katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

ロン教室の最終日

2015-09-09 07:00:47 | モザイク作家
今日は10時からロン教室最終日。本日の内容はと言うと、ギターの弦に見立てたゴムを張る為の金具などを取り付け、更に木部の補修と2度目のペンキ塗り。更に先日ロンが自宅で作ったそのギターを飾る台の目地・・・・そうね、はっきり言って時間の予定が全く立たない・・・って状況。

それはどう言う事か?と言うと、ペンキやパテ埋めと言った良く出て来る作業は、大体時間は読めるしほぼ問題は無いんだけれど、じゃ弦みたいなゴムを張る・・・なんて、この世でやった事がある人なんているのかな?・・・・・

そもそも誰もやった事が無い事なんて誰も教えてくれない。しかも先生の立場の俺ですらやった事が無い事を一緒に考えて、どうしたら出来るか?みたいな、やって見ないと判らない事が何時間で出来ますか?なんて読めるはずがないのね・・・・・。

けれど、ここに問題があったりする。今のは俺の心境であり、工程だったりする。じゃロンは?・・・・もし俺とは違って、後は前回やったペンキやパテ埋めはあの位の事で・・・・と経験値があって時間も判っていたりして、尚且つ、ただゴムを張るだけじゃん・・・。

更に大きい台とは言え、後は目地だし・・・・それだってギターの目地をやった事あるし・・・と、もし安心して楽勝と思っていたとしたら・・・・。
まず間違いなく、思っている事が起こるはず・・・・そんな油断をしていたら?・・・ね。

ただどう思っているか?なんて、始まらないと判らないけれど・・・・。そんな中、最終日なんで総括なんて話をしつつ、進めたのね。
そんな中、お昼だってほか弁で一瞬の時間で終了なんて感じで、おさぼりなんて一つも無かったけれど・・・・。

結果としては全て終わったのは7時過ぎ・・・・つまり9時間ちょいとなった・・・・。そんな中で、こんな台とこんなギターとなったのだけれど・・・


大きな台なんで目地を練り過ぎないように、何度かに分けて練ったんだけれど、時間短縮の為にロンに目地を塗るのを任せて目地材を取りに行った瞬間、あっ・・・・って声がしたと思ったら・・・・・ガチャーン・・・・・



って落として壊れる・・・・。本人はショックな色を隠せない・・・・ばかちぃぃぃん。こらこら、そんな事でいちいち暗い顔をすんなっ。
必ずやった事の無い事なんて失敗は付き物で、成功ありきで考えている事が浅はか。むしろ完全なる成功なんてあるはずが無いくらいで丁度良い。

そんな事よりもやってしまった失敗をどう直すか?であり、その気持ちの立て直しが大事であり、いつも言っている物事、折角なんだから、折角壊れたんだから、立て直しをする為に、失敗してしまった・・・・ってやってしまった・・・と自覚する為に写真を撮って、大失態した事も製作日誌に・・・書けってな話なのね。

大体、良い事だけの羅列なんて気持ち悪い。毎日毎日素敵に出来た・・・嘘だろっ?普通は失敗したり、上手く行かなかったりの繰り返しで、日常が常にハッピーなんて、少なくとも俺には考えられないね。むしろ売れっ子になったって、別の悩み事に変わるだけで楽なんて事があるとは思えない。

そもそももしモノ作りに悩み事が無かったとしたら?もし思うように投げられたり、打てたり、蹴ったり出来たら?常に素敵な歌を作って歌い続けられたら?・・・・あはははは、見て見たいわっ。別に興味は涌かないけれどね。だって常にそう言う人達は必ず人には理解出来ない程の努力ありき。

しかも、努力した所で、時間を費やした所で、結果が付いて来るとは限らない。出来たら良いな・・・の気持ちの強さと続ける折れない心でやるもんで、それが出来た人の中のほんの一部に成功がやって来るってだけ。

そもそも最初から上手い奴らは大抵続かないもので、俺に取ってはラッキーな話。おっと話を戻して、そうやってオープンにする事で失態をきちんと自覚すれば、2度と再びやるまい・・・って気持ちになる。がしかし、そう言う心を削られないとね、いくら言っても、何度やっても身に付かない。

良い経験なんじゃないかな?モノは壊れる・・・・って事。100円ショップで買ったものなら、また買えば良い。今日の今日ならお金の問題で解決。
しかし、コツコツと積み上げてやっとの思いで作ったものは、どんな気持ちになる?・・・・痛め、痛め、素晴らしい経験値。

さて痛んだ心を立て直すには?さてどうする・・・直す時間をいっぱい取られれば、本末転倒・・・・大事なギターの製作の時間をどんどんと奪われる・・・・良いね・・・・最後に追い詰められた感じがね。

そもそもくだらない話で、調子の良い時に調子が良いのは誰もが一緒。そうじゃなくて窮地に追い詰められた時、そこをどう切り抜けるか?そこが見せ所なんじゃないの?・・・・自分の力の・・・・あははははは。勿論、その上を行くなら失敗しなきゃ良いだけだろうけれどね・・・。

まずは心配すんなっ。こんな時の保険で俺は雇われているようなもんで、ロンよりもはるかにマシな訳で。この程度の破損なら俺でも直せる。
だから元には戻る。がしかし、木工部の復元よりも本当にこの衝撃でタイルは剥がれないのか?・・・・こっちの方が心配・・・。

そもそも俺が教えた訳じゃない。もしきちんと隅々までボンドを付けていなかったりしていると、1枚ずつの張り方は教えたが、ネットのままで張るなんて教えていない・・・・その事のしわ寄せなんて事が後々響く事があったりして・・・・。

そんなこんな予定外の時間も取られつつ・・・・最後は情緒でも交えて・・・じゃあね・・・お疲れぇぇって別れるはずだったが、てんてこ舞いになって、まるでドリフのコントの模様替え位ドタバタとしたロンの最終日だった。お疲れ様でした。

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