katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

高洲公民館のサークル活動とカメレオンのモザイク完成

2015-09-17 06:49:24 | モザイク教室
今日は月に一度の高洲のサークル活動。それでは枕無しで一人目。今日は間違いなく話題が多いこの方から・・・。まずは、この夏に旅行に行ったって事で、おみやげを頂いて・・・・そんな話を枕に、先日の地震でなのかな?ゴトンって音がしたら、作品が無くなって・・・・えっ?って感じだったらしく、

どうやらタンスの隙間に落ちたらしく、ご家族の協力あってタンスをどかすも、破損・・・・ってな事で、補修からスタート。
そんなこんな話の中、実家が茨城なんで様子を聞くと、大丈夫だったらしく・・・・ただいつも通っている道もあったらしい。

まぁ何も無く何より。そんな中、カメレオンの作品を見て、細かいぃぃ・・・って話になり、真面目に教えたりしちゃったのね・・・・。


まっ、この人なら左手の持つタイルの頑張りと右の握り方の加減、そして大事なのは喰い切りに左の親指をいかに入れられるか?
・・・そんな話をしつつ・・・・お次はタピオカ。


もうコロの白のクラッシュをひたすら入れるだけだから時間の問題。いよいよ完成って話。お次はのりちゃん。


タピオカとのりちゃんは遅れて来たんで、あまり進んではいないのと、何しろのりちゃんは久しぶりなんで、来るなり忘れられちゃったんじゃないか・・・・って心配でしたぁぁって登場。大丈夫なのね、心配無いのね・・・・ただ久しぶりだと、こんな事はとても難しいのね。

何しろ左右対称みたいなパーツだし、若干えぐる場所はあるし・・・・難しかっただろうね。ではお母さん。


ここは心配なしなのね。何しろアトリエに来ている分、最低1回分サークルだけの人より多いのだから、教えた事もしばらく振りで忘れちゃった・・・・って事は無いのね。だから、ほぼ見なくても間違いが無いのね。ここはお見事。では最後にキウイ。



いよいよバックに入ったのね。そしてバックのアイテムの桜を入れたんで、次回川を入れれば、後はクラッシュのみだろう・・・。
ここは、先日のくじらさんと同じで、ただクラッシュを入れる・・・では無かった場合、こうしてきちんと何かそこに入れて、その後にクラッシュ。

くじらさんはそこが文字になったって言う話で、キウイはそこが桜と川になったって言う話で、全く同じ事なのね。それがキウイの上手さが1つ頭を抜けているのは、切る事の上手さもさる事ながら、情緒の出し方なのね。きちんと自分がやった事を理解した上で、バックを考えているのね。

例えば、お内裏様とお雛様がきちんと正面を向いていない事で、これは人形では無く人な感じになる。これが正面なら、ぼんぼりとか台とかになるが、2人が向き合っていて、そこに川があって桜なんて、また春が来て歴史が積み重なった・・・みたいな観る人によっては、そんな風にも見えるのね

・・・・。しかもこんな小さい中で、それを表現しようとしている・・・・流石にキウイなのね。こんな事を踏まえてこれを見て貰いたいのね。


目地を入れて完成させたのね・・・・アトリエに戻ってから。実は観て欲しいのはこっちの方。


これはね、それはそれは初期の頃の俺の作品なんだけれど、裏のサインを見ると平成13年って書いてあったのね・・・。どう?比較して。
同じ人の作品には見えないでしょ?・・・・消してあの時、楽もしていないし、むしろ今のカメレオンよりも必死に作ったのね・・・・・。

きっと時間だってあの時の方が長い。もしあの時と違う事があるとしたら・・・・上手くなっていると思われるモザイクのキャリアと下絵に掛けるきちんとした時間・・・明らかにそこは違う。ただそんな事は観る人には関係の無い事なんで、何年前だろうがなんだろうが、結果が全て。

その時にモザイクをした事が無い人はただ好みのみとなる。けれどモザイクを知っている人は、古いほうの作品のデコボコに気が付いたりする。
これ何ですか?・・・・みたいにね。そう素材の違いに気が付くのね。自分の見た事の無い素材だったりしてね・・・。

これが肉なら、食べた事が無くても、細かく白と赤が入っているから・・・・もしかしてこれが霜降りぃ?って言っているようなもんで、これガラスですか?・・・・って切った事が無くても、判ったりする。ちなみにこのガラスタイルはズマルトって言って、キャラメルのような厚みがあって、

