけど、ぺきぺきの作品を作りたいので、頼んでいた下地をよろしく・・・

との事。それが画像の作品。何かご自宅の犬らしく、画像を持参してくれた所までは
良かったんだけれど・・・ここで指導が始まるのね。

では、同じご自宅の犬を作っている方の作品を見て貰う。


方や、デフォルメした可愛い犬、方やリアルで全然違うもので、比べても何も関係無い
気がするだろうね・・・?実はとっかかりが全く同じだから、良く憶えて置いてね。

例えば絵描きのように絵が上手い人がいたとする。じゃ描いて見て・・・何分掛かった?
たった2時間の教室で下絵から描くって言うのは、何とも無駄な時間になるのね。

いくら早くても。かと言って、勝手に自宅で描かれても、出来るかどうか?の確認無しで
やるのなら、先生いらずになる・・・・じゃどうするか?となると、作品が終わる前に

次の作品の相談をしてから、始めれば良かったんだけれど・・・・・って話なのね。
要するにいくらぺきぺきとは言え、こんな狭い中では、小さくて作りづらく、

もし犬を作りたかったのなら、時計は要らなかった・・・そんなスペ-スが欲しかったんじゃないのかな?でももしかすると・・・。でも時計も欲しかったのかも知れない・・・?

ここで大事なのは、下地を決めてしまった場合、そこに作れそうなモチ-フを選ぶ事で、
その場合、そのモチ-フの一番小さい場所、細かい場所が作れるかどうか?が目安。

だから好きなものを作る・・・ってモチ-フの選び方では無いのね。
でもこう言うと、じゃ間違いですか?私のは・・・って思われるので、補足すると、

それをカバ-しているのが、今日中に終わらなくても良い・・・ってとこ。
それと、経験値がある・・・多少なりともね。その技術を俺が把握している事。

だから下絵を描き終わってから張ると・・・・ここまでだったってだけでグレ-ド自体は
悪く無い。ただ、今後の事を踏まえると、下地を選んでからでは無く、作りたいものを

決めてから・・・の下地の作成って手順の方が、より良い作品を作れるっておしらせ。
ただ実に可愛く出来ていると思うのね。

逆にリアルな方は、進めば進むほど、よりリアルで今日も自画自賛、ご満悦だったのね。
ここがバランスで、こちらはご満悦なんだから、次の犬は自力でやって貰うよっ・・・

って釘を刺したり、逆にぺきぺきだから簡単・・・と思っていたのに、難しい・・・・
って、へこみがちだった方には、ほぼ丸々マンツ-マンで時間を使った。

そんな中での、指導の1つとして、こんな例もあげて置こう。


赤っぽいタイルの3つは口に使おうとしていたものなんだけれど、女の人の口紅・・・
赤だけでもあんなにあるのに・・・どれでも一緒じゃん・・・こんな考え方になる人は、

こだわりが少ない。逆に沢山の中から選びたい・・・そんな人にはぺきぺきはたった3色
しかないの?じゃどれでも良いわっ・・・・って感じにもなる。

人によってこうも違って来る。ここを後は私の腕次第・・・うふふふふって思えるように
ならないと、腕の向上には繋がらない。

そこで3色と言えど、違う色なのだから、何がどう変わるのか?をしっかり判った上で、
選択する癖を付ける。まずは良くモチ-フを見て・・・。

よりリアルに作るのなら、左側の大きなパ-ツの色合いが似ていると思われるのね。
ただより可愛くしたいのなら、迷わず明るい赤。でもなぁ・・・って人は暗めの赤。

こんな決め方になると思うのね。なのに口は赤・・・これは単なる思い込み・・・。
きちんと根拠を持っての選択。つまり自分の目指す所・・・ここを明確に。

自宅の犬を作るのでは無く、自宅の犬を可愛く作るのか?自宅の犬をリアルに作るのか?
こんな表現に沿って、すべて色を決めて行く・・・こんなスタイルに慣れる事。

単なる色選びをしたいのなら、下絵をきちんと素晴らしく描く事。
それはセピアのミッキ-とリアルな色の縮小ミッキ-のぬいぐるみでご理解願いたい。

どちらも素敵だが、最後は好み。そこにたどり着く前に、形はきちんとリアルに縮小。
つまり形がしっかりしていれば、色は単なる好みに過ぎない。

問題はまだまだしっかり切る事はままならない、下絵ももどかしい、こんな状況では、
自力での下絵では難し過ぎる。そこで輪郭線のみは頂いて・・・とスタ-トすれば、

大きな失敗は無く、デッサン力を問われずに進む事が出来る・・・そんな感じなのね。
だから、今はザックリ表現すれば、ぺきぺきではデフォルメして可愛い作品を目指し、

固いタイルではリアルに再現・・・そんな事を目指すと良い。ただそれをも超越すると、
この後のオ-ドリ-作品のような例外も出て来るのだけれど・・・・。

さてそんなこんなのもうひと方。


市松模様で立ち上がりと正面の縁取りをバックミュ-ジックのサザンと共にルンルン気分で進めていたのね・・・・楽しいぃぃぃぃって。

そんな中、サザンって言えば、先日地元でライブあったじゃないですか?あの時に、
チケットが無い人達が、臨場感だけでも味わいたいって、路上や浜に陣取って聞いて

ましたよねぇ・・・・?って言うと・・・・・自分の顔に指を指し・・・わ・た・し。
えっ、行ったの?ぉぉぉぉぉぉぉ。こんな身近にそんな人がぁぁぁ。

どうりでノリノリで張っていた訳だわっ・・・じゃ次回もサザン持って行こうっと。
あははははは。と言う訳で、ここは痛みなしのお教室だったのね。

そんなこんなでアトリエに帰り、オ-ドリ-教室。


今日は忘れ物やらなんやら、駄目だったなぁ・・・って言うと、本当ですね・・・・
駄目ですね・・・って反省。そんなこんなで反省もしてからの・・・・でもね、

何一つ失敗してないんだよっ・・・・全部切り抜けたんだから。何一つも・・・。
じゃ立て直し。

そんな中で、作品作りをすると、高級なかぼちゃの馬車が作りたいって言うのね・・・・
ただ当初は白っぽい・・・って言うのが付いていたはずなんだけれど・・・って言うと、

回りを見渡して・・・かぼちゃはオレンジかな?じゃかぼちゃをオレンジのガラスタイルは駄目ですかぁ・・・・?って言うので、ばかちぃぃん。

それじゃハロウィン色が強くなっちゃうだろうがっ。季節を限定しちゃい過ぎ。
ですよねぇ・・・・ん・・・そんな中、俺はオ-ドリ-の下地のペンキ塗り・・・・

白で良いんだよな?・・・んで艶あり?なし?・・・・ん・・・・って言うので、まっ、
無いが良ければ、ペ-パ-掛けしてくすませれば良いっかっ・・・ってスタ-ト。

その間もずっとたわいも無い事を話続ける・・・お互いにね。ただここに暗黙のル-ルが
あって、どんな話であっても必ず結論としてはどっち?の質問はさせて貰うのね・・・

まっ簡単な話なら、海が好きか山が好きか?そしてその理由。嫌な理由と好きな理由。
どっちでも良いとか、別に・・は禁止。必ずきちんと向き合って貰う・・・これがル-ル

そんな事をし続けて数年経つと、恐らくこの話はこっちを選ぶであろう・・・なんて予期も出来たりもして来る。その確立も上がって来るのも経験値なんだが、

時に、こんな鉄板な質問では・・・・こっちだろうなぁ・・・そっちかいぃぃぃって
事が起こったりする・・・・そこが大きくほじくり返す場所なのね・・・何故?どうして

・・・・・いつもの考えなら、こっちのはず・・・・ってね。何で?理由らしき理由が
見つかるまでずっと・・・・勿論、時間を掛けても進展しない場合、手を変え品を変え、

道は外れているように見えても、聞き出したい事は1つ・・・・徹底的に深層心理を探って見る・・・・何しても弟子だからね・・・・完全にこっちが何をしているのかも判った

上でね・・・・要するにきちんと向き合った時間が、2人がかりでオ-ドリ-の理想の追求になる訳で・・・本人も考え付かなかったような、でも本人が素敵と感じる・・・

そこを見つけ出す・・・そんなきっかけの掴み方を教えるのが俺の仕事。
それが、こんな調子の悪い日でも、きちっと向き合えるようになったのは収穫である。

そんな中、カボチャの馬車の方向性は見つかったと思われる・・・


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