katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

今日はオランダシシガシラ

2013-11-07 23:29:11 | モザイク作家
朝、かぐやといきなり技術論。師匠は抜けたんですね・・・まあね。
気が付けば簡単な事だったのね。完全に日本シリ-ズの田中投手から教わった・・・。

当たり前の事だけれど、場面場面、人によっても投げる球を変える。
つまり大作も小物も変えて当然。だけど大事なのは、どう変える?って部分。

これがね、言われると簡単な事なんだけれど、まずは大作って言うのは、沢山のパ-ツで
構成されているよね。けれど、沢山って言っても丸だの四角だのって模様にするのなら、

別にきちんと切れるようになったのなら、難しい事では無い。これが点で描くって意味。
きちんと切れれば、このパ-ツはここでしか使えないって訳じゃないから、

切り置きも出来る。それが線で描くとなると、上級者になる。1つ目を決定してそれに
2つ目を合わせる・・・だから、順番に張って行かないとならず、切り置きは難しい。

当然、大作には両方のテクニックが入っている・・・そもそもかぐやは大作では、
何度も結果を出している。では、その人が小物と向き合うには?・・・となる。

勿論、デフォルメをして簡素化する・・・そう言えば間違ってはいないし、むしろ合っているのだけれど、それを完成形にするには当然デッサン力が問われる。

まず基本から着崩しとなると、きちんとそのモノに見える・・・つまりリアルに掛けた上で、強調すべき場所を選んで大きめにする・・・簡単な説明ならチョロQとかSDガンダム

みたいなあんな感じ。事故にでもあった感じで縮んだ感じって言うのかな?・・・・
難しいでしょ?そう考えると・・・簡単そうなのに・・・可愛く見えるから・・・。

つまり可愛いって言うのは、ある意味安いとも言えるし、簡単でもあったり、
思い込みや勘違いなんだろうけれど、安易に見えるものなのね・・・。

だから、見る人が上目線であるから、そう見えたりするのね。きちんとふざけて、
バランスを崩し、そのアンバランス差を良しに見せるテクニックだとも言える。

だから、完全に絵の上手さが相当要求される。では違う考えで、次はキャラクタ-。
オリジナルで可愛いとか素敵ぃぃって言われるものが描けると、それはそれで完成となる

これはもっと難しい・・・もはやこれが出来るのなら、漫画家やイラストレ-タ-の方が
近道な気もして来る・・・・。これでは小物は難しいままになってしまうのね・・・・

そこで1つアイデアとして、俺はやらないけれど、気に入った写真をコピ-する。
そして輪郭だけを頂く。そうすれば簡単に進める事が出来る・・・

ただそれではリアルなままになる・・・そこで例えば目だけ大きめにする・・・・とか、
その特徴を強調する為に、そこだけ大きくして見る・・・他はそのままで。

つまりこれなら、ほとんど動かさずに1点だけを変えるだけで良いので、デッサン力が
問われる・・・とそこまで追い込まれる事が少ない。

これを大抵、大作の人達には提案をする。これを踏まえて切る事が上手くなった人が、
小物を作るのに、もし同じ様にしていないとするのなら?・・・・

じゃもう少し具体的にすると、上手いと褒めたのは切る、張るの技術と大作の結果。
そしてそのオリジナル感だとすると、要するに手の込んだ事は認められた事になる。

つまり大作の下絵も褒められた事になる・・・下絵とは?図面だったり、楽譜だったり、
いずれにせよ、それさえあれば演奏や作成のみとなる・・・

ほら段々と紐解けて来た・・・じゃ小物の下絵は何分で描いた?・・・・ほらね。
要するに切る、張るが上手いと褒められ、大作の下絵もモザイクにふさわしい下絵となり

結果にたどり着いたとするのなら、その切る、張るの技術に見合った下絵が必要となる。
つまり切る、張るの技術を身に付け始まった様子を見て、今度は下絵を厳しく取り締まる

・・・そんな指導となる。それで結果が出たのなら、小物とて同じ。いかにモザイクを
やる人物に負担を掛けない下絵を描くか?になる。

つまり小物作品って言うのは、大作にも負けない下絵がすべてになる。ではその下絵の描き方となる。まず難しいのはさっきも言ったように流れを作る・・・線で描く・・ここ。

そこで、まず必ず1cmタイルの他に、ガラスタイルやエミリアのような大きいタイルを
併用する事。ここが大事なのね。つまりこの大きいタイルが早さの手助けとメリハリの

2つを補ってくれる事になる。勿論、ぺきぺきの併用でも良いのだけれど。
そして下絵。例えば花だとして、ぺきぺきのように葉脈を1ブロックで区切ったり出来る

・・・だから最低6パ-ツで何とかなる。これが1cmタイルだったら?・・・・ほら、
必然的に流れは作らないとならないし、何十パ-ツの集合体になるのかな?・・・・

そこにグラデ-ションなんて言い出したら、考え抜かないとならなくなる・・・・
さっきのぺきぺきの場合、下絵の通りに切れば良いだけ・・・と考えずに進めたのに。

ほらね、時間が掛かる・・・。そこで小物の場合、大きくでもガラスタイルやエミリアを
3.4枚使うと、葉脈の半分には届く・・・こんな程度の大きさで下絵を描く。

そんなのを目指すと良い。勿論、画力があれば、そんなに悩む必要は無いが、もし無理なら、描きやすい大きさで描いて、後は拡大、縮小のいずれかをして完成・・・

これがしっかり出来れば、図面や楽譜に相当する下絵が出来る方向にある。
これを理解出来れば、かなりしっかり進めるようになると思うのね。

では、ついでにこんな比喩も入れて置くとして、例えば大作って言うのが交響曲とする。
何か音楽に精通しなくても、時間は掛かるし、格式高く、凄いんだろうなって・・・・

そんな気がしないかな?それを作ってしかも演奏するなんて・・・もはや達人?って、
感じ無いかな?じゃ小物ってどんな感じだろうか?・・・・

可愛いぃぃなんて表現されるのだから、童謡や子供向きアニメ・・・じゃアンパンマン。
可愛いねェェ・・・一緒に歌おうかぁ・・・って感じになるでしょ?

それそれ。さっきと違って簡単お手軽・・・マネすんの簡単・・・そうなるでしょ?
楽譜無くても歌えるし、絵だって描けるよね?・・・・ここが大きな勘違いなのね。

つまり、それを考える・・・それを作り出すのは、どちらとて一緒。
けれど方やフォ-マル、方やカジュアルって感じだけれど、きちんと作り込んでいる。

ニュアンスで言えば、方やフォ-マルの方は、頂点を目指しているように思われ、
追従を許さない・・・って感じで、己の腕を見せびらかす・・・どうだと言わんばかり。

方や、カジュアルはそこを崩して行き、いかに親しみ易く、みんなにも出来るよっ・・・
ほら、簡単でしょ・・・ほら、歌って見よう、描いて見よう・・・ってそそのかして、

くれるような感じ・・・って言うのかな?そうね、出来るかも・・・って思わせてくれる
・・・そんなもの。いずれにせよ、きちんと出来る人が両者ともやっていると思うのね。

これを踏まえたら、切る、張るが上手くなった人は演奏が上手くなったとか、図面が
描けたとか、料理が上手いとか、・・・そんな感じなのね。

けれど歌が作れる?肉じゃがじゃなくて、創作料理作れる?・・・ここなのね。
つまりその技術が演奏する、料理をする、だけでなく、オリジナルなのね。

つまり図面、レシピ、楽譜があれば、スイスイ出来るようになっただけで、それがきちんと出来ないのに、いきなり演奏を始めたり、いきなり料理を始めたり、のこぎり持ったり

・・・・そんなやり方をしてしまった事になる。これが楽しかったのは体験教室。
ノリで作っちゃった・・・ササッと。お手軽簡単に・・・まずまずで。

けれど、上手くなっちゃうと、納得のハ-ドルは上がってしまう。その自分が満足するには、相当な出来栄えじゃないと満足しなくなるのね・・・・それが向上した人達。

それを時間を掛けて、手間隙惜しまず、焦らず、しかも追従を許さない妥協無い大作・・
それは交響曲のようなものなのね・・・それが出来た人や目指してやっている人に、

小物も作るんだよ・・・って意味は、すべてここにあったのね・・・・。
上手くなった人達へ、楽しみと自分の腕試し・・・小物だよ・・・って目線で、

作品には飲まれない・・・で、それでいて難しい・・・上手くなった自分と向き合うって
・・・って意味を判って貰う為にね・・・・。ただ得意、不得意が人にはあってね、

大きな作品はやりたい事を満載に出来るけれど、小物はそんな作り方は出来ない・・・
こんな葛藤の中で、素敵な自分探し・・・・となる。

当然、これだけ言うのだから、こうしてまた1つ結果は出した・・・可愛くリアル・・に
両者共に成立する・・・そんなものが俺のスタイルなのかな・・・小物って。


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今日も金魚小物作品2点、蝶尾とらんちゅう

2013-11-07 08:02:42 | モザイク作家
朝、日高氏から連絡が来て土曜日、ユ-ミンママの掲示板の取り付けに行ける・・・
そんな訳で、ママに連絡すると、夜なら大丈夫となって、それを日高氏に折り返すと、

しばらくして日曜にしてくれないか・・・・と返って来る・・・そんな訳でまた、
ママに連絡して・・・・日曜の夜に変わった・・・フレスポ稲毛のお教室を終えてから。

いずれにせよ、何とか決まって・・・・かぐやのいる日曜の夜になった。

そんなこんなで始まった1日、そんな中、まずは先日忘れてしまったみどりの拡大コピ-から・・・・先日、Unidyの下地の時に行ったらお休みで・・・。

これが、これだけの回数行ってて初めて判った事があって、840mmを越えると、値段が
上がるんだぁ・・・って事。結局、2枚に分かれちゃったんだけれど・・・・

ただ、それでもここまで大きいと、拡大コピ-に限るのね。
そんな訳で、アトリエに戻って金魚の小物製作。実はいくらかやってあったので、

結果からすると、2日で3つ作れる・・・・そんなペ-スで進行・・・。



何だろう・・・・みんなに作って貰った時、俺がこの作り方を理解して、更に大きさを
小物である大きさ・・・これであったとしたら?・・・・

きっと楽々作れた事だろう・・・もっと簡単に・・・。ただね、あの大きさで、
あのウロコで・・・ただそのお陰で、あのグレ-ドになった。

これだと小物の扱いで、あれは大作・・・・

横に置いたカッタ-から判るように、そんな大きさなのね。
つまり、大きさから言ったら、みんなのはこの倍くらいなのね・・・つまり金魚の場合、

カッタ-1本だと小物で、カッタ-2本だと大作に見える事になる。
では、もっと掘り下げて見る・・・昨日のサンプルもほぼ同サイズ・・・ただこれなら、

同じ大きさでも、この金魚が高そうに見えるだろうし、、時間も掛かっているように、
見えるだろう・・・しかし、実はサンプルの方が時間が掛かっているのね・・・

それは自分の実力を出してはいけない・・・ってやっているから。
やるのは初心者で、それをマネしてやろうとするから・・・・

だから、押えて押えて・・・ってやると、これって出来るのかな?無理かな?・・・となり
その内に、いつしかとてもシンプルとなり、作る姿勢として、これ見て器用な人は

もっとアイテムを増やして、それよりも良く作ってくれるだろうし、逆に四苦八苦して
作っている人には、丁度良いサンプルに・・・って具合に、終わって見ると、

そのサンプルはその会場に溶け込んで、真ん中くらいの位置にある・・・そんなイメ-ジで作っているのね。そんな事を考えると、毎回頭の痛い話となる・・・

しかも値段もほぼ決められているようなものだし、常に新しいもの・・・となる。
これが小物とは言え、俺自身の作品となると、全力を出せる。

さぁ、見て貰おうかっ・・・ってね。この時点でさっきとは全然違う事になる。
さっきは素人相手に・・・って感じだが、今度は腕を買って貰うのだから・・・。

これが先生katsuと作家katsuの大きな違いなのね。しかも、小物だらけを置いて、
katsuとします・・・って展示販売になるでしょ?意地も張りたくなるでしょ・・・・。

これがkatsuの実力です・・・となるのだから。

前回のデザインフェスタでは、ブ-スの大きさからも、1点の作品の大きさも、
4.50cm程度となった。けれど今回は、会議用のテ-ブル1つ分。

当然、作品のサイズも変わって来る。けれど良く考えて欲しいのは、作品の中身は2倍。
外見は4.5倍って事なのね・・・・。ほら難しくなって来た・・・。

前回は3日を目安に作った感じで、今回は1日1.5個・・・。

もっと難しいのは、金魚の生体ならきっと、らんちゅうのが高いだろうけれど、
作品の大きさもみんな同じくらいで、見る人はどう感じるんだろうか?・・・・

そんなこんなで、じゃ値段は?・・・となると、前回は売れる値段は付けていなかった。
そうね、会場の中の値段としては高かったと感じただろう・・・と思われる。

売る為に媚びる・・と言うよりも、いかがですか?・・・そんな感じで・・・。

じゃ今回は?みんな目当てなのは生体だと思うのね・・・しかも何万もするものも買うような人達がお客さん・・・ただね、それだからって構って貰えるか?となると、

購入して頂くには、相当気を引かないとならない。えっ?・・・何これ?ってくらい。
何しろ金魚な名前をすべて知っているような人達とは言いつつも、モザイクを知っている

とは限らない。いかに目を引くか?なのである。ただスペ-スとしても小さい・・・
ここも考え所なのね。そんな事も色々と考えつつ・・・となる。

作り手が作りっ放しのみ・・・それは大先生のやる事。俺は手売りなのね・・・
企画、営業、販売、発送・・・制作だけじゃなくて、すべてなのね・・・

売る事も考えないとならないのね・・・さてさて、どうするかね・・・?今回は。
そうね・・・所詮小物なんだから・・・小物価格になるんだろうね・・・小物。

いずれにせよ、イメ-ジとしては、いつかあそこで売ってたんだ・・・昔・・・
買って置けば良かった・・・そう思って頂けるような・・・そんな感じかな・・・。

少なくとも、ここの前を素通りされないようにしないとね・・・あはははは、これじゃ
いつもと同じかぁ・・・。変わるのは制作時間だけじゃん。


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