歴史的なモザイクの壁画に良く使われているもので、1キロ7000円で2キロ単位だったのね・・・・当時は。つまり1色14000円。高級ブランド肉と大して変わらないのね。それに比べれば新作は、貰った銘木を彫ったのと、1cmタイルのみ。だから高級な肉では無い。

つまりもし良く見えたらシェフの腕になる。ただそんな比較を出来る人は相当モザイクを知っている人になる。じゃ知らない人は何処の何を見て評価するのだろうか?・・・・それを人の好みって単純に表現してしまうと、何かもはや偶然狙いのバッターって感じになる。

きちんと根拠立てて考えないと、その内に数打ちゃ当たる・・・って言っているように聞こえるのね。それでは良い先生とは言えないでしょ?
何故?って話が言えないと・・・そこで思うに、簡単なのはカメレオンが嫌いみたいな人はどっちも嫌いって言うかも知れないが、

そうなると話は終わっちゃうので、どちらか?って言うと、リアルよりも可愛い方って事で、昔の方を選んだりするのかもね・・・。
ただどっちが高そうに見える?・・・・って言うと、きっと新作の方を選ぶと思うのね・・・その理由の1つは銘木・・・。

それとね、誰もが第一声が細かいぃ・・・って言うのね、新作は・・・つまり細かい事は凄い事に繋がるらしい。
ただ良く判って来たのは、作る大きさ分の1パーツは一体どの程度が適切か?って話で、細かきゃ良いって話では無いと思うのね・・・。

だからキウイの場合だと、そもそも下地が小さいからパーツは自ずと小さくなり、それが切れるか?どうか?って話になるのに、凄いのはそれを単なるクラッシュでやっていない事なのね。つまり未だにクラッシュを温存している事なのね。この小さい中でね。

そう考えると、新作カメレオンは単純ないびつな丸みたいな繰り返し・・・・実はここに秘密がある。昔なら必死に丸を切っただろうね。けれど今の俺はそうはしない。いかにどんな形の皮膚なのか?・・・であり、丸さの追求では無いのね。むしろ丸の方が適当に切り置き出来るから簡単。

ただそれはきちんと今は切れるようになったからであって、初期の頃なら必死で丸を切ったんだろうね。それをわざと丸く切らない。
つまりわざとボールを投げる・・・ストライクばかり取りに行かない。ここに緩急・・・つまり大小なんて事を切り分けたりして、更に変化球・・・

そこに色も巧みに・・・って使えると、よりリアル感が求められる。ただそんだけ。こんな簡単な事が判るまで10年以上も掛かったのはまぬけな話だが、やっとまたきちんと教えられるネタを得られたのだから、それはそれだが、だからと言って教えられるか?となると、そんなに簡単じゃないのね。

そこに先生として説得力とか説明とか、話術なんてのが必要になる。誰もが同じように同じスタイルで習いに来ている訳じゃないのだから、どの程度の質をどの程度の時間で作るつもりなのか?・・・・って話で、見極めを失敗すると、相手の思う仕上がりや掛かった時間の長さにへこたれちゃうし、

いずれにせよ、そこにサンプルも無ければ、しっかりした下絵すらも無い見切り発車・・・それを踏まえれば、いかにみんなが上手く見える作品を作っているか?が更にアップして見えるはずなのね。だってこの腕を持ってして、もしもう少し本気な下絵の時間を掛けたとしたら・・・・?

そりゃまだまだ上手くなるのだから、実に楽しみな話でしょ?ねっ。ただね、誰もが下絵って話じゃなくて、きちんと切れるようになったら・・・って話で、そろそろ大作やりたいな・・・・って感じの人になったら・・・・って話。

最初は楽しくどうぞ・・・なのね。あはははは。もっとおかわりしたくなったら・・・・ってな話。
いずれにせよ、最終的にはプロはじゃいくら?って事になり、じゃ一体どっちのカメレオンが高価なんだか?・・・・って話。

同じ料金ならどっち?とか、いくら必死でやろうが、材料が高かろうが、楽々仕上がろうが、そんな事は関係無い。その価値と金額が折り合い付くか?付かないか?だけであって、ただ良いね・・・ただ上手いね・・・凄いね・・・は、プロなら当たり前の話で売れてなんぼ。

まぁやって見ると厳しい話である。ただあの頃よりは腕も心も成長しているとは思えるのね・・・・自分でも。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする